高木善之著「だいじょうぶ-ひとりじゃない-」から
ハゲ
うちの娘には、頭に3センチくらいのハゲがあります。
そのことについて娘には「生まれた時からアザがあって、そこだけ髪の毛が生えないんだよ」と、鏡で見せて説明しています。
事実を話すだけで、いい悪いなど余分な意味はつけません。
ある日、担任の先生から電話がかかりました。
「お宅の娘さん、頭にハゲがありますよね。きょう外へ出たとき風が強くて、髪の間からハゲがみえましてね、周りの子どもたちが『あ、ハゲやハゲや!』と騒いだんです。私は、とっさにどういえばいいかと迷っていたのですが、加乃ちゃんは『見て見て!私ね、生まれたときからアザがあってね、ここだけ髪が生えないの』と言って、自分で髪を上げてみんなに見せて回ったんです。そしたらみんなも『どうして?』とか『もういっぺん見せて!』と言って、何べんも納得するまで見たんです。するとあとは何も言わないんです。驚きました。これだったらいじめは起きないですね…。どんな子育てをしているんですか」と聞かれました。
…すごいですね。子育ても、子どもも、先生も。
いじめは、もともと子どもの心にはないのではないでしょうか。
いじめは、大人の想い、大人の世界の反映ではないでしょうか。
親が家庭で口にする不平や不満、悪口や差別、そうしたものが徐々に子どもたちの心を蝕んでいるのです。
会社で不満を持つお父さんが、家庭に不満をぶつけ、お母さんが子どもに不満をぶつけ、その子どもが学校で友達に不満をぶつけるという不幸の連鎖、悲しみの連鎖を招いているのではないでしょうか。
また、バイオレンス(暴力)もののテレビ番組や漫画が、悪影響を与えていると思います。
私は、紹介させていただきながら、すごくいい気分になっています。
そうなんだよなぁって感じです。
エピソードや、きっかけ等々是非読んでみてほしいお話がいっぱいです。
ハゲ
うちの娘には、頭に3センチくらいのハゲがあります。
そのことについて娘には「生まれた時からアザがあって、そこだけ髪の毛が生えないんだよ」と、鏡で見せて説明しています。
事実を話すだけで、いい悪いなど余分な意味はつけません。
ある日、担任の先生から電話がかかりました。
「お宅の娘さん、頭にハゲがありますよね。きょう外へ出たとき風が強くて、髪の間からハゲがみえましてね、周りの子どもたちが『あ、ハゲやハゲや!』と騒いだんです。私は、とっさにどういえばいいかと迷っていたのですが、加乃ちゃんは『見て見て!私ね、生まれたときからアザがあってね、ここだけ髪が生えないの』と言って、自分で髪を上げてみんなに見せて回ったんです。そしたらみんなも『どうして?』とか『もういっぺん見せて!』と言って、何べんも納得するまで見たんです。するとあとは何も言わないんです。驚きました。これだったらいじめは起きないですね…。どんな子育てをしているんですか」と聞かれました。
…すごいですね。子育ても、子どもも、先生も。
いじめは、もともと子どもの心にはないのではないでしょうか。
いじめは、大人の想い、大人の世界の反映ではないでしょうか。
親が家庭で口にする不平や不満、悪口や差別、そうしたものが徐々に子どもたちの心を蝕んでいるのです。
会社で不満を持つお父さんが、家庭に不満をぶつけ、お母さんが子どもに不満をぶつけ、その子どもが学校で友達に不満をぶつけるという不幸の連鎖、悲しみの連鎖を招いているのではないでしょうか。
また、バイオレンス(暴力)もののテレビ番組や漫画が、悪影響を与えていると思います。
私は、紹介させていただきながら、すごくいい気分になっています。
そうなんだよなぁって感じです。
エピソードや、きっかけ等々是非読んでみてほしいお話がいっぱいです。