Go! Go! 後藤光雄

鈴鹿市議会議員 後藤光雄。鈴鹿に生まれて鈴鹿に住んで鈴鹿にやってきて「本当に良かった」といえる、まちづくりをともに!

地震・津波対策研究会

2009-04-24 16:53:15 | 議員日記
 4月15日(水)16:00から鈴鹿市役所 西館2階会議室で「地震・津波対策研修会」が開かれました。

 対象は学校の先生方、海岸沿い北の長太小学校から南の天栄中学校までの小中学校を対象に教育委員会と防災安全課の職員の方が開いてくださったものです。

 鈴鹿市の減災(被害を減らす)対策は遅れています。危機感を持って生活している人たちが、海岸線に多く居住している一方、「自分のところは大丈夫だ」という変な安心感が蔓延しているようです。

 大きな地震が、いつ来てもおかしくない状況にあることの説明から、地震の発生のメカニズム、想定される被災状況、阪神大震災の実際の映像などを見ながら、的確な説明がされました。

 後は、講習を受けられた先生方が、自分の学校に戻ってどう取り組んでいただけるかです。避難訓練で津波警報音を実際に聞くことができそうです。

 津波注意報・津波警報・大津波警報・東海地震の警戒宣言・避難信号・・・・
サイレンの吹鳴は様々です。「サイレンを聞いたらテレビ、ラジオから情報を取ってください」との説明は、まさに的確でした。

 この説明で、遠足、行事にはラジオの携帯が必須だ!と感じた先生方が何人みえたでしょうか?

 状況を一斉に放送する同報無線の設置をお願いしていますが、その必要性を重要視しない「偉いさん」が見えるのかもしれません。

 ノアの方舟の話を知っている先生方からも、ぜひ同報無線の設置をお願いしてほしいものです。校長先生の一人が、「学校放送設備で近隣の人々に情報提供してください」という言葉に、夜間も留まって放送したほうがいいかな!?」と発言するほど責任感の強い校長もみえるのです。

 洪水警報が出たら、こどもを家に帰すか、学校に留めるかの判断も非常に難しいものです。学校は、避難所であり収容所でもあるのですから。
 
 最近の局地的な豪雨では素早い判断が必要です。的確な判断のために情報を集約できる日ごろの準備が必要です。それでも心配が過ぎる判断となり大人の方に手間を取らすこともあり得ます。そんなときは、非難するのではなく、避難した子どもと一緒に無事を喜んで欲しいものです。

 3月議会で一般質問したことを受けて、研修会を開催していただけたようです。
素早い対応に感謝します。が、

 大切なのは、非常時に市民の命を守るための準備をしっかりすることです。
間違った情報などで被害を大きくすることのないように、いい準備をしてほしい。市がすべきこと、学校がすべきこと、企業ができること、自分が、家族でしておかなければならないことをよく考えておく。いい準備ができれば、落ち着いて周りを見渡して人助けもできるでしょう。

 そんな安心な鈴鹿市にするために、まだまだよろしくお願いします。