恥ずかしい歴史教科書を作らせない会

改憲で「戦争する国」、教基法改定で「戦争する人」づくりが進められる今の政治が
将来「恥ずかしい歴史」にならぬように…

ワールドカップと医療制度改悪

2006年06月12日 | 社会保障・税制
 唐突ですが、私はサッカーが好きです。私自身、サッカー部に所属していたこともあります。
 だからという訳ではありませんが、サッカーを政治利用する人々を歯がゆく思うのです。

 ドイツで行われているサッカーのワールドカップでは、日本時間の12日夜、日本対オーストラリアの試合があります。
 日本中が沸き立ち、メディアもこれを煽るでしょう。
 日本代表が勝っても負けても、報じられるのはサッカーの話題ばかりです。
 勝てば、その興奮を掻き立て、負けや引き分けならば、今後の展望について熱く語ることでしょう。
 「今サッカーの話題に触れない人間は、もはや日本人ではない」とばかりに騒ぐでしょう。
 そして18日のクロアチア戦に向けての話題でメディアは盛り上がり、その間に成立する医療制度改悪の話題など、多くの国民が「どうでもいい」と思わされてしまうでしょう。
 政府・与党の狙い目が、そのタイミングなのです。

 喧騒の中、与党は医療制度改悪法案を成立させてしまうでしょう。
 現在の高齢者の皆さんは声を上げます。しかし、サッカーの話題がその声を掻き消します。
 その声に耳を傾けようともせず、サッカーの勝敗に熱狂している「将来の高齢者」、つまり今の若い人々は、後で苦しむことになるのです。 
 舞い上がって「ライン」を上げ過ぎて、カウンター攻撃の危機に気を留めなければ、待っているのは「後悔」の二文字です。

 サッカーの勝ち負けも興味深いところですが、今行われようとしていることや、自分たちの将来のことにも目を向ける必要があるのではないでしょうか。

 政府・与党が、このように攻撃をかけてくるとき、大切なものを守る「キーパー」は私たち国民自身なのだということを、決して忘れてはならないと思うのです。


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