”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

草津:時間湯体験

2007年05月30日 | 
千代の湯で11時からの時間湯に入った。アトピー治療でアパート借り50日滞在の大学生ともう1人の中年女性は先週4日間、今週は6日間湯治予定らしい、この人もアトピーと思われた。3人で一緒に湯揉み、湯かぶり、入浴した。湯に浸かる時は男女別々に行った。貴重な体験だった。

■追記
時間湯については、事前にインターネットで見てぜひ体験してみたいと思っていた。地蔵の湯と千代の湯でやってることは知ってたが、小さい千代の湯の方が空いてるだろうと思いこちらに行った。

・地蔵の湯の張り紙


・「千代の湯」温泉街の中央にポツンと・・なかなか端正な面構えで有る


間口は狭いが、奥に時間湯用の大きい湯室が有りここで体験した。男女の控え室が別々に有り、ここにはストーブは入っている。時間湯湯室には、神棚が有り、湯もみ用の六尺板が6枚ほど立てかけてあった。時間湯の手順はおおまか次の通りだが、事前に体調、持病、服用治療の状態などを湯長から質問された、そして住所氏名電話番号をノートに記入、料金560円を支払った。

湯槽は木枠で4ブロックになっておりそれぞれのブロックに1人ずつ浸かるようになってるみたいだ。木枠は湯揉み板で擦れて丸く磨り減っていた。時間湯は難病に苦しむ人が病の治癒を願い真剣に取り組む一種の民間治療である。物見遊山気分でやるものではないなあーと少々後悔したが、今後役立つやも知れないのでまあいいかー。現に私以外の2名は共に治療として時間湯を行っていたのだ。専用の湯室には一種独特の雰囲気が漂っていた

■時間湯手順
1.湯長に倣い神棚に向かって三礼、二拍手、ニ礼する
2.「草津よいとこいちどはおいで・・」の草津節の拍子に合わせながら、湯もみ板で揉む・・湯長が温度測定・・結構いい準備運動に成る
3.裸になり、タオル持って湯室に、タオルを頭にかけかぶり湯30杯
4.頭をタオルで拭く
5.お尻の前後を掛け湯
6.湯長の号令でゆっくりと湯船に首まで浸かる、後頭部を浴槽の枠に乗せリラックス軽く目を瞑り腹式呼吸。鼻から息を吸い、口から出す・・
7.この間湯長が何度か号令を掛けるので・・大きく「オー!」と返答する
8.3分終ると、ゆっくりと湯槽から出て、腰を低くしたまま暫く体を慣らす、急に立ち上がったりしてはいけない。2~3分して落ち着いたら立ち上がり、体を拭いて控え室に移動
9.バスタオルを腰、腹、首等に巻きつけ座って汗を出す、ストーブつけてるので暑く汗がドンドン出る。30分くらい汗だしして終了である。通常はこのサイクルを1日4回行う。


・号令の文言が面白い。



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