本をいっぱい買ってしまう。そして、定期購読の業界誌も月1で届く。
気持ちだけは読む気満々だけれど、読み始めて30分くらいで、こっくりこっくり眠ってしまう。
読み終わればすぐ中身を忘れ、ためになったわ~と思っても、全然身についてない。
気持ちと体力・集中力がかみ合わない、そんなお年頃です。
(この前は、洗顔クリームで歯を磨いてしまった・・・大丈夫か私)
本に限らず、プライムビデオも見たい、動画もあるよ、ネットニュースも見なくっちゃ、メルカリもどうなってるかな?録画もいっぱいたまってる、ブログも更新しなくっちゃ。そうだ、英語はどうした?ピアノもね。
あ、体操もダイエットも。髪もツヤツヤにしたいわ。
一体、何をしたいのやら。
それ全部、しないとしても他人は全然困らないんだよね。と、はたと思う。
本を読もうが読むまいが、いろんなことを知っても知らなくても、痩せようが太ろうが、他人は全然困らない。
現代人は自分の欲望という牢獄にいるんだそうです。(若松英輔先生の「はじめての利他学」より)
確かに。
古代ローマの哲学者の著書「人生の短さについて」にはこう書かれています。
「われわれは、短い人生を授かったのではない。我々が人生を短くしているのだ。われわれは人生に不足などしていない、我々が人生を浪費しているのだ」
返す言葉もありません。