悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集109 人の身が

2007-03-09 05:10:00 | 和泉式部集
2007-0309-yis109
人の身が恋の炎で夏虫に
変わったことは焼かれて消える   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○人間に生まれたのに、恋の火が夏虫に変えてしまった。ただその虫が、火に飛び込んで死ぬのが、はっきり見えないだけだ。というのだが、「恋」歌ではなく「夏」歌としても、情感に乏しい。現代詠もそれに合わせる。
¶こひ=<「恋」に「火」をかける。>(新潮社版) これも掛詞の定番である。
□和109:ひとのみも こひにはかへつ なつむしの
      あらはにもゆと みえぬばかりぞ

□悠109:ひとのみが こいのほのおで なつむしに
      かわったことは やかれてきえる

俳句写真061 アポロンの

2007-03-09 05:05:05 | 俳句写真
2007-0309-yhs061
アポロンの
黄花に変身
せるもよし
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○この辺りは、際立って明るい雰囲気。ギリシャ神話の神神は、一般的に変身する、という設定からの一句。
□俳写061 アポロンの きばなにへんしん するもよし