Go! Go! 後藤光雄

鈴鹿市議会議員 後藤光雄。鈴鹿に生まれて鈴鹿に住んで鈴鹿にやってきて「本当に良かった」といえる、まちづくりをともに!

中学校給食の為の第二学校給食センター建設関係議案に反対討論をしました

2013-12-25 14:47:11 | 議会活動
鈴鹿市の中学生の為の第二学校給食センター建設関係の議案に反対をしました
以下、反対討論の内容です


すずか倶楽部の後藤光雄です

議案第105号鈴鹿市第二学校給食センター建設工事請負契約
106号の電気設備工事の請負契約
107号 厨房機器の購入にかかる財産の取得について
128号 機械設備工事の請負契約について
反対の立場で、討論に参加します。


これらの議案はすべて、鈴鹿市第二学校給食センターに関係する議案です

中学校給食については、当初から、お弁当を注文することも、パンを購入することも、
自宅からお弁当を持参することも可能な鈴鹿式ランチサービスの提供が
中学校完全給食の実施よりすべての点で優れているという理由で
関係議案は反対をしてきました

いよいよ建築工事の請負契約を結ぶ段階になりましたが、
今からでもやめるべきだ、建設途中の中止も、たとえ建設後の施設売却になろうとも、
中学生に対する完全給食の実施をすべきでないと考えていますので、
その理由のいくつかを述べさせていただきます

明治38年1905年に、英国で書かれた「英国衰亡論」(衰え、亡くなる衰亡論です)を
山口県出身の 玉木ヨシオが訳し「明治138年日本高等小学校教科書」と題して刊行した本の
内容に触れる機会がありました。

それは当時、世界に冠たる英国の衰退を憂(うれ)えた人の書物を訳されたものですが、
英国が衰亡する9つの論点が書かれていて、まさに今の日本にも当てはまるので気持ち悪いぐらいですが、

1:田舎の生活より都市の生活を好んで、結果、健康と信仰に悪影響が出てくる
2:周りを海で囲まれた国なのに、保養のためのほか、海を顧みなくなる
3:優美と贅沢の増加 ローマ帝国の衰亡は、ローマ人が快楽と贅沢を好んだ結果だ
4:文学および劇の趣味の衰退 低俗、俗悪な情報文化に 興味が流れていく
5:身体や健康が徐々に衰えていく
6:宗教心を失い、偽善と宗教儀式に慰めを求める
7:租税の増加と財政の濫費(らんぴ)(無駄遣い)国家は多額の交付金を与え多額の公債を発行する
8:家庭における躾と教育がないがしろになる
9:国の防備の無力化

以上の9つが英国から学校教育を取り入れた日本として、
同様の失敗をすることなく、この英国の衰退から学んだ 子育てをしなさいということで
100年後の「明治138年日本高等小学校教科書」というタイトルをつけたようですが、

この中に「学校児童に給食を施与(せよ)(施(ほどこ)し与える)したることは英国を荒廃せしめたる最も不幸なる偽善行為の一つなり」
と謳われています。

経済発展による戦後からの復興がなり、今は日本人としての生き方、
世界の中の日本のあり方が 問われているときです

今こそ教育の見直し、親子関係のあり方、家族のあり方、子どもの自立 等
つまり生活のあり方を見直す時なのです

先日、薪を燃やして もち米を蒸して、杵と臼を使い 餅つきをしました。
蒸し上がるまで待つ時間、蒸し上がったお米を小突く作業、そして臼の中で響く音、
突き上がったお餅を 御鏡モチにしたり、黄粉、おろし、あんこで食べる時間

多くの人の力や、道具のありがたさ、関わる人たちとのコミュニケーションなしでは
すぎゆかない時間の素晴らしさを改めて感じた若いお母さんたちから
「普段いろんなことをしすぎているかもしれないね」
という言葉も聞かれました

これは、郡山小学校のノーテレビデーの取組みも同じでしょう
会話が生まれ、一緒に食事の準備ができるようになったと報告されています

物を使って、効率よく、便利に使う力はついたが、
その、物を使う人間は育っていないということになってしまってはいけないと
われわれ大人は、再認識する必要があります

この1905年の書物によることなくても
与えすぎること、自ら作り出す体験がなくなること、
人の役に立てる人になれと言いながら、人の為に手を煩わせることを嫌うことを
助長する制度である学校給食の実施に賛成はできません

中学校給食実施に係る諮問委員会でのアンケートで、
母親の賛成は70~80%あったが、子ども、教師の反対も同程度あったと記憶しています。

就労支援の名を借りた施策が、子育ち の阻害要因になっていくという点からも反対です

学校現場から聞く、給食指導という時間の発生で益々担任教師の時間が奪われていくという現実

就労支援の目的は、何の、誰の為でしょうか。
人として生きる使命は、次の世代に伝え、次の世代を育てることであるならば
どう子どもたちを育てるべきかを、熟慮する必要があります

今だけを生きるのは、動物レベルです
人は、過去の上に立ち、未来に向かって、今を生きるから人として生きられるといわれます

10歳までの親子関係が、子どもにとって親の言葉はすべて受け入れられるという関係から
親以外の大人の言葉と、親の言葉との違いに迷い始める
小学生から中学生にかかる、第二次性徴も伴う不安定な反抗期においても、

あたりまえに食事を提供してくれる という 親、大人の存在が、
子どもにとって、やがて大人になり、親となる見本となってきたということ

家族のつながりを大切にする、家族の一員であるということを自覚する
本当に大切な時期であることを考えると、まして、家族の力を得られない場合には、
自分の力で、弁当を作ることができる年ごろです

弁当の作り手の時間を、解放する この施策が、誰の為にもならない ということです

また、給食を実施することによって発生する毎年3億円のお金が、
他の事業、施策に使えるということを考えると、

どの時点であっても、辞めることの決断は必要であると思い討論をさせていただきました。

公共施設のマネジメントによる将来ビジョンの作成が遅れている為の愚策あるとしか
思えないし、この3億円が生みだす世界を想像し、作りだすのが
私達の使命ではないでしょうか

いま述べたように給食を食べる子どもにとっても、
弁当を作る機会を失う本人や、保護者にとっても
給食指導に時間を取られる教師にとっても
英国衰亡論による我が国を荒廃せしめたる最も不幸なる偽善行為の一つなり

となる、中学校の完全給食実施のための議案に対して、反対をします


採決の結果は、反対者2名。賛成多数で可決でした

6月議会 反対討論

2013-07-02 10:41:10 | 議会活動
6月28日 採決の後閉会となった 鈴鹿市議会6月定例議会の議案のうち
市長の退職手当の特例に関する条例の制定について、反対しましたので
採決前に討論した内容を記載します。

議案の内容は、
3年かけて一般職員の退職金が15.1%カットされていくことに、
同じ思いを共有したいという市長の申し出で、
特別職報酬等審議会を開催して、
特別職退職手当の15%カットは妥当であるが、今就任期間の特例として扱うことが
妥当であるという意見書に沿って、
特別職退職手当金を15%カットする条例を制定するという議案でした
 
以下討論内容です


すずか倶楽部の後藤光雄です

議案第35号 市長等の退職手当の特例に関する条例の制定について
反対の立場で、討論に参加します。

4月22日に6人と5月16日8人の出席を得て開催された
特別職報酬等審議会の議事録を見ると、
答申通り、市長・副市長の
退職手当の引き下げということに対する議論が行われています。

審議会の意見を聴いて、市長が判断するという流れからすると、
問題はないといえるのでしょうが、

条例で、特別職
つまり、市長・副市長・教育長・常勤の監査委員、及び水道事業管理者の
5役6名の退職手当の特例を定めるものとする。とするのであれば、
該当する6人の退職手当がいくらからいくらになって、
所得税がいくらかかり、手取りがいくらになる
という説明があるべきだと思います。

審議会の意向を聴いて市長が判断することですから、
この審議会の答申については、
市長以外の特別職の退職手当の額に対する意見を聞きたいとは思いますが
特に反対するものではありません。

しかし
総務委員会での議案第35号の審議の中で、
鈴鹿市の財政状況を考慮して減額するということだが、
特別職全員でいくらの減額になるのか、という質疑に対して、
即答できずその場で計算をしている状況


審議会の中で、
特別職の退職手当が、いくらが、いくらになるのかという数字の提示は
されなかったのか という質疑に対して、
審議会の中では、数字の提示はなかったという回答

議事録には
市長の退職手当が19,044,000円が16,206,444円になるという事と、
副市長も同じ減額率になるということが記録されていますが、

19,044,000円の15%引き、つまり0.85をかけると16,187,400になります。退職手当の計算は、月額に100分の450を乗じて15%引き下げると
100分の382.5になると説明しておきながら、
金額の説明の時は382.95になるということで16,206,444だと
説明されています。

月額1,058,000に100分の450をかけて任期4年で19,044,000になり、
その15%カットつまり0.85をかけると16,187,400になるのに、
審議会議事録は16,206,444となっている。

このような状況、
審議会委員に訂正の連絡が必要になった状況での、
議案に対する判断はできないという理由と、
もう少し真剣な取り組みをしてほしい
ということで
今回私はこの議案に対して反対します


採決の結果は、賛成多数で議案が通過!! でした


6月議会報告

2011-07-05 11:19:28 | 議会活動
新市長、新人議員10名を迎えた6月議会が終了しました。
代表質問、一般質問、議案の審議、採決と行われました。

重要な点、①川岸前市長から本年度着工と引き継がれた「同報系防災行政無線」の予算が計上されなかったこと。
市長回答は、県、国の防災計画が見直されるので、市の計画も見直しをする。という(全国80%の市町村にあって、三重県内でも、鈴鹿市と名張市以外にはあり、海岸線のまちで同報無線が設置されていないのは鈴鹿市だけなのに!!)危険を知らせる設備を先送りにしながら、安心安全のまちづくりと言い続けていること。

②前、川岸市長の諮問機関であった中学校給食検討委員会の答申に沿って、中学校の完全給食実施に向けて、給食センター建築予定地の稲生地(F1マートの裏)の土地鑑定料894,000を補正予算に計上。
この予算案には、東日本大震災で防災安全予算が緊急計上されるかもしれないこの時期に給食センター建設に取り掛かると27億500万円の建設費、年間維持運営費が2.5億円以上かかるというのは、財政難の状況では得策ではない。
給食センターでなく、各学校に給食室を建設すれば、20億円以内(世田谷区の例より)で済むし、食育の観点からも給食センターでなく自校方式を検討する時間をつくってはどうか。という議員の意見が文教福祉常任委員会、予算決算委員会、本会議と3回にわたって発言されたのに、賛同者わずか5人で、給食センター建設用地、不動産鑑定料予算が認められてしまいました。

③副市長・教育長人事について、2人制を発言しながら、昨年9月に大治町副町長を不信任されたH氏の人事案は直前に取り下げられ、しばらく副市長1人でいくとして、伊賀市出身の元県議会事務局長も務めた大森氏は信任されたましたが、教育長人事で企画財務部長が、1年早く退職して教育長にという人事案の説明は、優秀な人材であるという点のみの説明で、教育現場出身でない教育長の基での鈴鹿市教育委員会は、どこに向かっていくのでしょう。市長判断に、選挙でお世話になった人からの強い後押しがあったという声も聞こえてきている状況ですが、子どもの教育を就職のあっせんに利用されては困ります。

④野間議員の一般質問に対する市長の答弁。
中学校給食に関する答弁は意気揚々と回答するも、その他の回答は前市長の時の行政回答と同じことの朗読に終始。庁舎15階のレストランは、構造上に無理があるということが分かりまして…、NTT研修センタ跡地の競技場建設は、全市的に運動施設の整備計画を見直して…と、思わぬトーンダウン。「選挙公約だったのでは」という質問に、「市長に挑戦させていただいた、私の夢を言っていた…」という回答には、思わず「2期8年の県議会議員の経験は?」と問いただしかったのは、私だけではなかったはず。

⑤議会改革に取り組むべく「議会改革特別委員会が設置されました。
東日本大震災を受けて、防災安全特別委員会も設置されました。こちらにの委員の私は、地震や津波に対する安全安心施策の遅れに市民は敏感になっているので、ぜひ市民の声を委員会として聴く機会をつくってほしいと要望しましたが、議会改革途中で議会として広聴活動するのは困るという議長の指示で、委員会としての広聴活動は未定となりました。

議会改革のための勉強会を7/24にすずか倶楽部が開催します。
防災に関する広聴活動も検討中です。

市民の為の政治を実現させるには、変えようとする市民と議員の力が必要です。
山は高い方が、登る気が起こるというものです。


鈴鹿市議会議員 後藤光雄

23年度役員、委員会構成が決まりました

2011-05-19 12:53:04 | 議会活動
5月18日(水)鈴鹿市議会の役員、委員会構成が決まりました。

議  長:青木啓文
副 議 長:森 しず子
監査委員:市川哲夫

常任委員会
総  務:南条雄士(委員長)山口吉行(副委員長)鈴木純、野間、矢野、森し、今井、森雅
文教福祉:伊藤健司(委員長)藤浪清司(副委員長)中西大輔、市川、太田、森田、泊り、森川
生活産業:大杉吉包(委員長)大窪博(副委員長)後藤光雄、大西、石田、池上、薮田、宮木
建設水道:森喜代造(委員長)宮本正一(副委員長)原田勝二、水谷、中村、竹口、板倉
予算決算:後藤光雄(委員長)池上茂樹(副委員長)3役以外全員

議会運営委員会:野間芳実(委員長)薮田啓介(副委員長)南条雄士、矢野、竹口、池上、水谷、今井

特別委員会
議会改革:原田勝二(委員長)宮木健(副委員長)南条雄士、池上、薮田、森田、大窪、大西、森川、泊り
防災安全:水谷進(委員長)中西大輔(副委員長)後藤光雄、伊藤、今井、藤浪、山口、太田、中村、石田

私は、国際交流協会の理事職もいただきました。
議員名の掲載は、正副委員長、すずか倶楽部の5人は、フルネームで、他は姓のみ順不同です

私の予算決算委員長就任のあいさつは、「鈴鹿市の予算決算について、議員の皆様の意見が反映され、市民の為によりよいかたちで諸施策が執行されるよう、予算決算委員会の運営をしてまいりますので、ご協力よろしくお願いします」でした。
常任委員会を2委員会ずつ同日に開催するので、議員がその委員会を傍聴することができない状況にあります。まずこのあたりの変更から取り掛かりたいと考えています


鈴鹿市議会議員 後藤光雄
   

返還金の内訳

2010-10-23 04:41:38 | 議会活動
 9月28日議会閉会後に開かれた全員協議会で、生活保護費等不正事務の総括として不適切な支給とされた58,498,321円の返還金の内訳の報告がありました。

 国への返還金43,873,739円は、今年の3月議会で一時立て替え払いが承認され、国に返還されています。それに、市に対して返還すべき14,624,582円を加えた58,498,321円を「生活保護移送費等にかかる寄付を募る会」という副市長を会長とする任意団体を設立し、関係管理職員、関係一般職員並びに一般管理職に対して寄付を募って、またこれに合わせて同じ副市長がトップを務める鈴鹿市職員共済組合に協力を求めて、返還金の準備が整ったというものでした。

 内訳は、市長給与の10%減額分   1,796,484円
     関係職員 18名から    6,352,074円
     一般管理職等 232名から 10,226,395円
     その他   6名から     360,332円
     職員共済組合より     39,763,036円
          合  計    58,498,321円

 職員共済組合からの返還金拠出は、一般職員からの提案であり、決して「寄付を募る会」会長として圧力をかけたわけではない。

 共済組合からの拠出金は特別積立金からです。

という副市長の説明に、議員側から特別積立金の中身を問う質問と、市からの補助金がそこに含まれているのではないかという質問、一般職員からの提案とのことだが、数人の職員に聞いたが皆知らないということだったが…という質問がありました。

 これに対し、
・特別積立金は、庁舎改築の際に職員食堂を作るため等にプールしたものである
・毎年、市から補助金を受けるが、プールしたのは職員から集めたお金のみである
・職員共済組合の正式な会議の中で、若手職員から発言されたものである
という回答でした。

 平成21年度決算参考資料として収入・支出内訳表等が提出されましたが、特別積立金がいくらあるという資料の提出はなく、石田議員からいただいた資料から特別積立金が167,602,324円あること、21年度繰越繰越剰余金が9,536,399円あるということ等を知ってはいましたが、説明資料を提出しない市側の態度

 21年度共済組合の収入合計は、113,747,220円    
         支出合計は、114,103,122円

  収入の中で、補助金収入は、 30,615,610円
  その補助金の使途は
   慰安会費38,045,571円の内22,497,575円
   福利厚生費8,476,669円の内8,118,035円
           合わせて30,615,610円を
 補助金から支出したという説明です

 このように、特別積立金は職員からの共済掛金を積み残したもので、決して市からの補助金を残してはいません。22年の市からの補助金も、全職員の給与の1000分の5から1000分の4に引き下げています。職員共済掛金は全給与の1000分の6です。という説明

 理解できません。

 こういう言い訳をした後に、「新たな決意の下に再発の防止及び信頼の回復を進め、今後への貴重な教訓としてコンプライアンスの熟成に向けて、信頼される市役所を早く取り戻すため全力で取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。」と言われても・・・

 一生懸命に働く職員の姿も目にしています。
どうも、牽引している人たちの姿勢に問題がありそうです。

 私たち市民の生命と財産を守るためにではなく、自分の立場と既得権を守るために働いているような気がしませんか

 トップの本音を聞きたいものです

鈴鹿市議会議員 後藤光雄

生活保護費不正支給の返還金について

2010-09-13 06:19:03 | 議会活動
  平成16年から19年までの4年間に、8,101件58,498,321円の生活保護費不正支給があったとされ、うち43,873,739円が国庫負担金の返還額で、「市民の皆様にはご迷惑をおかけしない方法で、不正支給額全額を市に返還します」と市長が述べたのは、今年の3月議会。

 返還金の集まり状況を、石田議員が訊ねた6月議会では「あの時の、市長の~したいという気持ちを述べたんもので・・・」と、3月の発言を否定するような副市長の発言があり

 10日の質疑で、同じく石田議員が職員共済組合の内部資料ということで、「共済組合費の中から4,000万円を返還金のために拠出する」とあるが、平成21年度決算の中の職員共済組合補助金が27,661,455円支給されているがその内容、内訳について質問をしました。

 「職員人件費の5/1000を市費で、6/1000を職員から集め、職員の人間ドック等の受診補助や、クラブ活動などの補助金等福利厚生費としての補助金です」という回答でした。

 市民の税金から、2,700万円ものお金が職員の福利厚生費に支給され、そのプール金の中から4,000万円を返還金にあてるということは、不要な補助金の支出ではないかと問うた石田議員に、職員共済組合は外部団体なので答えられないという総務部長


 月末の全員協議会で、返還金について説明をするということです。

 市長の言葉、副市長の言葉、内部資料が議員の手に渡るということから感じる職員の不満・・・

 議会として、しっかりチェックする必要、この補助金の見直しの必要性を感じています。

 来年3月の市長選への出馬を問われて「第5次総合計画を自分の手でやり遂げたい」と述べた市長の行政運営力を、改めてチェックする9月議会です

鈴鹿市議会議員 後藤光雄

鈴鹿市21年度決算

2010-09-09 03:49:14 | 議会活動
 鈴鹿市の平成21年度会計決算報告がありました。
内容を抜粋します。

一般会計
歳入 61,502,440,300  歳出 61,017,592,876 差引残額 484,847,424円

差引残額から 233,010,591円を財政調整基金に積み上げ。

鈴鹿市の主な基金残高は 
      財政調整基金     3,818,482,733円
      庁舎建設基金    1,035,534,836円
      公共施設整備基金  609,736,149円
      公共下水道整備基金   589,386,508円
      土地開発基金     1,726,000,000円 等々で

      基 金 合 計は  12,824,927,344円

歳入の内訳
 市税        29,209,685,775 市民税  13,256,735,534
                   固定資産税 13,141,028,306
                   軽自動車税、 385,087,289
                   市たばこ税 1,153,813,516
                    都市計画税 1,259,644,800
地方消費税交付金  1,756,370,000
ゴルフ場利用税交付金 96,872,825
 自動車取得税交付金   232,334,000
 地方特例交付金     501,194,000
 地方交付税       833,399,000
 交通安全対策特別交付金 40,078,000 交通違反の反則金から入ります
 国庫支出金     10,389,076,556
 県支出金       3,415,493,640
 寄付金          3,025,741 等々で

 合   計     61,502,440,300

歳出の内訳
 消費的経費
  人件費      11,879,061,000
  物件費       8,224,172,000
  維持修理費     842,861,000
  扶助費      10,412,356,000 生活保護費等
  補助費等      8,154,316,000
  合  計     39,512,766,000

 投資的経費
  普通建設事業費   8,253,456,000
  災害復旧事業費    17,754,000
  合  計      8,271,219,000

 その他経費
  公債費       6,004,930,000 市債の返済に充てる
  積立金       110,840,000
  投資出資貸付金   1,457,342,000
  繰出金       5,660,495,000
  合  計     13,233,607,000

歳出の合計は     61,017,592,876円となります

歳入の中で市民税・固定資産税・軽自動車税・都市計画税の
不納欠損額が  132,660,791 円(死亡などで徴収できない額)
収入未済額が 2,533,237,640 円ありました(未納金です)

以上が鈴鹿市の財布の中身です。
多くの人に関心を持っていただきたい数字です。
(数字がそろわなくて、見にくいままで申し訳ありません)

鈴鹿市議会議員 後藤光雄

緊急地震速報が全小中学校に設置される

2010-09-08 06:58:37 | 議会活動
 先日、鈴鹿市教育委員会と防災安全課の職員がやってきました。
緊急地震速報の市立全小中学校への導入計画がはっきりしたという報告でした。

38校にFM放送を利用したシステムを導入するとのこと。
経費は年間100万円ほどで出来そうなので、年内の設置を目指すということでした。

いつ起こるかわからない東海、南海、東南海地震の怖さは、防災の日中心にTVで放送されていましたが、このシステムが1日も早く設置されて、また少しでも多くの人に利用されて、大切な命を守る手助けになることを願っています。

防災安全課の職員に聞きました。
2年前に試行した公民館や、小さい子供のいる保育所などへの設置の計画はありますか?と。

豆鉄砲を喰らったような表情をした職員に、担当課と話を詰めて、防災安全課が目指す「市民の安心・安全のための施策」の1日も早い実行をお願いしました。

鈴鹿市議会議員 後藤光雄

議員間討論

2010-06-08 15:34:41 | 議会活動
平成21年10月
 地方分権の進展に伴い、地方自治体の最終意思決定機関であり二元代表制を担う議会には、政策の決定、監視及び評価機能の一層の充実に加え、政策形成能力を求められている ことから、鈴鹿市議会全員協議会規定に基づき、議員間討議を実施すると決まりました。
市民本位の立場で、会派または会派を越えた議員として政策研究に取り組み、政策的条例の策定、市長に対しての政策提言等を行うことを目的とした議員間討議です。

5月14日
今年度の役員、委員会組織等が決まった後に、第1回目の議員間討議が行われました。

テーマは「NTT研修センタ跡地に計画された防災公園について」私の会派、「すずか倶楽部」の提案でした。

NTT研修センタ跡地は、24.9haありますが、そのうちの7.3haを防災公園に、残りの17.6haは、市街地整備するという3月議会の全員協議会での都市整備部市街地整備課の説明に対して、
17.6haの土地利用について、
(1)軍都として誕生した鈴鹿市の歴史が残る、第一鈴鹿海軍航空基地の正門、番兵塔、格納庫3棟(2つは3,200㎡、1つは1,600㎡)などの遺跡を残してほしいという市民運動がある
(2)半径2㎞範囲の防災公園でなく、平成33年に控えた三重国体の会場となりうる運動公園を併せ持つもっと大きな防災公園としての計画をしてほしい
(3)隣接する旭が丘小学校の生徒一人当たりの運動場面積は9㎡。鈴鹿市全小学校の平均は20㎡。人口増が予想される旭が丘地区の小学校の運動場の確保も必要
(4)市の計画する防災公園、URによる市街地整備を合わせた今回の計画を議会承認すると、17.6haの約半分が道路、調整池、公園等で減歩されてしまう

という4つの理由で、議会としての市長への計画見直し提言をお願いしたく議題提案させていただきました。

「NTT研修センタ跡地を市民のための利用を考えると全てを購入すべきだ」だという会派の意見をはっきり述べなかったために、議員間討議は深まることなく、現地視察をしてから再度討議をするか考えるということになりました。

6月議会に、防災公園街区整備事業の実施(防災公園整備と市街地整備部分を加えた19億円の債務負担行為の議案が上程されています。

議員間討議の継続に対する各派代表者の意見は、各派で考えればいいという会派が多く否決されました。

今回の議案は、緊急性が求められている問題であり、先送りする為に議会で議会案を作成する時間をつくってほしいという願いがあって議員間討議を提案しましたが、準備不足も否めなく、議案採決までに一人でも多くに理解してもらえるように活動をしていきます。

平成16年にまとめられたNTT跡地土地利用転換計画では、全体の土地利用について鈴鹿市も関与することになっていますが、現状は土地所有者のNTTと独立行政法人都市再生機構(UR)
の2社に丸投げしているようです。というのは、どうもUR側には、10年後に三重国体があることも、戦争遺跡の保存請願が出されていることも聞こえていないようなのです。

200人が特攻隊員として飛び立ったという航空基地。
鈴鹿市の誕生に大きく関係した記念公園として、祈念公園でもいいですね。
鈴鹿医療科学大学薬学部もあるので、東洋西洋医学の両視点から健康に取り組むこともできる。治療、リハビリ施設をおいて「鈴鹿市民の健康と平和祈念公園」とする計画を再提出させたいものです。


鈴鹿市議会議員 後藤光雄

20年度体制が決まりました

2008-05-19 07:01:39 | 議会活動
鈴鹿市議会の改選が行われました。

議長は 竹口議員 副議長は 伊藤寿一議員・・・

私は、建設水道常任委員会の委員長です。
議会改革特別委員会 委員と 北勢公設地方卸売市場組合議会議員 の一員です。

常任委員会の委員長は、責任の重さを感じています。
行政のチェック機能と、委員会運営。しっかりと務めます。

議会改革特別委員会は、新設された委員会ですが時代の変化に対応した議会のあり方を議論する必要を強く感じております。
議員全員で議論すべきことと認識しておりますが・・・
選挙の時だけの「議員」「議会」と言われないように発言していきます。

よろしくお願いします。