■そして死が残った(第53話) 発表1971年4月
評価 ★★★
依頼人 フィリピン内務部情報局第1課 ハンドレー・マリク 司教
ターゲット レネ・ガルシア フク団長
報酬 200,000ペソ
今回弾丸発射数 13/ 通算弾丸発射数 295
今回殺害人数 21/ 通算殺害人数 274
今回まぐわい回数 2/ 通算まぐわい回数 34
<ストーリー>
フィリピン・マルコス政権下で復活した対日レジスタンス組織「フク団」。フク団リーダー「レネ・ガルシア」の殺害依頼をカトリック司教から受ける。
<この一言>
おれは顔を見せない依頼主の仕事をひきうけたことはない・・・
<もう一言>
懺悔がしたいのです・・・
<さらに一言>
いいお話をいただきました
<解説>
フィリピンで対日レジスタンス組織「フク団」のボスを殺害するゴルゴ。本作での見どころは下記3点。
①同じ女性を2度抱くことのないゴルゴが娼婦マリーと2度目のまぐわいに挑む
②口を割らせるために高層ビルの工事現場より容赦なく突き落とす
③カトリック教会懺悔室で依頼
①本作までにゴルゴが同じ女性と2度まぐわったのが確認できるのは 第10巻-4『リオの葬送』 マイヤに続きマリーが2人目。マリーが街でゴルゴにかけた誘い文句は「あす、きっとニジ色の太陽が見られるようにするわ。」ゴルゴはニジ色の太陽を見たのだろうか・・・。ゴルゴに関わった女性には不幸が訪れるが、マリーは平穏無事に生きながらえている。
②「しゃべってもらうのはひとりでじゅうぶんだからな・・・」と高層ビルから容赦なく突き落とすゴルゴ。冷血漢ぶりに背筋が凍る。
③シスターとの会話はあくまで礼儀正しいゴルゴ。「懺悔がしたいのです・・・」とシスターに話しかけるゴルゴ、本心や如何に。
「心の迷いは晴れましたか?」と帰り際にシスターに問われたゴルゴは、「いいお話をいただきました」と返答、「エーメン」とあいさつをして別れている。
「陳柳石」が自分の売った男がゴルゴであることを悟るシーンで、愛用のタバコ=”トルコ葉トレンド”、愛用の銃=”M16”でゴルゴを連想させる演出がニクい。
ズキューン
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