ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第11巻-4そして死が残った

2006-10-25 01:03:32 | 第011巻~第015巻

■そして死が残った(第53話) 発表1971年4月

評価    ★★★

依頼人  フィリピン内務部情報局第1課 ハンドレー・マリク 司教

ターゲット レネ・ガルシア フク団長

報酬    200,000ペソ

今回弾丸発射数    13/ 通算弾丸発射数 295

今回殺害人数      21/ 通算殺害人数   274

今回まぐわい回数   2/  通算まぐわい回数  34

<ストーリー>
フィリピン・マルコス政権下で復活した対日レジスタンス組織「フク団」。フク団リーダー「レネ・ガルシア」の殺害依頼をカトリック司教から受ける。

<この一言>
おれは顔を見せない依頼主の仕事をひきうけたことはない・・・

<もう一言>
懺悔がしたいのです・・・

<さらに一言>
いいお話をいただきました

<解説>
フィリピンで対日レジスタンス組織「フク団」のボスを殺害するゴルゴ。本作での見どころは下記3点。
①同じ女性を2度抱くことのないゴルゴが娼婦マリーと2度目のまぐわいに挑む
②口を割らせるために高層ビルの工事現場より容赦なく突き落とす
③カトリック教会懺悔室で依頼

①本作までにゴルゴが同じ女性と2度まぐわったのが確認できるのは 第10巻-4『リオの葬送』 マイヤに続きマリーが2人目。マリーが街でゴルゴにかけた誘い文句は「あす、きっとニジ色の太陽が見られるようにするわ。」ゴルゴはニジ色の太陽を見たのだろうか・・・。ゴルゴに関わった女性には不幸が訪れるが、マリーは平穏無事に生きながらえている。
②「しゃべってもらうのはひとりでじゅうぶんだからな・・・」と高層ビルから容赦なく突き落とすゴルゴ。冷血漢ぶりに背筋が凍る。
③シスターとの会話はあくまで礼儀正しいゴルゴ。「懺悔がしたいのです・・・」とシスターに話しかけるゴルゴ、本心や如何に。
「心の迷いは晴れましたか?」と帰り際にシスターに問われたゴルゴは、「いいお話をいただきました」と返答、「エーメン」とあいさつをして別れている。

「陳柳石」が自分の売った男がゴルゴであることを悟るシーンで、愛用のタバコ=”トルコ葉トレンド”、愛用の銃=”M16”でゴルゴを連想させる演出がニクい。

ズキューン

ゴルゴ13 (11)巻掲載
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