Go! Go! 後藤光雄

鈴鹿市議会議員 後藤光雄。鈴鹿に生まれて鈴鹿に住んで鈴鹿にやってきて「本当に良かった」といえる、まちづくりをともに!

新しい世界に飛び込むお子さんをお持ちのお父さんお母さんへ

2010-02-18 00:15:08 | 教育
新しい世界に飛び込むお子さんをお持ちのお父さん・お母さんへ

 子どもを育てるのに、どんどんと知識・経験を詰め込んであげるという考え方と、子どもの中から、引き出してあげるという考え方があります。
どちらがいいとは簡単に言えることではありませんが、子どもという器の口が子どもの意思によって閉じようとしていると、詰め込むことも、引き出すことも困難になります。
器の口が大きく開かれて、なんでも吸収し、何に対しても興味を持つのが子どもの生きる力の表れだと思います。

 ヒトには、生まれてすぐ母乳を吸うことができるというような本能的な能力と、経験から身につけていく学習という能力がある。
その能力をより多く、より高くという、より上質を求めるという生きる力が、ヒトという生き物には身についているのではないだろうかと感じています。

とすると大人の役目は、何をすることなのでしょう。

 小学校に入る前に、ひらがなを読める子もいます。小学校で初めて習う子もいます。
一緒に教えることは大変ですが、それをするのが教師というプロの仕事。
親としてしてはいけないことは、先生の話を聞こうとしない、器の口をつぼめてしまう子どもにしてしまうことではないでしょうか。

 新しいことにぶつかったときの子どもの判断基準は、日ごろの家庭の中の会話、親の考え方がベースです。そしてその結果から学習していくのは子ども自身です。

 新しい世界に飛び込んだ子どもは、初めておもちゃの取合いをするというような経験から、他人と一緒に生きる力(社会性)が身についていきます。
新しい世界に飛び込むということは、驚きの体験が成長につながっていくのだと信じてあげることです。子どもの成長に必要なのは、家に戻ったら、安心してぐっすりと休めるという環境を与えてあげることでしょう。
ゆったりと安心した環境で充分眠ることが、脳が一日の活動を整理して子どもの能力に変えていく作業を助けることなのですから。
                                 

・・・学年末を迎え、新学期を前にした親御さんにあてたメッセージを依頼された際に書いた文章です。

鈴鹿市議会議員 後藤光雄

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