副タイトルを「
苦労の墓参」と書こうかと思うくらい 今回の墓参は「んっ」でした。
JR九州豊後竹田駅から直線で 北北東方向約4Km弱の場所に「法師山」と言う山があります。西南戦争では 九州のあちこちで官軍と薩摩軍が激戦を交えました。当時、大分と熊本の中間点「豊後竹田」もそれを回避することができなかったばかりか、どちらに味方するか 武士だけでなく商人も困ったように聴いています。
「法師山」は 竹田の城「岡城」をやや見下ろすこともできる要衝であり、一時は薩摩軍に占領されていました。明治晩年生まれの母は その祖母(小生の曾祖母)から 法師山での決戦の様子・・・「夕刻、刀をキラキラさせ頂上に登る薩摩軍を見た」との話を聞かされたことがあったとか。
前置きが長くなりましたが、墓地は「法師山」の隣の丘の頂上にあります。
・・・・・ とこらが!!!!! ・・・・・
墓地に登る道には 10本弱の太い木が、今年の台風18・19号の暴風で倒れ、道を塞いでいました。
登り口は この横に倒れた倒木の間をくぐって・・・・・
友人O君に借りたナタやのこぎりで 何とか処理できる木を伐り進み、縦に倒れた倒木は 乗り越えて・・・・・苦難の山登り
漸く登りの中間点まで 姉たち(82歳&77歳)を誘導!!!!!
左前方が 「法師山:標高374m。 中央、雲のある場所に「阿蘇五岳」があります。
思い出してみても、子供の時から70年近く墓参りをしています。
しかし、こんなに荒れていたのは今回が初めてです。現在、自然保護の活動で里山整備もやっていますが、ほったらかされた里山の現状をを 改めて、認識。故郷を後にした小生としては 少し複雑な心持でした。