あの牛は歩いている

敬老の日のお祝いに教会から受けた贈り物の中にメモがありました。

２０１２年　人生の達人　愛兄姉へ　愛と感謝をもって　エールを贈ります！



あの牛は歩いている



光の中を　光とともに　あの牛は歩いている

あの牛は歩いている　ある一つのことを考えながら　ある一つのものを　見つめながら

人が障害と名付けるすべてのものを　踏み越えまた突き抜けて　あの牛は歩いている



あの牛は歩いている　のぼせもせず　のっしり　

しょげもせず　のっしり　ただ前へ前へ　あの牛は歩いている

あの牛は歩いている　ある日は消えゆく星を惜しんで　そっと涙を流し

ある日は重荷を運んで　ひそかに汗をぬぐい　あの牛は歩いている



あの牛は歩いている　ひずめの先から　角のてっぺんまで

光と愛情で　いっぱいに満たされて　朝を迎え　夕べをおくる

あの牛は人を憎むことを知らない　人を傷つけることを知らない

山々が天をのぞこうと　高くそそり立つように　およそ望みを限ることを知らない



あの牛は何も知らないが　ただ一つのことを知っている　

自分に中には　自分に知らない　自分があることを

だからこそ　どんなことが起こっても　挫折ということを忘れて

いつまでも　どこまでも　光の中を　光とともに　あの牛は歩いている　



あの　牛は歩いている　光の中で会釈しながら　今の今も歩いている

のっしり　のっしり　ただ前へ　前へ　あの牛は歩いている




詩篇

92:10 しかし、あなたは私の角を野牛の角のように高く上げ、私に新しい油をそそがれました。

92:11 私の目は私を待ち伏せている者どもを見下し、私の耳は私に立ち向かう悪人どもの悲鳴を聞きます。

92:12 正しい者は、なつめやしの木のように栄え、レバノンの杉のように育ちます。

92:13 彼らは、主の家に植えられ、私たちの神の大庭で栄えます。

92:14 彼らは年老いてもなお、実を実らせ、みずみずしく、おい茂っていましょう。

92:15 こうして彼らは、主の正しいことを告げましょう。主は、わが岩。主には不正がありません。