■カリブの夢(第302話) 発表1990年5月
評価 ★★★
依頼人 キューバ革命戦士パブロ
ターゲット ドジャース球団選手養成学校アベラ校長
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 1,693
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 3,838
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 94
<ストーリー>
ドミニカ共和国はメジャーリーガーを多数輩出している。アメリカに送り込む選手を巡り、在ドミニカのドジャース選手養成学校/キューバ/ソ連の思惑が交錯する・・・
<この一言>
わかった・・・引き受けよう・・・
<解説>
ドミニカ共和国のドジャース選手養成学校校長「アベラ」は、キューバ革命戦士としての過去を持つ。アベラは、革命活動の同志であった「パブロ」を陥れソ連の獄中に送り込み、パブロ革命組織内での地位を築くとともに、パブロと恋仲にあった「ジェーン」を奪い取ったのであった。
そのパブロの息子はドジャース選手養成学校で頭角を現し、大リーグへの昇格も間違いのないところであった。しかし、キューバ政府は、パブロの息子殺害を指示する。キューバ出身の「子パブロ」がアメリカへ行ってしまえば、キューバにとっては一銭の得にもならないため、「子パブロ」の暗殺指令がなされたのである。
ソ連の獄中で息子の命が狙われていることを知った「父パブロ」は、キューバ革命の時に蓄えた秘密資金をソ連に提供して自由の身になり、ゴルゴにアベラ暗殺を依頼する。ゴルゴはアベラの眉間を射抜き、「子パブロ」は無事大リーグへと羽ばたくことになる。
野球を軸にキューバ革命戦士達の過去の葛藤が洗い出されるストーリー展開が絶妙である。サイドストーリー的な短編。
ズキューン
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