Go! Go! 後藤光雄

鈴鹿市議会議員 後藤光雄。鈴鹿に生まれて鈴鹿に住んで鈴鹿にやってきて「本当に良かった」といえる、まちづくりをともに!

交通取り締まりの不思議

2010-07-08 16:16:37 | 出来事
えっ!と思わず自分が何をしたか、あわてて振り返える交通取り締まりの不思議について誤解を恐れずに書いてみようと思います。

 場所は、東京都文京区後楽2-1富坂派出所の近くの交差点。
5月1日の夕刻、首都高速道路を下りて上野のアメ横を目指していた私。

首都高の降り口は道路右端。4車線ほどの広い道の先方100メートルもないぐらいで左折をしなければなりません。
しかもその交差点には、左折専用の分離した車線があり、横断歩道もある複雑な交差点。

降り口の合流地点の信号が青になり、左後方からの車の有無を確認しながら、左折の交差点がここでまちがいないか道路案内板の表示にも目を配りながら、横断歩道を渡ろうとしている人がいないかを確認して左折しました。

すると、その先で、ニコニコと若いお巡りさんが停車を指示しています。

「左右の確認していたのは認めるが、車が止まらなかったから交通違反です」とにこやかに声をかけてきました。

初めてこの交差点を通過する私は、ここでよく事故があることも、派出所があってお巡りさんが隠れて取り締まりをしていることなど知りません。
しかし、自分の車の安全な走行と、道筋が間違っていないかを確認し、交差点内の安全も確認して運転をしていました。

ここで車を止める目的はなんでしょう?
「左右を確認したのは認めるが・・・」の言葉に思わず「ルールは何故あるかわかるか?」と質問をしてしまいました。

若いお巡りさんは、「時速40㎞のところは決してそれ以上のスピードでは走行しない」と流れに乗った運転をしない自分のように、停止線で止まらない私がいけないと主張しました。

反論する私に、署内から年配のお巡りさんが出てきました。
「止まれという標識が3か所に書いてあるのに、おまえは見ていて無視をした」と言います。私の記憶には、道路の舗装の色が変わっていたことしかありません。
「標識には気づきませんでした」とういう私に「どこを見て運転してるんだ。見えないはずがない。ごまかすな。」と言います。
「目に映っても私の意識は、左右の確認や、ここでまちがいないかの確認などで、情報として入ってこなかった」といってもうそつき扱いです。

「横断歩道のところにお巡りさんが立っていたらきっと止まったのに、なぜ隠れていたのか」という質問には答えません。

これで7,000円の反則金が国庫金となります。
ちなみに、鈴鹿市には毎年4,000万円ほどが交通反則金からの交付金として一般財源の収入となっています。

運が悪かった。という問題ではないと思いませんか。

このやり方に疑問を持たないかと、若いお巡りさんに聞きました。
考えたこともないようでした。
組織の在り方に常に疑問を持たない者ばかりとなっている組織は危険です。

かって、三重県庁前の交通安全週間の出発式で、三重県警のトップが「スピードメータをみるということもわき見運転といえます。そういう心を持った取り締まりに努めて交通安全指導を・・」と訓示を述べていたことを思い出しました。

お巡りさんは、だれを守っているのでしょう。
あっそうか。自分のことしか守れないお巡りさんが増えたんで、「お巡りさんが助けてくれる」「困ったらお巡りさんを」という気持ちが無くなってしまったんだなきっと。

市議会議員を、市議会委員と書いた若いお巡りさんは、今何を考えて仕事をしているのでしょう。

日本の教育の在り方まで考えさせられた出来事でした。

鈴鹿市議会議員 後藤光雄