牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

エリム天国聖会

2005-09-23 07:27:51 | Weblog
 午前10時半より、エリム天国聖会。和歌山県橋本市・橋本バプテスト教会・平岡修治牧師がメッセージを語る。午前9時より4名がバプテスマ。
 10時より今年、母が召された家族とともに納骨式。聖会後は天国の饗宴さながら?の持ち寄りの昼食会。100名ほどの集まりになる。

 奈良市で富雄キリスト教会の開拓伝道を始めた頃、ある真夏日の礼拝で説教のために聖書を開いた。玄関から1人の老齢の紳士が入ってくると、そっとイスに座した。真っ白なスーツに真っ白な帽子。背筋をピンと伸ばしてまっすぐに正面の牧師を見つめている・・・。
 当事は赤面恐怖症、少人数(7名くらい)の礼拝で聖書も朗読が終わり、話し始めようとした瞬間だった。聖書の箇所を変えるわけにもならず、そのままドギマギしつつ説教を終わった。てっきり引退した牧師?と思ったが、元海軍(戦艦・南雲に乗っていた)の軍人で青年時代にクリスチャンになり、第二次世界大戦中富雄に疎開して来た84歳の方だった。
 キリスト教会の礼拝には30年間出席しないで、山の中(一番近い家が300メートルも離れている一軒家)で奥様と引きこもった生活をしていた。
 50年前にキリスト教会で再婚の挙式。相手はクリスチャンではなかったが、自分の信仰でクリスチャンにしてみせる!との確信だった。
 50年過ぎたが奥様はクリスチャンにはならなかった。そこで30年ぶりに富雄に教会があると知り、山の中から1時間以上も歩いて出てきたのだ。家内を信仰に導いて欲しいと、若い牧師に頭を下げて頼んだ。
 その後、山の中の家を訪ねいろいろお話を聞き、奥様にも会うことができたが、なかなかすなおに「アーメン、信じます」とは言わなかった。
 翌年、ご主人が召されたとの連絡を受け、牧師になって始めての葬式だった。納棺や前夜式、葬式や斎場行き、骨上げから納骨式。初めてのことばかりだったが、神様の助けで真剣に必死になって行った。
 大森米吉といい新潟出身だった。
 奥様はその後、富雄キリスト教会の礼拝に出席し、あんなに頑固でかたくなだったのに、ご主人を天に送ってからすぐにバプテスマを受けクリスチャンとなった。礼拝を一度も休まずいそいそと山の中から出てきてくれた。
 村の人たちは、「大森さん。どこへ?」彼女はにっこりと、「いいところへ!」みんなは主人が亡くなってすぐなのに、もう恋人?ができたのかと噂しあった。
 数ヵ月後、「いいところってどこですか?」と聞かれた。「富雄です」「富雄のどなたさんですか?」具体的に聞かれた彼女はにっこりほほえむと、「富雄キリスト教会です!」と答えた。村人たちは失望?(うわさの種がなくなったので・・・)もしたが、安心もしてくれた。
 
 大森美乃姉はそれから16年間、富雄キリスト教会を愛して礼拝を守り、誕生日が来るたびに、この年まで生かされたのはイエス様の恵みです。感謝しますと、記念品を教会に贈り続けてくれた。93歳で感謝!感謝!のことばを残して愛するご主人の待つ天国へと召されて行った。
 だれも引き取りてのない二人の遺骨を引き取り、富雄キリスト教会開拓伝道の初期に導かれた高齢の夫婦の励ましに感謝しつつ、アーメンと言えば救われます!と、イエス・キリストの十字架の救いを語り続けている。

 天国聖会はそのような思い出の残る50名以上の兄弟姉妹を思い、信じる者に永遠の天国が約束されていることを感謝し、天国の喜びを先取りして味わう楽しい祝福のとき・・・。ハレルヤ。
 天国は幸いな場所。最高の喜びと楽しみの場所。天国があることを信じると今、生きていることがどんなにすばらしいかがさらに分かるし、充実した人生を輝いて生きることができる。
 天国は敗北者が行くところではなく、人生の勝利者が凱旋する栄光の場所。
 たとえどのような病や問題に囲まれていても、その中でイエス・キリストの救いをアーメンと信じた瞬間、神の子とされ、罪が赦されて人生の勝利者に変えられる幸いを体験できるのです。アーメン(ほんとうですの意)!
 
黙示録より

7:9 その後、私は見た。見よ。あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、だれにも数えきれぬほどの大ぜいの群衆が、白い衣を着、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立っていた。
7:10 彼らは、大声で叫んで言った。
  「救いは、御座にある私たちの神にあり、小羊にある。」
7:11 御使いたちはみな、御座と長老たちと四つの生き物との回りに立っていたが、彼らも御座の前にひれ伏し、神を拝して、
7:12 言った。
  「アーメン。賛美と栄光と知恵と感謝と誉れと力と勢いが、永遠に私たちの神にあるように。アーメン。」
7:13 長老のひとりが私に話しかけて、「白い衣を着ているこの人たちは、いったいだれですか。どこから来たのですか」と言った。
7:14 そこで、私は、「主よ。あなたこそ、ご存じです」と言った。すると、彼は私にこう言った。「彼らは、大きな患難から抜け出て来た者たちで、その衣を小羊の血で洗って、白くしたのです。
7:15 だから彼らは神の御座の前にいて、聖所で昼も夜も、神に仕えているのです。そして、御座に着いておられる方も、彼らの上に幕屋を張られるのです。
7:16 彼らはもはや、飢えることもなく、渇くこともなく、太陽もどんな炎熱も彼らを打つことはありません。
7:17 なぜなら、御座の正面におられる小羊が、彼らの牧者となり、いのちの水の泉に導いてくださるからです。また、神は彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださるのです。」


 



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