
彦根藩の当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる招き猫と井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時
代の井伊軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと
)と兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ-。
へぇ~!これがガチャポン?!@何でも事業化本舗
【季語と短歌:3月20日】
春霞 葬送悔み 墓掃除
高山 宇(赤鬼)
🪄妻の脚が病み、午前中に老齢と言えどこれだげのスケージュールが
詰つている上に吾が”ミッション”を粛々と裁いていかなければならぬ
と気負も「昼は十割蕎麦よ!!」とスケージュリング(笑)
話がかわり、町内の友人のお香典返し品にいただいた「ドラーフー
ドセット」(@天野実業)が気に入り、購入を続けることに。すごい
ですね。”なんでも事業化本舗”の相談役兼丁稚ドンとしては、ここに
体質改善向け各種パウダーを添加及びふりかけ袋を入れれば世界を席
巻できそうですね(現行医療法許容範囲でね)。頑張れ!「アマノフ
ーズ」。
📌主力商品のフリーズドライ味噌汁は、米・麦・豆など種類が豊富
1️⃣特開2025-017761 スパー型洋上風力発電設備の建造方法 戸田建
設株式会社(蔭佐請求前)
【要約】下図17のごとく、比較的波の穏やかな静穏域として選定され
た海域において、組立用架台13上でタワー6、ナセル8及びブレー
ド9からなる洋上風力発電設備の上部構造体12の組立てを行う第1
ステップと、前記組立用架台13上で組み立てた前記上部構造体12
を、デッキ面に移動式カウンターウエイト装置3を設備したセミサブ
型クレーン2によって一括で吊り上げて洋上風力発電設備1の建造場
所まで運搬する第2ステップと、浮体4を洋上に起立状態で保持する
第3ステップと、前記セミサブ型クレーン2によって前記上部構造体
12を吊り上げた状態のまま前記浮体4の上部に連結して洋上風力発
電設備1を完成させる第4ステップとからなる。スパー型洋上風力発
電設備の上部構造体を一括施工で組立てすることにより建造の効率化
を図るとともに、施工に用いるセミサブ型クレーンは特に重量物を吊
り下げた際の動揺を抑えて安定的に作業を行い得るようにする。
図17 本発明に係るスパー型洋上風力発電設備1の建造手順(その9)【符号の説明】 1…スパー型洋上風力発電設備、2…セミサブ型ク
レーン、3…移動式カウンターウエイト装置、4…浮体、4A…コン
クリート製浮体部、4B…鋼製浮体部、5・45…クレーン、6…タ
ワー、7…風車、8…ナセル、9…ブレード、10…係留索、11…ク
レーン付きSEP台船、12…上部構造体、13…組立用架台、15・
16…プレキャスト筒状体(コンクリートリング)、19…PC鋼材
、46…半潜水型スパッド台船、48…モノパイル基礎、49…ジャ
ケット基礎、59…ケーソン基礎
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スパー型洋上風力発電設備の建造方法であって、
比較的波の穏やかな静穏域として選定された海域において、組立用架
台上でタワー、ナセル及びブレードからなる洋上風力発電設備の上部
構造体の組立てを行う第1ステップと、
前記組立用架台上で組み立てた前記上部構造体を、デッキ面に移動
式カウンターウエイト装置を設備したセミサブ型クレーンによって一
括で吊り上げて洋上風力発電設備の建造場所まで運搬する第2ステッ
プと、
岸壁で浮体全部の組み立てを行った後、完成した浮体を半潜水型ス
パッド台船によって洋上風力発電設備の建造場所まで運搬し、浮体を
洋上にフロートオフさせたならば、係留索を取り付けて浮体を起立状
態で保持する第3ステップと、
前記セミサブ型クレーンによって前記上部構造体を吊り上げた状態
のまま前記浮体の上部に連結して洋上風力発電設備を完成させる第4
ステップとからなるスパー型洋上風力発電設備の建造方法。
【請求項2】 前記浮体はコンクリートリングを複数段積み上げ、各
コンクリートリングをPC鋼材により緊結し一体化を図ったコンクリ
ート製浮体部と、このコンクリート製浮体部の上側に連設された鋼製
浮体部とからなるスパー型浮体又はコンクリートリングを複数段積み
上げ、各コンクリートリングをPC鋼材により緊結し一体化を図った
コンクリート製浮体からなるスパー型浮体とされる請求項1記載のス
パー型洋上風力発電設備の建造方法。
【請求項3】 前記組立用架台として、SEP式台船、モノパイル基
礎、ジャケット基礎又はケーソン基礎を用いる請求項1記載のスパー
型洋上風力発電設備の建造方法。
【請求項4】 前記移動式カウンターウエイト装置は、ウエイトの下
面に走行部を設けることにより任意方向に移動可能とし、四隅又は三
隅、或いは前記ウエイトを跨いだ前後部にウインチを配置し、ウイン
チから繰り出したワイヤーをウエイトに連結し、前記ウインチの操作
によって前記ウエイトを所定の位置に移動制御するようにした装置と
される請求項1記載のスパー型洋上風力発電設備の建造方法。
【発明の効果】【0021】
以上詳説のとおり本発明によれば、スパー型洋上風力発電設備の上
部構造体を一括施工で組立てすることにより建造の効率化を図るとと
もに、施工に用いるセミサブ型クレーンは特に重量物を吊り下げた際
の動揺を抑えて安定的に作業を行い得るようになる。
【図面の簡単な説明】【0022】
【図1】スパー型洋上風力発電設備1の全体図である。
【図2】浮体4の縦断面図である。
【図3】プレキャスト筒状体15を示す、(A)は縦断面図、(B)は平面
図(B-B線矢視図)、(C)は底面図(C-C線矢視図)である。
【図4】プレキャスト筒状体15同士の緊結要領図(A)(B)である。
【図5】コンクリート製浮体部4Aと鋼製浮体部4Bとの境界部を示
す拡大縦断面図である。
【図6】本発明に係るセミサブ型クレーン2を示す、(A)は側面図、
(B)はその平面図である。
【図7】移動式カウンターウエイト装置3の他例を示す平面図である。
【図8】移動式カウンターウエイト装置3の更に他例を示す平面図である。
【図9】本発明に係るスパー型洋上風力発電設備1の建造手順(その
1)である。
【図10】本発明に係るスパー型洋上風力発電設備1の建造手順(そ
の2)である。
【図11】本発明に係るスパー型洋上風力発電設備1の建造手順(そ
の3)である。
【図12】本発明に係るスパー型洋上風力発電設備1の建造手順(そ
の4)である。
【図13】本発明に係るスパー型洋上風力発電設備1の建造手順(そ
の5)である。
【図14】本発明に係るスパー型洋上風力発電設備1の建造手順(そ
の6)である。【
【図15】本発明に係るスパー型洋上風力発電設備1の建造手順(そ
の7)である。
【図16】本発明に係るスパー型洋上風力発電設備1の建造手順(そ
の8)である。
【図17】本発明に係るスパー型洋上風力発電設備1の建造手順(そ
の9)である。
【図18】本発明に係るスパー型洋上風力発電設備1の建造手順(そ
の10)である。
【図19】組立用架台13の他例を示す上部構造体の組立要領図である。
【図20】組立用架台13の他例を示す上部構造体の組立要領図である。
【図21】組立用架台13の他例を示す上部構造体の組立要領図である。
【図22】従来の浮体建造方法を示すフロー図である。
【図23】特許文献2における大型起重機船70による一括施工要領
図である
【発明の詳細な説明】
洋上に設置される浮体式風車は、水面に浮かぶように浮力を発生させ
る浮体と、この浮体に設置された風力発電装置と、浮体を係留するた
めの係留索等を備えている。浮体構造の一例として、本発明者等は、
風力発電装置が設置される1本の第1コラムと、2本の第3コラムと、
第1コラム部と2本の第2コラム部間を夫々接続する2つの中空のロ
ワーハルと、を備え、2つのロワーハルが梁部材によって接続された
構成を有し、潮流や海流から受ける力に対して浮体に発生する抗力を
抑制可能な浮体を提案している(特許文献1)。
【特許文献1】国際公開第2022/004690号
【発明が解決しようとする課題】
最近の浮体式風力発電装置は、浮体式風車の超大型化に伴い 浮体式
風車に発生するヨー運動(浮体の重心を中心とした垂直線回りの回転
運動)のうち、長周期のヨー運動が過大となる傾向にある。発電時に
長周期のヨー運動が発生すると、幾何学的にロータの向きを風向きに
対して最適化できなくなるため、発電量が低下すると共に、ロータの
ヨー角度を調整するヨー駆動装置やタワーに加わる負荷が増大し、さ
らには、暴風時などにおいて浮体式風車を係留する係留索に加わる最
大係留力が増大するという問題がある。そのため、浮体式風車を構成
する構造物の疲労寿命を低下させるという問題がある。本開示は、上
述する事情に鑑み、浮体式風車に発生するヨー方向の長周期変位を低
減することを目的とする。
図2.ヨー角抑制機構を備える浮体の平面図
図3.一実施形態に係るヨー角制御部のブロック線図
図4 実施形態に係るヨー角制御部の制御ステップを示すフロー図
図5.一実施形態に係るヨー角制御部のブロック線図
図6一実施形態に係るヨー角抑制機構を備える浮体の平面図
2️⃣特開2025-016390 浮体式張力脚プラットフォームの輸送及び設
置を目的とした浮体構造 ブルーウォーター・エナジー・サービスィ
ズ・ベー・フェー
【要約】下図2のごとく、浮体構造1は、その浮力を変化させるための
制御可能なバラストタンク6、6’と、脚部3に係合し、輸送及び設置
中にそれを必要な喫水に維持するための係合手段9とを備え、浮体構
造は、各脚部に水平に隣接して位置するよう意図された多数の浮体構
造部品を備え、浮体構造部品は、脚部に設けられた被係合手段に係合
するための係合手段9を備え、それによって、脚部に並んで水平に位
置する浮体構造の作動姿勢において、係合手段は、上向きの浮力に対
向する下向きの力で被係合手段に負荷をかけることができ、係合手段
はさらに、脚部の一部が海面より上の高さに位置する場合でも、被係
合手段に係合することができるように配置される。
図2 同様に、風力タービンを備えたTLPに連結された浮体構造の
一実施形態の斜視図
【符号の説明】【0083】
1 浮体構造、2 浮体式張力脚プラットフォーム、3 脚部、4 タワ
ー、5 風力タービン、6 バラストタンク、6’ バラストタンク、
7 連結梁、8 足部、9 カム、10 凹部、11 構造、12 物体、
設備、13 クレーン、14 部材、15 係止部材、16 解放可能な
係止部材、16’ 第1の端部、16” 第2の端部、17 テンドン、1
8 ウインチ、19 ダンプ弁、R 回転、V 垂直方向
【特許請求の範囲】
【請求項1】 中央点(4)から放射状に延びる複数の脚部(3)を
有する浮体式張力脚プラットフォーム(TLP)(2)の輸送及び設
置のための浮体構造(1)であって、
前記浮体構造は、制御可能なバラストタンク(6、6’)であって、
前記バラストタンクの浮力を変化させるための、バラストタンクと、
前記TLPの前記脚部(3)に係合し、輸送及び設置中に前記TLP
を必要な喫水に維持するための係合手段(9)と,を備え、
前記浮体構造は、前記TLPの各前記脚部(3)に水平に隣接して
位置するための複数の浮体構造部品を備え、
前記浮体構造部品は、前記TLP(2)の前記脚部(3)に設けら
れた被係合手段に係合するための前記係合手段(9)を備え、それに
よって、前記浮体構造部品が前記TLPの前記脚部に並んで水平に位
置する前記浮体構造の作動姿勢において、前記係合手段は前記TLP
の上向きの浮力に対向する下向きの力で前記被係合手段に負荷をかけ
ることができ、 前記係合手段(9)はさらに、前記TLPの前記脚
部(3)の少なくとも一部が海面より上の高さに位置する場合でも、
前述の方法で前記被係合手段に係合することができるように配置され
る、浮体構造。
【請求項2】 前記係合手段(9)には、前記係合手段と前記被係合
手段との間の接着性を向上させるための部材(14)、または軟質材
料の部材が設けられる、請求項1に記載の浮体構造。
【請求項3】 前記部材(14)は真空パッドや磁石を含む、請求項
2に記載の浮体構造。
【請求項4】 前記係合手段(9)を前記被係合手段に係止するための
係止ピンなどの係止部材(15)が設けられる、請求項1に記載の浮
体構造。
【請求項5】 前記被係合手段との予定境界面で、前記係合手段(9)
は、前記被係合手段に対して相補的な形状を有する、請求項1に記載
の浮体構造。
【請求項6】 前記係合手段(9)は、前記TLP(2)の前記脚部
(3)の上面に係合するように配置される、請求項1に記載の浮体構
造。
【請求項7】 前記係合手段(9)は、前記被係合手段に係合するよ
うに配置され具体化された突出カムを備える、請求項1に記載の浮体
構造。
【請求項8】 前記カム(9)は前記浮体構造(1)に対して静止姿
勢をとる、請求項7に記載の浮体構造。
【請求項9】 前記カム(9)は、垂直方向(V)に直線的に、また
は、水平方向や垂直方向の回転(R)によって、前記浮体構造(1)
に対して移動可能である、請求項7に記載の浮体構造。
【請求項10】 前記カム(9)は、動作が制御または減衰された状
態で、移動可能である、請求項9に記載の浮体構造。
【請求項11】 前記係合手段(9)は、前浮体構造部品内に凹部(
10)を備える、請求項1に記載の浮体構造。
【請求項12】 制御された状態で前記浮体構造(1)を前記TLP
(2)から解放するための、解放可能な係止部材(16)を備える解
放機構が設けられる、請求項1に記載の浮体構造。
【請求項13】 解放可能な前記係止部材(16)は、ロープ、ケー
ブル、またはピストン-シリンダアセンブリを備え、前記係止部材の
第1の端部(16’)は、解放可能な状態で前記浮体構造及び前記TL
Pの一方に取り付けられ、前記係止部材の第2の端部(16”)は、
前記浮体構造及び前記TLPの他方に取り付けられ、その前記第1の
端部と前記第2の端部との間の距離を制御し得る、請求項12に記載
の浮体構造。
【請求項14】 バラスト水を迅速に排出するための1以上のダンプ
弁(19)などの、前記浮体構造(1)と前記TLP(2)との間の
迅速な解放を保証するための手段が設けられる、請求項1に記載の浮
体構造。
【請求項15】 前記浮体構造は、連結梁(7)によって連結された
多数の離間した柱状バラストタンク(6、6’)を備え、前記係合手
段(9)は前記バラストタンクに設けられる、請求項1に記載の浮体
構造。
【請求項16】 前記バラストタンク(6、6’)それぞれの底部に、
前記バラストタンクの残りの部分よりも大きな水平断面を有する足部
(8)が設けられる、請求項15に記載の浮体構造。
【請求項17】 三角形状に配置された3つの前記バラストタンク(
6、6’)を備え、前記三角形状の頂部に第1の前記バラストタンク
(6’)があり、前記三角形状の隣接する角部に2つの前記バラスト
タンク(6)があり、前記2つバラストタンクそれぞれが連結梁(7)
によって前記第1のバラストタンクに連結される、3本脚の前記TLP
(2)と共に使用することを意図した、請求項15に記載の浮体構造。
【請求項18】 前記バラストタンク(6、6’)及び前記連結梁(7)
は互いに切離し可能である、請求項15に記載の浮体構造。
3️⃣特開2024-139150 半潜水浮体式基礎および半潜水浮体式基礎の構
築方法 大成建設株式会社
【要約】下図2のごとく、風車11の支柱12を支持するセンターカラ
ム3と、センターカラム3から間隔をあけて配設された3本のサイド
カラム4,4,4と、センターカラム3とサイドカラム4とを接続す
るビーム5とを備える風力発電施設の半潜水浮体式基礎2である。セ
ンターカラム3は、鋼製のスラブ31と、スラブ31に立設された円
筒状の本体部32とを備えている。ビーム5は、ビーム用PC鋼材51
が配設されたプレストレスコンクリート製である。スラブ31は、底
面に設けられたスラブ用底鋼板33と、上面に設けられたスラブ用上
鋼板34と、ビーム5との接合部に設けられたビーム用PC鋼材51
を定着可能な定着用鋼材35とを備えている。PC鋼材が錯綜する
ことを抑制して施工性の向上を図ることを可能とし、かつ、軽量化
を可能とした半潜水浮体式基礎と、この半潜水浮体式基礎の構築方法
を提案する。
【図2】本発明の実施形態に係る半潜水浮体式基礎を示す図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】【0024】
1 洋上風力発電施設 11 風車 12 支柱 2 半潜水浮体式基礎
3 センターカラム 31 スラブ 32 本体部 33 スラブ用底鋼板
34 スラブ用上鋼板 35 定着用鋼材 36 側壁鋼鈑 37 骨部材
38 つなぎ材 4 サイドカラム 41 サイドカラムスラブ
42 サイドカラム本体部 5 ビーム 51 ビーム用PC鋼材
52 係止部材 53 ビーム用セグメント
【発明の効果】【0010】
本発明の半潜水浮体式基礎とこの半潜水浮体式基礎の構築方法によ
れば、PC鋼材が錯綜することを抑制して施工性の向上を図ることを
可能とし、かつ、軽量化が可能となる。
🪄技術課題は、大きく3つ、⓵伝送ケーブルのスリム化、②回転翼と
の表面形状・材質の改良による最適表面設計、⓷超伝導モータ開発が
残る。一旦テーマを離れる。
📌ファンデルワールス圧縮 (参考:MoS₂)
実在気体と理想気体の差を表す指標に、圧縮率因子というのがあります。
で表される値なのですが、よく見てみると、理想気体の状態方程式の
物質量と同じ形をしている。理想気体では Z の値は圧力や温度を変え
ても常に一定の値を取る。一方、実在気体では、気体分子の体積や分
子間に働く分子間力の影響で Z の値は一定値からずれる。そして、ど
れくらい値がずれているかを見れば、その実在気体が理想気体からど
れくらいずれているかということが分かる。実在気体が理想気体と異
なるのは、分子間力が働くこと、分子の体積が無視できない事でした。
この違いのうち、分子間力は気体の体積を小さくするという影響を及
ぼす。同じ温度、同じ圧力の時、分子間力が働く実在気体では、気体
同士がひきつけあうため、気体全体の体積が理想気体より小さくなっ
てしまう。次に、気体分子の体積は、気体の体積を大きくするとい
う影響を及ぼす。同じ温度、同じ圧力のとき、分子の大きさの分だけ、
気体全体の体積は理想気体より実在気体の方が大きくなる。正反対の
影響を及ぼすこの二つの要因のどちらが強く働くかは、気体の圧力や
体積、そして温度などによって決まる。まず、同じ温度での気体の圧
力(体積)に着目する。
低圧(体積が大きい)場合、上図のようなイメージをしてもらえばわ
かるが、気体の大きさはそれほど問題にはなりません。例えば、もの
すごく広いスペース、例えば校庭に10人の人が居たとしても、お互い
の体積(一人一人が占めるスペース)は気にならない。ですから、こ
の場合は、気体分子の大きさよりも分子間に働く分子間力の影響の方
が大きくなる。では、高圧(体積が小さい)場合は、今度はお互いの
体積の影響が大きくなる。あなたの部屋に10人の人間がもしいたら、
お互いの体積が気になり。10人入っても大丈夫という大きな部屋に住
んでいる人もいるかもしれないが、普通は無理ですね。ぎゅうぎゅう
詰めになってしまう。
では、圧力に対する実在気体の Z の値について考えてみる。
一定温度で実在気体の Z の値を、横軸に P を取ってグラフを描くと、
下図のようになる。比較的圧力の小さい場所では理想気体より小さく
圧力の大きいところでは理想気体より大きくなっている。
それでは、これが何を意味しているのか考えてみる。今、T は一定で
すがVとPとZの3つの変数が存在している。3 変数では良く分かりませ
んので、Pを固定して考えることにし、低圧に着目。
そうすると、Zの値は理想気体より実在気体の方が小さくなっている。
これは何を表しているのか。ですから、TとPを固定すると、Zの値はVのみによって決ま
る。従って、Zが小さいということは体積が小さいことを表す。高圧
のでは逆に、Zの値は実在気体の方が大きくなっている。つま
り、高圧では実在気体の方が体積が大きいことが分かる。
これらの結果は先ほど考察した結果と一致している。次に、気体の種
類による影響を考えよう。実在気体と理想気体の差は、気体の体積と
分子間力によるものなので、これらが大きいものほど理想気体から大
きくずれる。では、それはどのような気体かというと、分子量が大き
くて極性のある気体である。
分子間力は分子量が大きくて極性の大きなものほど大きいし、体積は
分子量の大きいものほど大きくなるのは当然。実際、(分子量
17、極性あり)、(分子量16。極性なし)、
(分子量2、
極性なし)のZ-P曲線は上図のようになる。が最も大きくずれて
いて、が最もずれていないことがわかる。次に、温度に対する変
化を考えると、同じ圧力で温度が大きいとどうなるか。気体の状態方
程式に従うのであれば、ですから、温度が高いほどVは大きくなります。体積が大
きいほど気体分子そのものの大きさの影響は小さくなるから、温度が
高いほど理想気体に近づく。また、温度が高くなって分子の運動が激
しくなると、分子間力による影響も小さくなります。感覚的ですが、
ものすごく速く動いている物体に少々の力を加えてもその運動はなか
なか変化しないが、ゆっくり動いている物体には少し力を加えるだけ
で運動を変化させられる。というくらいで理解しておけば大丈夫。
温度を変えてZ-P曲線を描くと下図のようになる。温度が高くなるほど
理想気体に近づくことがわかる。
以上の事から、理想気体に近い実在気体というのは、①圧力が低く(
体積が大きく)②温度が高く③分子量が小さくて極性がない気体。理
想気体の状態方程式はPV=nRTで表される。ここで、n、Rは定数。T
は実在気体でも理想気体でも変わりませんから、右辺には何も補正を
する必要はない。
1)Pに対する補正:Pに対する補正を考えよう。実在気体は分子間に
分子間力が働いている。そのため、壁に衝突しようとするとき、周り
の分子から分子間力によるブレーキを掛けられて、その分、圧力は理
想気体より小さくなります。この大きさは(aは気体の種類による定数)と表す。従って、実在気体の圧力
がだとすると、これが理想気体だった場合の圧力は
と表すことができる。(実在気体の方が圧力が小さいので、その分を
加えればいい。
2)Vに対する補正
Vに対する補正を考える。実在気体は分子の体積の分だけ体積が大きく
なっています。この大きさはb(bは気体の種類による定数)と表すこ
とができる。従って、実在気体の体積をだとすると、これが理想
気体だった場合の体積は、と表すことができる。(実在気体
の方が体積が大きいので、その分を引けばよいのです。)この補正を
行うと、理想気体の状態方程式は、次のように書くことができる。
の式をファンデルワールスの式と言う。
● 今日の言葉:
春が来ても、鳥たちは姿を消し鳴き声も聞こえない。
春だというのに自然は沈黙している。
レイチェル・カーソン 『沈黙の春』
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます