■隠されたメッセージ(第266話) 発表1987年12月
評価 ★★★
依頼人 国家安全保障会議(NSC)レーン
ターゲット イスラエル平和協定に潜む陰謀の阻止と陰謀首謀者の殺害
報酬 不明
今回弾丸発射数 2/ 通算弾丸発射数 1,524
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 1,668
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 90
<ストーリー>
イスラエルとアメリカの平和協定調印を目前に控えるなか、イスラエルの核武装化を企てる陰謀が進行していた
<この一言>
やはり・・・”カンマ”か・・・
<解説>
アメリカとイスラエルの平和協定調印の直前、平和協定の趣旨とは逆にイスラエルを核武装化しようとする陰謀が進行していた。
平和協定を取材していたニュース・キャスター「フレディ・ルイス」は陰謀を察知するが、陰謀を企てる勢力に殺されてしまう。ルイスの親友「国家安全保障会議レーン」は、ルイスの死に潜む闇を調べ、極右組織『KII』とアメリカ政府上層部が陰謀に関与していることを突き止める。しかしながら、具体的証拠がなく、首謀者の特定ができないでいた。調印を24時間後に控え、レーンはゴルゴに陰謀の阻止とその首謀者の殺害を依頼する。
調印直前になり、レーンはルイスが陰謀の証拠を「隠されたメッセージ」として息子に託していたことに気付くものの、調印文書の謎の究明には至らなかった。しかし、ゴルゴは調印文書に”コンマ”を追加することで、核保有の禁止の内容が核保有の許可になるトリックを見抜いて、調印文書に加えられた”コンマ”を狙撃、同時に陰謀の首謀者である「国防省副長官」を射殺する。
アメリカ政府上層部も解明できない協定文書のトリックを、短時間に見抜くゴルゴの明晰な頭脳が凄い。調印文書の”コンマ”を射抜く射撃術も神業だ。ところで、本作の表紙のトランプの配置にはどんなメッセージが隠されているのだろう。「JOKER」×2枚、「ACE」×2枚、「3」×1枚、「KING」×1枚。JOKER=G,ACE=O,3=L,KING=13とすると、GOLGO13と読めるのだが考え過ぎか・・・
ズキューン
ゴルゴ13 (77) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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