2007-0309-yis109
人の身が恋の炎で夏虫に
変わったことは焼かれて消える 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○人間に生まれたのに、恋の火が夏虫に変えてしまった。ただその虫が、火に飛び込んで死ぬのが、はっきり見えないだけだ。というのだが、「恋」歌ではなく「夏」歌としても、情感に乏しい。現代詠もそれに合わせる。
¶こひ=<「恋」に「火」をかける。>(新潮社版) これも掛詞の定番である。
□和109:ひとのみも こひにはかへつ なつむしの
あらはにもゆと みえぬばかりぞ
□悠109:ひとのみが こいのほのおで なつむしに
かわったことは やかれてきえる
人の身が恋の炎で夏虫に
変わったことは焼かれて消える 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○人間に生まれたのに、恋の火が夏虫に変えてしまった。ただその虫が、火に飛び込んで死ぬのが、はっきり見えないだけだ。というのだが、「恋」歌ではなく「夏」歌としても、情感に乏しい。現代詠もそれに合わせる。
¶こひ=<「恋」に「火」をかける。>(新潮社版) これも掛詞の定番である。
□和109:ひとのみも こひにはかへつ なつむしの
あらはにもゆと みえぬばかりぞ
□悠109:ひとのみが こいのほのおで なつむしに
かわったことは やかれてきえる