Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2012年2月14日(火) 私の大事な七匹のメダカ 

2012-02-14 | Aspects of Nature

水槽をお掃除して、きれいな水を張り、
数日が過ぎたので、
七匹のメダカを買ってきました。


金魚屋さんで、
そのメダカたちは、
小さな陶器の洗面器に、
ぎっしりと、
佃煮になりそうになって、
それでも、
元気に泳いでいました。
その中から、運命の七匹を選びました。



家に帰ってきて、
ビニールの袋から、
私の水槽に放すと、
メダカたちは、大海へ出たと思ったのか、
皆、びっくりしていました。


なんだか、放生会みたいだなと思いながら、
小さな生き物を、大切に眺めました。


少しの間、
底の方でジッとしている一匹、
その他、群れになってしばし留まる六匹。

少しすると、今度は、
透明なガラスの水槽が珍しいのか、
全員が、さらに広い世界を目指して、
ガラスの向こうへ
まさに、泳ぎ出でんと欲す…。
鼻先でガラスをつついていました。


そうよ、メダカさん、
「In die Welt hinaus!(広い世界へ!)」
  →注:ゲーテの詩より
ですよ。


広い世界、
広い水槽を自由に泳ぎまわってね。
気持ち良さそうな彼らに、
私も満足したのです。

さて、メダカたちが入っていた
ビニール袋を捨てようとすると、
赤い字で
「捨てないで!」。

・・・?
『ええっ、この袋を取って置くのかしら…?』
と私は、ゴミ箱の中の袋を改めて、
手にとり、
よく読むと、
小さい字で、
生き物は最後まで飼いましょう」。

あらら、そんな悲しい事、書かないで!

こんなに大切にしているのですからね。


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