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南京30万人大虐殺72周年記念 Nanjing Massacre remembered

2009-12-14 | グローバル政治
2009年12月14日(月)

本日の、中国の「人民日報」のサイトを見てみると、英語版と日本語版では内容が違うことに気がつく。

日本語版では、11日付けで「習近平副主席が日本、韓国、カンボジア、ミャンマー歴訪へ」という記事と、「胡錦濤主席、日本の民主党代表団と会談」との記事が出ているが、英語版にはない。

記事によると、習近平副主席の訪日は、「日本政府、韓国政府、カンボジア政府、およびミャンマーのマウン・エイ国家平和開発評議会副議長の招待を受け、12月14日から22日にかけてこれら4カ国を公式訪問する」中のひとつであることがわかる。

そして、140人の国会議員を含む600人の大訪中団を引率した小沢民主党幹事長が、胡錦濤主席に語った言葉を、そのまま引用すると:

「中国の経済・社会発展の新たな成果や、国際・地域問題において中国の果たしている重要な建設的役割を高く評価。国際・地域情勢の深いレベルでの変化は、各分野での両国の友好協力の深化に、広大な展望を切り開いた。民主党は一貫して日中関係の全面的な発展を自らの務めとしており、今後も引き続き両党の交流制度を土台に、中国側との協力を強化し、日中戦略的互恵関係をたゆまず新たな段階へと押し上げるべく努力していく」となっている。

一方、英語版にあって日本語版にないのが、"Nanjing Massacre remembered after 72 years"(南京虐殺、72周年を偲ぶ)という記事である。

「人々は、第二次世界大戦中に日本の侵略軍が犯した南京大虐殺を生き残った人たちの写真展を訪れた。12月13日は、30万人が死んだ南京虐殺の72周年の記念日である(Dec. 13, 2009 is the 72nd anniversary of the Nanjing massacre, which left 300,000 Chinese people dead.)」との記事とともに、6枚の当日の模様を伝える写真を掲載している。