恥ずかしい歴史教科書を作らせない会

改憲で「戦争する国」、教基法改定で「戦争する人」づくりが進められる今の政治が
将来「恥ずかしい歴史」にならぬように…

“9条守ろう!ブロガーズ・リンク”に賛同いたします

2006年02月21日 | 憲法
“9条守ろう!ブロガーズ・リンク”に強く賛同し、深く敬意を表します。
私が、次世代に平和と民主主義を引き継ぐために、憲法や教育基本法を守り抜かねばならないと思い、サイト(本館)を作り始めてから、昨日で2年が経ちました。

同じ思いをお持ちの多くの方々が集う、こちらのブロガーズ・リンクの存在は、ある方の紹介によって少し前に知ったのですが、私は長らくブログを放置しておりましたので、とても「ブロガー」とは呼べる存在ではありませんでした。
そこで、眠っていたブログを復活させ「ブロガー」になることから始めたもので大変遅くなってしまいました。

多くの素晴らしい方々に学ばせて頂きながら、憲法9条を守り抜くために頑張って参りたいと思います。

子どもたちの命

2006年02月21日 | 憲法
■ 悲劇

近年、子どもたちが犠牲になるという悲しく陰惨な事件が相次いでいます。
私も親の端くれですので、そのような事件を聞くたび、胸が締め付けられるような気持ちになります。
子どもたちの命を奪うという行為が許されるはずがありません。
それは多くの方々と同じ思いだと思います。
しかし、多くの方々が、今の日本の政治家たちが国をあげて子どもたちの命を奪おうとしていることに気付いていないのではないかと不安になることがあります。

■ 若者

昨年発表された自民党改憲案(新憲法草案)が、米軍と一体となって戦争を行なうためのものであることはこれまでも何度か書いてきました。
では、それが仮に成立したとして、5年後、10年後、あるいはもっと先、どこかに日本が参戦した場合、戦場に行くのは誰でしょうか。
5年後であれば、私はまだ30代ですから、何かの役に立つかもしれません。しかし、危険な前線に送られるのは、より屈強な「若者」でしょう。10年後、20年後となると、私など軍の方から入隊を断られるでしょう。
そのときに前線で殺し、殺されることになるのは、そのときの若者、すなわち今の子どもたちです。そのことは忘れないで頂きたいと思うのです。

■ 洗脳

彼ら政治家たちが目ざす、子どもたちを殺すシステムは、これだけではありません。
与党が今国会に提出を図っている教育基本法の改定案は、子どもたちに「愛国心」を叩き込み、自ら進んで軍に身を投じる人間に育てようとするものです。
これは言わば、国家による教育現場での「洗脳」であり、戦前の軍国教育、あるいは北朝鮮の教育と何ら変わるものではありません。
今のところ、自民党議員でさえ多くが「国民の反発を考えれば、徴兵制導入は困難」という見方です。進んで軍に入り、前線に志願するような教育を徹底し、将来にわたって人材を確保し続けることができれば「徴兵制」を導入しなくても目的は達成できるということです。

現在の教育基本法は、子どもたちを「平和的な国家及び社会の形成者」とすることを教育の目的に掲げていますが、今行われようとしているのは、これを改め、「戦争する人」を作り出そうとしているのです。

■ 「子どもたちの命」を奪わせないために

このように、子どもたちの命を奪う、改憲案・教育基本法案には、私は賛成できません。
もっと言うならば、私のように将来も前線に立つことのない現在の大人には、このような改憲案に賛成する資格すらないと思います。
自分たちだけが平和を貪り、戦争国家づくりに反対せず、子どもたちにそのツケを回し、子どもたちが国家によって命を奪われていく―このようなことが許されるとは思えません。

いま憲法・教育基本法の「改悪」の流れに抵抗しないのであれば、それは改憲派が犯そうとしている「子ども殺し」の共犯になるのと同じです。
私は、責任ある大人として、反対の声をあげ続けていかなければならないと思っています。
それは取りも直さず、大切な「子どもたちの命」を奪わせないために、です。