Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2018年8月30日(木) 私を造った ”旅” (1)

2018-08-30 | 講演/写真展 日本国内にて &相原恭子同行ツアー
猛暑の中、多少なりとも資料と写真の整理をしようと(片付かないのは承知ですが…)試みました。

ドイツを中心としたヨーロッパ各国、リゾートや遺跡を愉しんだタイ、インドネシア、マレーシア、スリランカ、インド、フィジーなどアジアとオセアニアの国々、京都、京都花街、日本各地・・・、夥しい数の本やコピーした資料、ポジフィルムの時代の写真、データの写真など。

片づけながら思ったのは、今こうしている、今こうなっているのは、
大学を卒業して、ドイツ(ケルン)でホームステイしながらドイツ語の勉強をし、
色々な国々の学生たちと知り合い、ドイツでの人間関係ができて、さらにふらりと
ヨーロッパ各地を一人であてどなく40日(いや50日だったか)あまりも旅したことが土台になっているのだと実感しました。

ケルンを出発して、あと一日、あと一日とばかりに
アムステルダム→オランダ各地→ベルギー各地→南ドイツ各地→オーストリア→スイス→イタリア→南フランス→スペイン・・・と旅は続き
毎晩、ベッドに座って翌日の日程を決めるという、明日をも知れない
まさに私らしい「夢の旅」でした。


街角で、美術館で、電車の中で、見聞きすることがすべて五感に訴えてきて、
スポンジのようにあらゆることを吸収し、毎日考えました。

不思議なことに
写真一枚を見ると、今も、ありありと『その日』を思い出すことができます。

ーーーーー

一か月のインターレイルチケットの期限も切れたその日。

ケルンの家にも連絡しなくてはならない。
(➡ケルンの家とは、二軒目のホームステイしたお家。そこのご夫妻と親戚のように親しくなり、まさにケルンの両親のようになり、おばさんとおじさんと呼んで亡くなられるまで毎年のように訪ねました。本当に大きな出会いでありました)

写真を載せても良いかどうか聞きたくても、もう亡くなられてしまいました。
記念の一枚、良いですよね。。。


でも、パリは面白い! 
時がたつのも忘れて、美術館、ギャラリー、古城を訪ねて
また数週間が過ぎました・・・。

***ケルンに暮らして、ふらりと出かけた“大”一人旅は、
今までの人生の短い一時期に過ぎませんが、思い出すと、
20年も、いやそれ以上の年月に値するほど深さと重さがあったように思われます。

毎日朝から夜まで、たくさんの事を見聞し、夜中に消化(?)して、また新たな日が始まる。

それは素敵なことでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下はたまたま見つかった写真をスキャン!


当時Rodenkiruchenにあった学校の教室で。撮ってくれたのはたぶん、Nさんだったか。



アッ、写真のせても良いかしら・・・と躊躇しましたが、もうずっと前に亡くなられました。
最初にホームステイしたRodenkirchenの町内の方です。
この画家のおじいさまがお誘いくださり、お友達と何度か訪ねました。
南アフリカの別宅の写真や、そこで創作した絵もたくさん見せれくださいました。
私は絵を観るのが好きなので、今も思い出します。



「ベートーヴェンの家」にて。
週末はボンを歩くのが好きでした。路面電車でRodenkirchenからアクセスが良い。
当時はボンが首都で、Bad Godesbergは邸宅街。お父さんが大使館員だったセネガルからのクラスメートの家を訪ねたことも思い出します。


続きは次回へ (#^.^#)