■ヨハネ伝第十一章十節(第479話) 発表2001年11月
評価 ★★
依頼人 マザー・エレナ
ターゲット インター・チルドレン財団ジョセフ・ゴンドーフ副理事長
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 2,793
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 5,131
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 113
<ストーリー>
難民孤児を保護育成するインター・チルドレン財団。裏では子供の臓器を売買し蓄財を行っていた・・・
<この一言>
宗教というのは・・・便利なものだな・・・
<解説>
世界中の難民孤児を集め、育成・教育している『インター・チルドレン財団』。知的エリートやスポーツエリートを排出している財団であるが、エリートになれない者や容姿が劣る者は臓器売買のために抹殺されていた。
財団の暗部を探り出した『マザー・エレナ』はゴルゴに接触、臓器売買の黒幕である『ジョセフ・ゴンドーフ副理事長』を事故にみせかけて殺害して欲しいと依頼を行う。
子供達を引き連れて建設中のビルを訪れたジョセフをゴルゴは狙う。ジョセフがビル最上階の縁に立ったのを逃さず、安全靴のつま先を狙うゴルゴ。ゴルゴの放った弾丸はジョセフのつま先を直撃、バランスを崩したジョセフは最上階から転落、帰らぬ人となる。
作中の『マザー・エレナ』はマザー・テレサであろう。聖職者の依頼に皮肉をかますゴルゴが面白い。本筋のストーリーと全く関係ないところに、この作品の注目点がある。ゴルゴ史上初めて、ホモセクシャルがリアルに描かれている。と言っても当然ゴルゴは絡んでいないので安心して欲しい・・・
ズキューン
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>ジョセフがビル最上階の縁に立った
高所恐怖症の子供を試そうとしたがために、自身が落ちるはめになろうとは・・・。いつかゴルゴンが言っていましたが、“恐怖”という感情は大切ですな。
ここで私見を述べさせていただくと、子供・特に乳幼児の臓器移植には反対です。と言うのも、移植後は10~20年程しか生きられないと聞いたことがあります。乳幼児に移植するということは、「わざわざ“手間と金を掛けて”移植し、本人に免疫抑制剤投与等の苦痛を十数年に渡って与え、青春を謳歌できる年齢になった時に死なせる」これは、“生死について良く分からない乳幼児を苦痛を与えつつ生かし、死が怖くなる、或いはもっと生きていたいと思う様な年齢になった頃に殺す”と同義の様な気がするからです。賛美歌13番さんはどう考えられますか。(賛美歌13番さんが賛成派でしたらすみません)
本日の一句「回答に、苦慮する質問、すみません」
>乳幼児への臓器移植の是非
難しい問題ですね。考えたこともありませんでした。また、免疫抑制剤投与による痛みがあることや、移植後の生存期間に問題があるとは知りませんでした。
私は結婚していますが、子供はいません。もしも、自分の子供に臓器移植が必要となったら・・・臓器移植をしないと生命の危機、臓器移植をすれば延命できる、という状況の場合、少しでも長生きして欲しいと考えて、臓器移植を希望するかもしれません。
ただ、私自身はゴルゴと違って、非常に痛みや苦しみに弱いのです。注射されるのも未だに苦手です。私自身の臓器を摘出するのも考えただけで恐いですし、同様の手術を子供に受けさせるのも躊躇します。まして、術後にも副作用や苦痛が続くとなると、冷静に判断できないですね。