極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

滑走するデジタルエネルギー

2011年07月27日 | WE商品開発



【最適化めざし国内最大級のメガソーラー】

設置された太陽光パネルは計10万枚以上一川崎市臨海部の2箇所で国内最大級のメガソーラー
建設が進む。完成すれば年間発電量は2000万kVVh以上、一般家庭約5900世帯分の電力をまかなえ
る巨大発電所が誕生する。東京電力が太陽光発電所を建設運営する共同事業に発展。国から補
助事業に採択され、浮島と扇島の2箇所同時に工事開始したのが昨年4月。工事受注者は浮島が
東芝、扇島が日立製作所。



それでも建設には「架台に課題があった」という。浮島の廃棄物埋め立て処分地という土地の
特性。3mほど掘れば廃棄物が出てくる場所なので深くは掘れない。埋め立て特有の地盤沈下。
今後20年間で敷地内のどこかで30~40cm沈む可能性がある。同じ埋立地でも年月が経って安定
している扇島の土地とは敷地条件が違っている。浮島では、太陽光パネルを載せる架台基礎は、
地盤沈下抑制に、コンクリートを設置。基礎1基につき太陽光パネル6枚を載し、地盤沈下に
よる発電効率低下対策として架台アジャスターを設置(数10cmの沈下対応可能)。浮島には約
3万8000枚のパネルと架台基礎が約6300基並んでいる。一方の扇島では架台基礎は大型のハシゴ
型コンクリ製を採用。太陽光パネルは約6万4000枚が敷き詰められる。どちらもパネルの角度も
10度(→風の荷重を考慮→架台基礎コスト抑制→発電効率とコストはトレードオフ→数%しか
低下ですみ、雨水による洗浄効果も落ちない)。

【CCクレイ工法の採用】

自然素材を使いながら除草効果が期待できるCCクレイ工法。杉やヒノキの樹皮を発酵させて
熱処理したものを現地の土と混ぜることで殺菌作用が働き雑草が生えにくくなる。



モジュールが発電した直流電気はパワーコンディショナ(PCS)で交流に変換する。浮島では250kW
のPCSを、扇島では500kWの大型PCSを採用。その後中間変圧器で6600Vに昇圧させ、連系変圧器で6
万6000Vにして電力系統へ。工事はほぽ計画通り進んでおり、浮島は8月、扇島は12月に稼働する
予定だ。発電所の運転は遠隔操作で行う。巡視や点検以外は、基本的に近隣の制御所にて運転の
監視を行くという。




【デジタルエネルギーが滑走する理由】

この様に、デジタルエネルギーが滑走する理由は? それは「環境工学研究所 WEEF」に記載さ
れている。つまり、C.シャノンの「情報理論」にはじまる『デジタル革命』の基本特性に合致
しているからだ(『北極星と革命の展望』)。つまり、光電変換部位(素子)と電力変換部位
(PCS)および電力配電・送電部位は、基本特性に乗っかり、デフレーション、ダウンサイジン
グ、シームレスの3則が当てはまるためだ。当てはまらないのは施工部位つまりここの創意工

夫が課題で、冒頭の“架台が課題”というわけだ。

 

【高速道路無料化は正しかった】



多くのトラック運転手は請負制になっているだろうが、水戸インターで車路変更し、高速料金
を浮かせ懐に入れるという“せこい”迷惑行為が話題になっていて、ドライバーを取り締まれ
という社会正義を振りかざす世論?が日々強くなっているようだ。このブログでも散々記載し
てきたので、アホらしいが、日本の政治家は、細かい、せこい制度いじりは得意だが、ヘーゲ
ル流の‘ラージ・システム’な思考はへたくそだ。政治の真価はこの‘ラージ・システム’と
いうデザイン(制度設計)に半ば決まってしまう。いまからでも遅くない、成長戦略に欠かせ
ない‘高速道路無料化’の再設計を要望する。

                                      


 

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