まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

「安井かずみがいた時代」

2013-03-09 22:09:26 | 日記
「安井かずみがいた時代」著者=島崎今日子

これはもう、本当に良著だと思います。

私は言葉で説明することが下手くそなので、非常にもどかしいのですが、とにかくお勧めです。

青春、友情、男と女、夫婦、一流、セレブ、外国、流行、料理、食事、音楽、スポーツ、おしゃれ、ファッション、車、インテリア、写真、病気、死、そして、時代。

何から何まで、語り尽くされています。

何かを本気で愛することのできる、人生の達人たちの声、声、声。

とにかく、文句なしの五つ星です。

☆☆☆☆☆

むろん、今の私の精神状態、心象風景と、たまたまぴったりマッチした、重なっていた、ということは否定しません。

でも、それが縁というもので、この本との出会いでもあったわけです。


この「ロンリー・ストリート・キャフェ」は、あまり好きではありません。

でも、拓郎の最初のひと言が、素敵ですよね。

この曲とか、「パラレル」なんかもそうですが、加藤和彦と安井かずみのゴールデンコンビが、拓郎のために、拓郎のためだけに、一生懸命つくったわけです。

つまり、当時にしては本当に珍しく、拓郎の曲ではないということ。

拓郎はただ、歌っただけだったということ。

拓郎自身は、それらがあまり気に入っていないようですが、当時彼は、ありとあらゆることにやる気をなくしていたようなので、それもまた、やむを得なかったのでしょう。

ともあれ、この映像の10年後、「Live 2012」は、「ロンリー・ストリート・キャフェ」で幕を開けます。

つまり、加藤和彦も安井かずみも、まだまだ生きているのです。

歌い続ける人がいる限り。

語り続ける人がいる限り。
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