Go! Go! 後藤光雄

鈴鹿市議会議員 後藤光雄。鈴鹿に生まれて鈴鹿に住んで鈴鹿にやってきて「本当に良かった」といえる、まちづくりをともに!

12月議会の不思議

2007-12-31 06:41:18 | 議会活動
鈴鹿市議会議員 後藤光雄 12月議会に提出された議案第103号江島総合スポーツ公園(市立体育館や武道館等)の指定管理者の選定に関する議案について、報告します。

 鈴鹿市の公の施設の指定管理者選定委員会からの市長への答申は、1000点中807点を取ったS社にすべきというものでした。
ちなみに、2位は804.5点のT社 その差は2.5点でした。

 5社の応募のもとに評価された結果を尊重すべきです。
客観的に評価された結果は、たとえ1点差でも優劣ついたといえるものだからです。

 この議案が付託された文教福祉委員会では、長時間の審議の後4:3で否決されました。理由は、評価基準が、配点に不明瞭な点があることや、得点からのS社の優位点がはっきりしないことなど選定委員会による審査のやり直しを求める意見や、結果的に東京と名古屋の資本のS社ではなく、地元のT社の優位点を尊重しないと市外資本による侵略を危惧する意見等があったようです。

 すずか倶楽部は、江島総合スポーツ施設が20年4月から指定管理者による運営がされるのは、時期尚早であることを9月議会から訴えていましたので、本会議の採決では反対しました。

 本会議採決前に、賛成の討論をした議員は1名。反対の討論は3名によって行われ、結果は17名の起立で提出議案に賛成。つまり委員会決議もひっくり返ってしまいました。

 103号議案は提出された時点から、質疑が噴出し多くの時間が割かれました。そして委員会で否決。否決の流れで採決を迎えた状況で、賛成の討論が1名しかなされない状況での賛成多数では、傍聴された市民の皆さんはもとより、私たち議員にも意思・意見がまるでわからない可決でした。

 市行政をチェックする議会のあり方としては、及第点をつけかねる議会といわれても仕方ない状況であると感じています。
 
 2007年も大晦日。反省と決意の12月議会を報告しました。
2008年が皆様にとって良い1年になりますように・・・
よりよい行政が遂行されますように、議会にも意見していこうと決意しています。