Go! Go! 後藤光雄

鈴鹿市議会議員 後藤光雄。鈴鹿に生まれて鈴鹿に住んで鈴鹿にやってきて「本当に良かった」といえる、まちづくりをともに!

中学校給食の為の第二学校給食センター建設関係議案に反対討論をしました

2013-12-25 14:47:11 | 議会活動
鈴鹿市の中学生の為の第二学校給食センター建設関係の議案に反対をしました
以下、反対討論の内容です


すずか倶楽部の後藤光雄です

議案第105号鈴鹿市第二学校給食センター建設工事請負契約
106号の電気設備工事の請負契約
107号 厨房機器の購入にかかる財産の取得について
128号 機械設備工事の請負契約について
反対の立場で、討論に参加します。


これらの議案はすべて、鈴鹿市第二学校給食センターに関係する議案です

中学校給食については、当初から、お弁当を注文することも、パンを購入することも、
自宅からお弁当を持参することも可能な鈴鹿式ランチサービスの提供が
中学校完全給食の実施よりすべての点で優れているという理由で
関係議案は反対をしてきました

いよいよ建築工事の請負契約を結ぶ段階になりましたが、
今からでもやめるべきだ、建設途中の中止も、たとえ建設後の施設売却になろうとも、
中学生に対する完全給食の実施をすべきでないと考えていますので、
その理由のいくつかを述べさせていただきます

明治38年1905年に、英国で書かれた「英国衰亡論」(衰え、亡くなる衰亡論です)を
山口県出身の 玉木ヨシオが訳し「明治138年日本高等小学校教科書」と題して刊行した本の
内容に触れる機会がありました。

それは当時、世界に冠たる英国の衰退を憂(うれ)えた人の書物を訳されたものですが、
英国が衰亡する9つの論点が書かれていて、まさに今の日本にも当てはまるので気持ち悪いぐらいですが、

1:田舎の生活より都市の生活を好んで、結果、健康と信仰に悪影響が出てくる
2:周りを海で囲まれた国なのに、保養のためのほか、海を顧みなくなる
3:優美と贅沢の増加 ローマ帝国の衰亡は、ローマ人が快楽と贅沢を好んだ結果だ
4:文学および劇の趣味の衰退 低俗、俗悪な情報文化に 興味が流れていく
5:身体や健康が徐々に衰えていく
6:宗教心を失い、偽善と宗教儀式に慰めを求める
7:租税の増加と財政の濫費(らんぴ)(無駄遣い)国家は多額の交付金を与え多額の公債を発行する
8:家庭における躾と教育がないがしろになる
9:国の防備の無力化

以上の9つが英国から学校教育を取り入れた日本として、
同様の失敗をすることなく、この英国の衰退から学んだ 子育てをしなさいということで
100年後の「明治138年日本高等小学校教科書」というタイトルをつけたようですが、

この中に「学校児童に給食を施与(せよ)(施(ほどこ)し与える)したることは英国を荒廃せしめたる最も不幸なる偽善行為の一つなり」
と謳われています。

経済発展による戦後からの復興がなり、今は日本人としての生き方、
世界の中の日本のあり方が 問われているときです

今こそ教育の見直し、親子関係のあり方、家族のあり方、子どもの自立 等
つまり生活のあり方を見直す時なのです

先日、薪を燃やして もち米を蒸して、杵と臼を使い 餅つきをしました。
蒸し上がるまで待つ時間、蒸し上がったお米を小突く作業、そして臼の中で響く音、
突き上がったお餅を 御鏡モチにしたり、黄粉、おろし、あんこで食べる時間

多くの人の力や、道具のありがたさ、関わる人たちとのコミュニケーションなしでは
すぎゆかない時間の素晴らしさを改めて感じた若いお母さんたちから
「普段いろんなことをしすぎているかもしれないね」
という言葉も聞かれました

これは、郡山小学校のノーテレビデーの取組みも同じでしょう
会話が生まれ、一緒に食事の準備ができるようになったと報告されています

物を使って、効率よく、便利に使う力はついたが、
その、物を使う人間は育っていないということになってしまってはいけないと
われわれ大人は、再認識する必要があります

この1905年の書物によることなくても
与えすぎること、自ら作り出す体験がなくなること、
人の役に立てる人になれと言いながら、人の為に手を煩わせることを嫌うことを
助長する制度である学校給食の実施に賛成はできません

中学校給食実施に係る諮問委員会でのアンケートで、
母親の賛成は70~80%あったが、子ども、教師の反対も同程度あったと記憶しています。

就労支援の名を借りた施策が、子育ち の阻害要因になっていくという点からも反対です

学校現場から聞く、給食指導という時間の発生で益々担任教師の時間が奪われていくという現実

就労支援の目的は、何の、誰の為でしょうか。
人として生きる使命は、次の世代に伝え、次の世代を育てることであるならば
どう子どもたちを育てるべきかを、熟慮する必要があります

今だけを生きるのは、動物レベルです
人は、過去の上に立ち、未来に向かって、今を生きるから人として生きられるといわれます

10歳までの親子関係が、子どもにとって親の言葉はすべて受け入れられるという関係から
親以外の大人の言葉と、親の言葉との違いに迷い始める
小学生から中学生にかかる、第二次性徴も伴う不安定な反抗期においても、

あたりまえに食事を提供してくれる という 親、大人の存在が、
子どもにとって、やがて大人になり、親となる見本となってきたということ

家族のつながりを大切にする、家族の一員であるということを自覚する
本当に大切な時期であることを考えると、まして、家族の力を得られない場合には、
自分の力で、弁当を作ることができる年ごろです

弁当の作り手の時間を、解放する この施策が、誰の為にもならない ということです

また、給食を実施することによって発生する毎年3億円のお金が、
他の事業、施策に使えるということを考えると、

どの時点であっても、辞めることの決断は必要であると思い討論をさせていただきました。

公共施設のマネジメントによる将来ビジョンの作成が遅れている為の愚策あるとしか
思えないし、この3億円が生みだす世界を想像し、作りだすのが
私達の使命ではないでしょうか

いま述べたように給食を食べる子どもにとっても、
弁当を作る機会を失う本人や、保護者にとっても
給食指導に時間を取られる教師にとっても
英国衰亡論による我が国を荒廃せしめたる最も不幸なる偽善行為の一つなり

となる、中学校の完全給食実施のための議案に対して、反対をします


採決の結果は、反対者2名。賛成多数で可決でした

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