牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

ふるさとは遠きにありて思うもの

2010-07-19 07:29:50 | Weblog
礼拝前、院長室に一冊の新本が・・・・、あれっと思い手にすると、神の意志 中村昭義句集

 上海で日本語学校教授として活躍中の教会員の第一句集でした。

 銀漢の横たふ佐渡に生まれけり

 高名な芭蕉の「荒海や佐渡によこたふ天河」を踏まえる。芭蕉の詠んだあの佐渡島で自分は生まれたのだという思いが力強くうたわれている。
 この句について私は、「上五から座五まで一気に言い下した語勢がこの句を勝れたものにしている」とかつて書いたことがある。(百鳥95年1月号)-大串章の序文。と帯にありました。

 ふるさとは遠きにありて思うものと言うことばがあります。句者は長いビジネスマン生活を終え、悠々自適の生活ができるのに、日中の懸け橋を願い上海で日本語教授として活躍中です。

 ちょうど帰国中で第一句集を謹呈されました。一気に438句を読み通し、教会員のすばらしい姿に感動しつつの梅雨明けの朝です。

 「句集名は、(神の意志てふ名のヨット沈みけり)に由来します。西宮のヨットハーバー近くの岩礁に破損した小型ヨットが打ち上げられていて、その船首にはっきりと、(GOD'S WILL)と書かれてあったのが印象駅で、素直に詠んでみました。

 世の中の良いことも悪いことも、何か偉大な力で動かされているという感覚は子どもの頃からあり、
最近、特に納得できるようになってきました」とあとがきに書かれています。

 多事多彩な教会員に囲まれ、聖書の言葉をそのまま、生きて働く神の力として語れる恵みに感謝しつつ、梅雨明けの青空が広がる、今日もまた天国の一日です!

 昨日は、句者は上海から礼拝に参加し、大阪エリムの礼拝にはアメリカケンタッキー州より、ブログ読んでおられる親子連れが参加。友あり遠方より来る。また楽しからずやの礼拝でした。

 21日から神学生や孫といっしょに九州伝道旅行です。23日には種子島へ行き、西之表キリスト教会で礼拝説教。十字架の救いを聞き、アーメン信じますとイエス・キリストを信じてバプテスマを受けた母教会です。

 歌えない、踊れない、無口の少年でしたが、同行する孫はバイオリン演奏で花を添えてくれます。句集の「神の意志」は、まるですべての歩みが神のみこころであることを証明するかのように、行く道を大きく輝かせてくれました。

ふるさとの山に向かひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな(石川啄木)

 種子島と聳え立つ宮之浦岳(屋久島)を思いつつ、ふるさと種子島の救いを祈り朝です。

ヘブル人への手紙

11:8 信仰によって、アブラハムは、相続財産として受け取るべき地に出て行けとの召しを受けたとき、これに従い、どこに行くのかを知らないで、出て行きました。

11:9 信仰によって、彼は約束された地に他国人のようにして住み、同じ約束をともに相続するイサクやヤコブとともに天幕生活をしました。

11:10 彼は、堅い基礎の上に建てられた都を待ち望んでいたからです。その都を設計し建設されたのは神です。


 

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