8.泰 伯 たいはく
ことば------------------------------------------------------
「人のまさに死せんとするや、その言うこと善し」(5)
「士はもって弘毅ならざるべからず。任重くして道遠し」(8)
「民はこれによらしむべし。これを知らしむべからず」(10)
「その位に在らざれば、その政を謀らず」(15)
「学は及ばざるがごとくするも、なおこれを失わんことを恐る」(18)
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19.なんという壮大さだろう、舜や禹が天下に君臨したさまは。
天子の位にいたというだけで、泰平が実現したのだから。(孔子)
舜は、中国神話に登場する君主。五帝の一人。姓は姚、名は重華、
虞氏または有虞氏と称した。子孫は媯水のほとりに住み媯を姓と
した。儒家により神聖視され、堯と並んで堯舜と呼ばれて聖人と
崇められた。また、二十四孝として数えられている。瞽叟の子。
商均の父。 舜は顓頊の7代子孫とされる。
禹は中国古代の伝説的な帝で、夏朝の創始者。名は文命、諡号は
禹、別称は大禹、夏禹、戎禹ともいい、姓は姒。姓・諱を合わせ
姒文命ともいう。夏王朝創始後、氏を夏后とした。
【佐竹本三十六歌仙下句トレッキング;猿丸太夫⑥】
#TheThirtySixImmortalPoets#SarumaruDaiyuu
奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ秋は悲しき
猿丸太夫 小倉百人一首
人里離れた奥山で、散り敷かれた紅葉を踏み分けながら、雌鹿が恋
しいと鳴いている雄の鹿の声を聞くときこそ、いよいよ秋は悲しい
ものだと感じられる。
ただしこの歌は、『古今和歌集』では作者は「よみ人しらず」とな
っている。菅原道真の撰と伝わる『新撰万葉集』にも「奥山丹 黄
葉踏別 鳴鹿之 音聆時曾 秋者金敷」の表記で採られているが、
これも作者名はない。また三十六歌仙の歌集『三十六人集』には、
猿丸大夫の歌集であるという『猿丸集』なるものがあるが、残され
ているいくつかの系統の伝本を見ても、その内容は全て後人の手に
よる雑纂古歌集であり『猿丸集』にある歌が猿丸大夫が詠んだもの
であるかは疑わしいとされる。
「猿丸大夫」という名について六国史等の公的史料に登場しないこ
とから、本名ではないとする考えが古くからある。さらにその出自
についても、山背大兄王の子で聖徳太子の孫とされる弓削王とする
説、天武天皇の子弓削皇子とする説や道鏡説、また民間伝承では二
荒山神社の神職小野氏の祖である「小野猿丸」とする説など諸説あ
る。猿丸大夫に関する伝説は日本各地にあり、芦屋市には猿丸大夫
の子孫と称する者がおり、堺にも子孫と称する者がいたという。長
野県の戸隠には猿丸村というところがあって、猿丸大夫はその村に
住んでいたとも、またその村の出身とも伝わっていたとの事である。
しかしこれらの伝説伝承が、『古今和歌集』や三十六歌仙の猿丸大
夫に結びつくかどうかは不明である。(出典: フリー百科事典『ウィ
キペディア(Wikipedia)』)
佐竹本三十六歌仙絵巻は、三十六歌仙を描いた絵巻物で、鎌倉時代
(13世紀)に制作された。久保田藩(秋田藩)主・佐竹家に伝来し
た、三十六歌仙絵の草分け的存在にして、代表的な作品である。書
は後京極良経、画は藤原信実によると伝わる。元は上下2巻の巻物
で、各巻に18名ずつ、計36名の歌人の肖像と住吉大明神が描か
れていたが、1919年(大正8年)12月20日に各歌人ごとに
切り離され、掛軸装に改められた。原型とは異なっているが、一部
を除き重要文化財に指定されている。
【ポストエネルギー革命序論88】
NRELチャート更新 色素増感。η=12.3%、6年越しの記録
11月1日、NREL チャートが更新(Rev.11-01-2019)。数年ぶりに色
素増感が11.9%(Sharp) →12.3%(EPFL)に向上。有機薄膜が
16.5%(SCUT-CSU)→17.4%(SJTU-UMass)、多結晶Siが22.3
%(FhG-ISE)→22.8% (Canadian Solar)に更新。モジュールチャ
ートも同時に更新(Rev.11-01-2019)、前のRev.08-02-2019では Mic-
roquantaの11.98%だったペロブスカイトモジュールが、Panas-
onicの16.1%に向上。その他、有機薄膜が8.7%(Toshiba)→1
1.7%(ZAE Bayern)、CdTeが18.6%(First Solar)→19.0%
(First Solar)に、多結晶Siが19.9%(Trina Solar)→20.4%(
Hanwha Q-cells)に、それぞれ更新。また、凡例で、これまでMini
-moduleと書かれていた200-800cm2サイズがSubmoduleに変更。
電池不要、室内照明で発電しデスクをIoT化するシート
11月5日、帝人と、セルクロス、タグキャストは、IoTシート「Pa-
perBeacon」について、色素増感太陽電池を電源とするプロトタイプ
の開発に成功したことを公表。今回発表されたプロトタイプの特徴
は、帝人のシート製造技術、セルクロスの2次元通信技術による「
セルフォーム」と、タグキャストの「TAGCAST」で開発された同製品
に、シャープが開発した色素増感太陽電池を電源に採用したビーコ
ンモジュールを搭載し、室内照明での発電が可能となったことだ。
屋内の非常灯の下など、50ルクス程度の暗所でも安定して動作。
同製品はデスクを IoT化するために飲食店やオフィスなどで利用さ
れているが、約1年半で電池交換が必要だった。今回発表されたプ
ロトタイプは室内照明で発電するため電池交換が不要で、電池交換
のメンテナンスから解放される。
第1弾として、プラス(東京都港区)のオフィスにおける多様な働
き方をサポートするための座席管理システム「Suwary」に対応し、
実証実験を開始。PaperBeaconを利用したSuwaryは、同社のショール
ーム「+PLUS」で開催、オフィス家具の新製品展示会「PLUS Furni-
ture Fair 2020」の後半2日間(2019年11月7日~8日)で展示。
バッテリー交換が設置上の課題に
ビーコンは、「Bluetooth(R) LE」という近距離通信を使用し、特
定の位置に存在するスマートフォンなどの端末に情報を発信する機
器。そのなかで、帝人が2015年より展開している「ペーパービーコ
ン」は、3次元空間に広く拡散するビーコンの信号を独自開発した
2次元シートにより「面」に制御して、混信を避けることができる。
そのため、デスクの隣同士に着席した際にも、個人ごとの位置情報
を正確に発信できる。
ビーコンは、近距離に存在する端末に対して位置情報を届けること
ができることから、発信機付近の消費者に対する店舗情報の通知な
ど、様々な用途で活用が進んでいる。一方、その普及に向けては、
バッテリーの交換が設置上の大きな課題となっており、「ペーパー
ビーコン」においても約1年半ごとの電池交換が必要。今回帝人はこ
の課題解決に向け、電池交換が不要で、室内照明でも発電可能な電
源を採用したビーコンモジュールと、二次元通信シートを独自技術
により一体化することに成功。
関連特許
①特開2010-11290 信号伝達用ボード 株式会社イトーキ 帝人ファイ
バー株式会社
②特開2009-217973 通信用シート構造体およびそれを用いてなる天
板を有する什器 帝人ファイバー株式会社 株式会社イトーキ 株式会
社セルクロス
③特開2015-198372 アンテナ 株式会社セルクロス
④開2019-164495 特決済システム 株式会社タグキャスト
参考情報
シャープ、色素増感太陽電池ビーコンを清水建設に納入 - EE Times
Japan, 2019,08.07
食料とエネルギーが完全自給自足なスマートフォレストシティ
10月30日、ミラノを拠点とする建築会社Stefano Boeri Archit-
ettiは、メキシコのカンクンにある自然に溢れたスマートシティ構
想を公表。これは、自然治癒力を備えた持続可能な都市計画のモデ
ル。 ホンジュラスを拠点とするテキスタイルコングロマリットおよ
び不動産開発者Grupo Karに設計された「スマートフォレストシティ
-カンクン」は、この地域のショッピング地区の計画の代替案とし
て提出。基本設計は、ホテルの砂採石場として現在使用中の557
ヘクタールの敷地を再植林し、食料とエネルギーが完全自給自足で
きる複合開発である。この「スマートフォレストシティ-カンクン」
には、植物学者や景観設計者(Lauri Gatti)が選んだ130,000人規
模の住民及び400種の750万本の植物が収容される。20万本
以上の植木は、住民1人りあたり2、3本の木が割当たり、残りの
植物のほとんどが低木、茂み、緑の屋根、垂直の庭で構成されるる。
「緑の屋根と緑外(ファサード)、新しい公園と私有緑地で、実占
有エリアは、緑地量と建物のフットプリントと完璧にバランスし自
然浄化される。
関連:ステファノ・ボエリは、持続可能なエネルギー生産都市構想
で、ジェノヴァを活性化するドイツの企業Transsolar社の支援によ
り、複合開発は、住民ニーズの再生可能エネルギー供給量相当のソ
ーラーパネルが整備される。この都市には、都市部を囲む農業緑地
が含まれ、畑は、海水の淡水処理された水路で灌漑される。従来の
車両の駐車場が都市周辺に整備。MIC(Mobility in Chain)システ
ムは、開発中に居住者とビジターの移動用電力及びび自動車両が提
供される。持続可能都市の実証地域である「スマートフォレストシ
ティ-カンクン」の提案には、国際機関、関連大学、民間を支援す
る先端研究センタも含まれ、センタには、持続可能性の課題とグリ
ーン基盤整備用の研究開発施設も含まれる。
❦ ソーラーシュアリングや建物と植物の融合(下写真;ラ・コリ
ーナ)はすでに日本で展開されてはいるが、大規模で都市そのもに
展開させている。そして、海水の軟水化や電気自動車を含め大規模
なインフラを含めた都市改造案はすくないのが実情。メキシコでの
実証が始まれば大きな動きに繋がる。