Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年7月11日(月) 隠岐の島の旅 I

2011-07-11 | 日本の旅
一昨日書いた、出雲大社の旅の続きです。
隠岐の島も巡りました。


これは、隠岐の島、国賀海岸遊覧船を降りて、浦郷の港を見晴らすホテルに到着。
私たちが泊まったお部屋にて。
(香保里ちゃん、私のカメラで撮影)


インディゴブルーの宵闇が迫り、このまま、
お着物の柄に染め付けてしまいたい
風景だった。


2011年7月10日(日) 夏休みぃ~!

2011-07-10 | ich 私
子供の頃、夏休みは夢のようであった!

前にも書いたかもしれないが、学校に邪魔(?)されずに、
自分の趣味(?)に、没頭できるからだ。

植物採集、昆虫採集、金魚の世話をしたり、
ネコと遊んだり、小物作り(実は、私は針仕事が好き)、
童話を読んだり、絵を描いたり・・・

だが、親の立場になると・・・。

大学の同級生の息子さんが、大学生。

息子さんは、夏休み、週末、休講、祭日を楽しみにしているが、
お母さんは、
『せっかく月謝を払っているのに、もったいない!たくさん勉強してよ!』
と、ついつい、思ってしまうそうな。

でも、私たちも学生時代、夏休みを今か今かと待っていたし、
平日も、掲示板に「休講」と出ると、
喜んで喫茶店へ行ったね!



2011年7月9日(土) あら、どこかで見た・・・

2011-07-09 | 日本の旅
この10年来、日本に居るときは、日本らしいところへ旅したくなる。
そして、和室に泊まりたくなるのだ。


旅館の部屋へ入ってびっくり。
『どこかで見た・・・!』
何と、私が持っている掛軸と同じ掛軸が掛かっていた。
描かれている芸妓の着物の色と柄が、ちょっと異なるだけであった。


この作りも、どことなく・・・似ている。
(この旅館は、出雲大社へ徒歩3分、
「神迎の道」にある旅館「すたに」)

お庭にはお茶室もあって、夕方になると燈篭に日が灯り、
華美ではないが、静かで、お料理も丹念にきちんと作られた味わいだった。
(また泊まりたい旅館だった)

2011年7月7日(木) 七夕さま

2011-07-07 | 季節の美と楽しみ
七夕さま。

小学生のころ、クラスのお友達の家に竹薮があって、
何人かで、竹をもらいに行った。

横浜の町なかなのに、今思えば、大したものだ。

そして、お友達とたくさん願いを書いて、
短冊を吊るした。

短冊に、
「行ってみたいな よその国」(これは、童謡の一節だった)
「たくさんの人と出会いたい」

と書いたと思う。

七夕様のお願いは、少しだけ、本当に、実現するのかもしれない。

2011年7月6日(水) 不動呪

2011-07-06 | 静寂

先日のブログに書いた、高野山の宿坊に泊まった時のこと。
お寺のご本尊は「不動明王」であった。

朝のお勤めに出ようと、不慣れな早起きをした。

お線香の香りが好きなので、気持ちよかった。
その時、不動呪が何だかずっと頭を巡っているのだ。

「ノーマク サーマンダー バーザラダン センダー
マーカロシャーダー ソワタヤウンタラター カンマン」


これを唱えると、危険を避けられるとか、
お不動さんが守ってくださると、聞いた。

唱えてみては、いかがだろうか。






2011年7月5日(火) 芸妓さん・舞妓さんの裾引きの着物

2011-07-05 | 着物
秋のエストニアとハンガリーの
「着物との対話」の展覧会で、
準備してくださっているギャラリーのキュレーターの方々や、
大学の方々から、
「ぜひ本物の芸妓さん、舞妓さんの裾引きの着物を見たい!」
との希望があった。

「それは、無理なので、写真だけですよ」と答えていたのだ。
貸してもらって、万一、汚したりシミをつけたら、どうしようもない。
着物は簡単に洗えないのだ。

ところが、先日、京都の某所に聞いてみると、
「古い着物だけれども、相原さんに差し上げますわ。
返してもらわなくてもよいですから、気にしないで下さい


・・・「まあ!本当によろしいのだろうか?」
ワ~イ、裾引きの着物が私のコレクションの一つになるとは、
超、嬉しい。

ブダペストへ連絡すると、
「それは初めての展示!皆で楽しみにしています」
と、喜んでくださった。


2011年7月4日(月) 祇園祭

2011-07-04 | 京都府
7月になると、祇園祭だ!
とお祭りの気分が盛り上がる。

京都のお友達から、
「何日にくるの?」とメールあり、
嬉しい。

某呉服屋さんの二階から、山鉾巡行を見せてもらうのも愉しみ。
(舞妓ちゃん、仕込みちゃんたちも来ております。ビールのお酌してくらはります。)

石見神楽は壮観で、ヤマタノオロチを退治する迫力は素晴らしく、
火を噴くオロチ・・・ダイナミックである。

これも、毎年見る。

宵山も雑踏のみとはいえ、やはり、ちょっと出かけよう!

上七軒のビアガーデンは、
お友達の芸妓さん、舞妓さんがお当番の日をねらって、
やはり、毎年何回か行く。

ああ、だから、寝る時間がなくなるのも道理かしらん・・・。

2011年7月3日(日) 蚊に刺された脚を見て

2011-07-03 | 隠れ家・庭仕事
昨日のブログの奥様、今日、またワンちゃんを連れて通りかかり、
「散らばっている葉と枝はそのままにしなさいね!
首筋まで蚊に食われてるじゃないの!」

と何だか、おかあさんみたいに話しかけてくださった。

この暑さの中、私の脚は蚊に刺されてカユカユだし、
奥様に言われなくても、そのままにしようと思っていたところであった。

「主人は昔、貸家の木を切っていて、腰を痛めたんですよ。
貸家の管理は、ウチでしなくちゃならないですからねぇ。」

なるほど、その奥様のお家、たいそうな地主さんである。

・・・でも、風通しの良い庭を見ると、努力の甲斐あり。
やはり、嬉しいのであった。




2011年7月2日(土) 庭仕事の愉しみ?! 茅ヶ崎のお庭

2011-07-02 | 隠れ家・庭仕事
昨日の夕方と今日、
茅ヶ崎のお家の庭の掃除と手入れ。

蒸し暑い夏の日差しを受けて、
ゆうゆうと枝を広げすぎたので、枝を飛ばして剪定。
かなり風通しも、見通しもよくなり、明るくなった。

剪定した物凄い量の枝。

それでもまだ、モクレンと梅の木々の枝が、天に向って伸びているし、
ツツジやキンカンも枝が伸びて密集している。
これだけ飛ばしても、まだはびこっている枝たち!

作業中、
仕事関係の新聞社のお友達が訪ねてくれて、
一緒にゴミ袋詰めを手伝ってくれた。
何と、巨大なゴミ袋にギュウギュウ詰めにして、10袋が満杯に。
さらに束ねた枝!


日に焼けるのも忘れ、脚は蚊に刺され、腕は木の枝でこすれて、みみず腫れ・・・。
ヤレヤレ。


ちょうど三年前の夏、このお家とお庭の抜本的な修復をした。

築35年のお家だったから、
新築した方が簡単だろうと言われたが、
せっかくの叔父と叔母のお家だからと思って、


ヒビが入り落ちそうになったベランダを抜本的に補強し、
すでに戸がなく、古い戸は庭に捨ててあったので片付けてもらい、
新しい戸を入れ、
カギがかからなかったサッシの窓と網戸を直し、部分的に入れ替え、
歩くとボコボコ言う沈んだ床を土台から直し、床を張り替え、
窓枠が下がり、窓が開かなくなっていた1階の窓枠を、
腕利きの大工さんが丁寧に削って、窓が開くようにしてくださり
(この作業、酷く難しそうであった)、
さらに、工事中に、柱が朽ちているのを発見!
ジャッキを使って柱を入れ替えてもらい、
さらに、一階へ漏れていた水周りを直し、
お湯の出ないお風呂はガス窯も風炉桶も新規に取替え、
クーラーを取り付け、
禿げた室内の壁を塗りなおし、
庭の木が多すぎて酷く荒れていたので、大木を何本か切ってもらい、
クレーンとトラックで処理してもらい、
歩けないほどに茂りきった木々を剪定し、
生垣も手入れして、
家も庭も、直さざるを得なかった。

そして、ヤレヤレと思ったところ、
外壁も、水が入りそうなので、直して塗り直すことになった。

それはもう、写真付きで説明しなければ
第三者には理解できないであろうほど、
お家のすべてを手入れすることになった。
(ドイツ人は修復が上手で、熱心に、手間隙かける。それみたい!)


その長引く工事中に知り合った、浜XXに住む奥様が通りかかり、
「暑い中、相変わらず、大変ねぇ!」と
フェンスの外から声を掛けてくださった。

そうそう、このフェンスも、門も、前のフェンスが錆びて崩れ、
今の時代、通行人に当たって怪我でもさせたら大変なことになるので、
抜本的にやり直したのだった。

「あなた、植木屋さんを頼みなさいよ!」と奥様。
・・・そりゃ、毎年何度か頼んでいるけど、
これ以上、プロに頼むと、さらに資金がかかる。
だから、友人知人に手伝ってもらって、少しは自分でしようと思ってしまうわけ。

新聞社のお友達は、直しているころから、時々遊びに来てくれた。
NHK教育「美の壷」、NHK総合「クエスタ」や、
知人のTV局の方、韓国のTVチームも、雑誌、新聞も、
この家へいらして、ロケやインタビューをしてくださった。

昨日手伝ってくれた新聞社のお友達は、
まさか、新聞の「生活蘭」に、この家の「大幅リフォーム」の話を
書こうとしているのではないと思うけれど。




2011年7月01日(金) ベルギー「本の村」に自分の本が!

2011-07-01 | ドイツ・ベルギー
今頃だったか、ベルギーの取材の時である。

運転手さんが、
「本の村、へ行きましょう」
と連れて行ってくれた。

なるほど、小さな村に本屋さんが何軒もある。
「20分後に出発ですよ」
という。
20分ではサッと写真を撮るだけで、おしまいだ。

で、私はさっさと目の前に入口がある本屋さんへ入った。
ウナギの寝床のような店内なので、
どんどん奥へ入ってゆくと、
何と、「これは私の本ではないか!」



若い頃のマリリン・モンローの写真の横に、
私が撮った芸妓さんの写真のジャケット「Geisha」が・・・。
手に取ると、フランス語版だった。

これはびっくり。
運転手さんが、「ああ、そうだ、名前も写真もあなただ!」
と言い、
本屋さんのご主人もやってきた。

フランス語版は私自身、余分に持ってなかったので、すぐに買った。
まったくの偶然。そういうこともある。
不思議な「自分の分身」との出会いだった。