牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

美崎兄弟が天国に召されて!

2006-04-23 07:52:26 | Weblog

「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。
わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです」ヨハネ14:1-3

美崎兄は、1998年4月14日(イースター)より、大阪エリムの礼拝に出席し、06年4月14日(日)イースターの朝、天国へ凱旋して行きました。
1954年(昭和29年)12月29日、広島生まれの53歳でした。洗礼を受けたのは1994年8月13日。奇しくもガンが再発し入院したのも同じ時期でした。
5年前に胃がんで3ヶ月入院し胃を全部摘出しました。牧師は堺の礼拝の途中毎週見舞い、週報を届け必ず聖書を枕元で読み、いやしを祈り続けました。
退院後はひとり暮らしのため、コンビニの弁当で食を取る状態でした。仕事も山本兄のお世話で引越しの手伝いやバザーの手伝いなどができ、礼拝を休むことはありませんでした。
昨年から顔を見るたびに、祈りとともに検診を受けるよう勧めましたが、やっと8月病院に行きガンの再発とともに、肝臓やすい臓にも転移しているとのこと。主治医から詳しく病状を聞くと、余命一ヶ月、長くても2ヶ月とのこと。
腹水もありましたが、手を置いて祈ったとき、主が留めてくださり最後まで腹水で悩まされることはありませんでした。
礼拝は神学生の迎えもあり、病院も外出を許可してくれたので、ほとんど休まず参加できました。
また、兄弟姉妹が暖かく声をかけてくれたり、直接病院へのお見舞や好きな物を作ってくれたり、上の握寿司などを届けてくれたり、ありがとうございました。
最後まで面倒を見てくれていたのは妹さんで、前夜式も葬式も身内で妹さんだけが参加しました。
前夜式は、15日(月)に平野区の葬儀会館(福祉の関係)で、妹さんと榮牧師、前田牧師、義嗣牧師、山路神学生、中西神学生の参加でした。
16日の召天式は、前田牧師が司式や斎場、骨上げから納骨までやってくれました。式には妹さんと高槻兄姉、津村姉、古川姉、加藤姉、松木姉は奏楽をしてくれました。
主の聖徒の死は、主の御前において尊い(詩篇116:15)とありますように、人生の馳せ場を走り抜いた人生はすばらしいものだったと思います。

自転車が好きで、日本一周したことを証に書いてくれました。その中から少し引用します。
「私は自転車で日本一周する計画を立てました。問題は自転車です。立派なサイクル自転車は5万円以上もし、私には買えません。
そこで、買い物用の20インチ車を1万5千円で買い、その自転車で日本一周することに決めました」
そして、鹿児島から種子島へ、復路は天草から下関を越えて山陰地方を経由して大阪へ。
96年には、今度は北海道へ。97年には沖縄へ、石垣島へも。復路は鹿児島から大分へ、さらにフェリーで四国へ渡り一周・・・。
「私はミニサイクル自転車で、日本一周することができました。おおさかを出発して全国を回り、大阪へ帰って来るまでの間、交通事故も怪我、盗難もなく、自転車の故障もパンクも一度もありませんでした。
私はハッキリと証します。まことに、主は私の救い主です!と。
わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのもの。わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。(イザヤ43:1,4)

イースターの朝、天国へ旅立って行った美崎兄弟は、今度はきっと全世界だけでなく、全宇宙を自在に回っていることでしょう。
再入院した日、「天国に行く前に読むと楽しくなる不思議なふしぎな天国ガイド」をプレゼントしました。
今は、もはや死もなく悲しみ、痛みもない天国で楽しく自由に主を賛美し、天国での再会を待っていてくれると信じます。

また私は、天からこう言っている声を聞いた。「書きしるせ。『今から後、主にあって死ぬ死者は幸いである。』」御霊も言われる。「しかり。彼らはその労苦から解き放されて休むことができる。彼らの行いは彼らについて行くからである」(黙示録14:13)

わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。
わたしに彼らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれもわたしの父の御手から彼らを奪い去ることはできません。ヨハネ10:28-29

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