ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第73巻-2ダイブ to トリポリ

2007-06-02 14:14:41 | 第071巻~第075巻

■ダイブ to トリポリ(第252話) 発表1986年9月

評価   ★★★★

依頼人   CIAカンニガム部長(ワインバーガー国務長官がゴルゴを指名)

ターゲット アメリカ製最新鋭空地対ミサイル不発弾の爆破

報酬    $400,000

今回弾丸発射数      5/ 通算弾丸発射数 1,407

今回殺害人数       26/ 通算殺害人数   1,564

今回まぐわい回数    3/  通算まぐわい回数    86

<ストーリー>
アメリカによるリビア爆撃時に最新鋭の地対空ミサイルが不発弾となった。CIAは軍事機密漏洩防止のため、ミサイル爆破をゴルゴに依頼する・・・

<この一言>
男性には・・・自信があるようだな・・・

<もう一言>
きみがいなけりゃあすでに作戦はストップしている・・・

<解説>
1986年4月5日アメリカがリビアの首都トリポリを爆撃。リビア最高指導者カダフィ大佐とアメリカの対立の構図が鮮明となった。爆撃の際、アメリカは最新兵器「レーザー誘導方式ASM(空地対ミサイル)」を使用したが、1発が不発弾としてリビアに残留。不発弾がリビア軍に回収され、近くソ連への引き渡しが行われるとの情報を掴んだCIAは、ゴルゴにミサイル爆破を依頼する。

ゴルゴは助手として紹介された女性工作員エルザとともに闇夜のリビアに潜入する。直後にリビア秘密警察に捕らえられてしまうが、ゴルゴは6時間に及ぶ拷問に耐えた末スキをみて看守を倒し、エルザは色仕掛けで尋問員を殺害、窮地を脱する。次々と迫りくるリビア警察をなぎ倒しながら、遂にゴルゴはミサイル移送中の一団を発見する。道端に仕掛けた爆弾を見破られるが、爆弾をビリヤードの要領ではじき飛ばし、ミサイルを積載したトラックの真下で爆発させる。

パラシュート降下・拷問・脱出・格闘・逃走・狙撃とゴルゴのスーパーアクションが次々に繰り出される作品。スリリングな展開は読む者を飽きさせない。しかし、本作の魅力はゴルゴのパートナー「エルザ」に負うところが大きい。
第5巻-5『飢餓共和国』で「二度三度と味わえる女は・・・そうざらにはいない」と語っているゴルゴ。過去に同一女性と2回まぐわったのは、第10巻-4『リオの葬送』マイヤと第11巻-4『そして死が残った』マリー、第21巻-2『海へ向かうエバ』エバの3人のみだが、本作のゴルゴはなんと1話中にエルザと3回まぐわっている(1話中に3回まぐわったのは第9巻-1『ラオスのけし』があるが、別々の女性を相手にしている)。
そのエルザ、「男性には・・・自信があるようだな・・・」というゴルゴの問いを平然と受け流し、ゴルゴをベッドへ誘っている。ベッド上では「あなたもいい?あたしの、あなたのを噛んでるみたい?す、すごいと言って!!アアア~ッ!!」と喘いでいる。この「噛んでるみたい」というのが得意技のようで、リビア秘密警察のアハメッド少佐はエルザにハメられた際、「い、いいぞ!まるで赤ン坊に握られているみたいだ。ウウッ!」「ううっ、天国だ!ま、まるで吸い込まれていくようだ~っ!」と叫んでいる。きっと世界最高水準のテクニックなのだろう、一度堪能してみたいものだ・・・
「きみがいなけりゃあすでに作戦はストップしている・・・」というセリフに、ゴルゴのエルザに対する心情が吐露されているのだろう。ゴルゴと深い仲になった女性には不幸が訪れるのが常だが、エルザは無事に生きながらえている。二人が再会する日は来るのだろうか・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (73) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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