悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
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和泉式部集111 昼の間は

2007-03-11 06:10:00 | 和泉式部集

2007-0311-yis111
昼の間はぼんやり眺め暮らしても
夜はどうして過ごそうかしら   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○いつかも書いたように、平安女性貴族は、経済的にも精神的にも、有力な男性貴族に、つよく依存している。
¶さ(然)ても=古語辞典に、副詞・接続詞・感嘆詞とあるが、さても、この場合最適なのは?
□和111:いかにして よるのこころを なぐさめん
      ひるはながめに さてもくらしつ

□悠111:ひるのまは ぼんやりなげめ くらしても
      よるはどうして すごそうかしら


俳句写真063 待ちきれず

2007-03-11 06:08:00 | 俳句写真
2007-0311-yhs063
待ちきれず
咲き出さんとや
桜桃花
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○隣りの梅はまだ蕾・・・と思ったら、そう、桜桃だった。第二句は、文語としては「出づるかと」が適当か。「桜桃」の歴史仮名が「あうたう」とは、不覚だった。
□俳写063 まちきれず さきださんとや あうたうくゎ

俳句写真062 後るるを

2007-03-11 06:06:00 | 俳句写真
2007-0311-yhs062
後るるを
恥ぢらひて
咲く梅の花
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○自宅菜園もそろそろ忙しくなる季節。つい目を離していたら、最後の梅花が、まさに「薫香馥郁」だった。二日ほど前。
□俳写062 おくるるを はぢらひてさく うめのはな