日々の出来事 3月24日 ジュール・ヴェルヌ
今日は、ジュール・ヴェルヌが亡くなった日です。(1905年3月24日)
ジュール・ヴェルヌは、フランスのSF作家です。
作品の“地底探検”、“海底二万マイル”、“八十日間世界一周”、“ 十五少年漂流記”は、SF小説の古典としてよく知られています。
ジュール・ヴェルヌは、フランスのペイ・ド・ラ・ロワール地方のナントで生まれました。
子供時代はロワール川の中にあるフェイド島で過ごし、島に訪れてくる船乗りたちの冒険話を聞くにつれ、海の英雄になることを夢見ていました。
11才のときに、初恋の相手であるいとこのカロリーヌにサンゴの首飾りを買ってあげる資金を得るためと海の英雄になるために、密かに水夫見習いとしてインド行きの帆船に乗船しました。
しかし、出航間際に父に見付かり連れ戻され説教されてしまいます。
その後、弁護士である父の指示でジュール・ヴェルヌはパリの法律学校へ進学、このときパリで多くの芸術家たちと交流が始まりました。
そのなかでアレクサンドル・デュマと出逢ったことが作家を志すようになった切っ掛けです。
そして処女作である“折れた麦わら”を発表、劇作家としてデビューを果たしました。
後に作風が変わったのはエドガー・アラン・ポーの影響で、科学に関する小説を書き始めた最初の“気球に乗って五週間”が大ヒット、科学・冒険小説を数多く創作する中で流行作家の地位を築きました。
“ 人間が想像できることは、必ず実現する。”
ジュール・ヴェルヌ
ジュール・ヴェルヌ
☆今日の壺々話
潜水艦ノーチラス号
世界初の実用的な潜水艦であるノーチラス号は、ナポレオンの依頼によってロバート・フルトンが設計しました。
このノーチラスの名前はラテン語でオウムガイを意味しており、ジュール・ヴェルヌの小説“海底二万マイル”に登場する架空の潜水艦に採用されました。
その後、潜水艦ノーチラス号は、映画の“巨大生物の島”、“アトランティスの謎”、ディズニーの“海底二万マイル”、テレビアニメの“ふしぎの海のナディア”、テレビドラマの“スタートレック”、 ファミコンソフトの“ヴェルヌワールド”、コミックの“リーグ・オブ・レジェンド”など、また、1958年に初の北極海横断潜航に成功したアメリカの世界最初の原子力潜水艦の名前としても採用されました。
そして、ディズニーランド・パリでは、アトラクションの“ノーチラス号の探検”で、ノーチラス号の中へ入ることも出来ます。
日本近海を潜航し領海侵犯して来る潜水艦を省エネで沈める方法
(1) 潜水艦を沈めるには?
答 入り口の扉を3回ノックする。
すると「何か用あるか?」と言いながら、中から開けてくる。
(2)潜水艦を再び沈めるには?
答 入り口の扉を再び3回ノックする。
すると「その手にはもう乗らないあるよ!」と言いながら、窓を中から開けてくる。
(3)潜水艦を3度目に沈めるには?
答 入り口の扉を4回ノックする。
すると不審に思い、様子を見るため裏口の扉を中から開けてくる。
各国の兵器事情
フランスの兵器
「何がしたかったのかはわかるが、やりかったことというのはその程度なのか?」
イタリアの兵器
「どうしてそうなるのかはわかるが、そうするしかないものなのだろうか?」
イギリスの兵器
「何がしたかったのかはわかるが、どうしてこうなったのかはわからない。」
ソ連の兵器
「どうしてこうなったのかはわかるが、何がしたかったのかはわからない。」
ドイツの兵器
「こうするしかなかったのはわかるが、そこまでしてやる理由がわからない。」
日本の兵器
「こうするしかなかったのはわかるが、まさか本当にやるとは思わなかった。」
アメリカの兵器
「必要なのはわかるが、そこまで沢山作る理由がわからない。」
日本の例
日本の伊号潜水艦は水上偵察機を格納できた。
アイスクリーム
米海軍では潜水艦にさえアイスクリーム製造器が付いていたので食べ放題でしたが、その為、虫歯も多かった。
米海軍のアイスクリームを意味するスラングは「ゲダンク」であり、歯が悪くなるといった意味からきており、そこから艦内のアイスクリーム製造器の事を「ゲダンク・バー」と言ったそうで、米国水兵のアイスクリーム狂いを冷ややかに見ていた英国兵も、米国艦に艦に招待されると、真っ先に行くのがゲダンク・バー。
あるとき第3艦隊旗艦ニュージャージーの新任少尉二人が、ゲダンク・バーの途切れない列をにいらだち、上官優先と言いながら列の先頭に着こうとしました。
列の中から不満の声があがるなか、それをかき消すぐらいの大声で、
「 自分の定位置に戻れ!!」
と怒鳴り声が響いきました。
その割り込んだ少尉二人が怒鳴った水兵を叱りつけようとすると、その声の主は第3艦隊司令官のハルゼー提督だったそうです。
提督は辛抱強く、列で自分の番を待っていたのでした。
その後、新米少尉達はスゴスゴと“定位置”に。
水木しげる
ゲゲゲの鬼太郎でおなじみの漫画家・水木しげるさんは戦時中兵隊として南方戦線に出征した経験を持つが、乗っていた輸送船で潜水艦見張りに立っていた時に魚雷攻撃を受けたことがある。
その際、すんでのところで魚雷をかわしたのだが、水木氏は魚雷の通った後の白い筋が綺麗に見えてしまったのか、「ウワー、面白い!」と叫んでしまい、上官にぶん殴られたことがある。
駆逐艦
独在住です。
先日、町内のアンケートを取りに回ってきたドイツ人のおじさんと話をしたときのこと。
「 ドイツ語、まだあまりできないので・・・。」
「 そうですか、それは残念・・・。
ところで、あなたは日本人?」
「そうです。」と答えると、おじさんいきなり「日本のクチクカン知ってますか?」
ここから英語だったんだけど、クチクカン(駆逐艦)は日本語でした。
「 日本の駆逐艦は素晴らしい。
なんてったって名前が素晴らしい。
朝霧、夕霧、春雨・・・。
ああ、なんと文学的な!
駆逐艦にこういう名前をつける感性、その素晴らしさがあなたにわかりますか?
もちろんおわかりでしょう。
何故ならあなたは日本人なのですから!」
と絶賛してました。
おじさんはそこに日本人のエスプリを見たらしいです。
以前アメリカに住んでたとき、会社の守衛の黒人おじさんが日本の戦艦の大ファン、山ほどプラモデルを作ってる人で、その人も同じことを言ってました。
「 真暗な世界に日が昇る。
世界は少しずつ白になっていく。
そこにひとつの影が現れるんだ。
クールなその姿。
彼女の名はアサギリ。
アサギリだぞ?
わかるか?
・・・もう泣くしかないだろ?」
「わかるぜブラザー!」と答えておきました。
言われてみれば、なんだか優雅な名前だね。
命名の決め事みたいなものがあるのかな?
はい。
空母は空を飛ぶものに関連する名前と旧国名
戦艦は旧国名
重巡洋艦は山、軽巡洋艦は川の名前
一等駆逐艦は気象、季節に関する名前
二等駆逐艦は草木の名前
輸送艦は岬や海峡名
です。
猫“オスカー”の物語
・新造成った戦艦ビスマルクにネズミ取り水兵として着任。
↓
・1941年5月27日、ビスマルク沈没。しかしオスカーは脱出、漂流中のところ、英国駆逐艦コサックに救助される。
↓
・駆逐艦コサックにネズミ取り係として採用されサムと改名、そのまま横滑りで乗組。
↓
・コサックは地中海へ。1941年10月24日、独潜水艦の雷撃を受け二日後に沈没。
オスカーは再び救助され、ジブラルタル島へ上陸。
↓
・直後に寄港した空母アークロイヤルに便乗して出航。
↓
・1941年11月13日、ジブラルタルから30カイリの地点でU-81潜水艦の雷撃を受けアークロイヤル沈没。
しかしまたしてもオスカーは救助され、ジブラルタル島へ再上陸。
↓
・乗艦が三度沈められ、三度生還した超ラッキー猫オスカーとして有名になるも、こいつを乗せた船は皆沈むと評判が立つ。
以後、ジブラルタル島の士官宿舎のネズミ取り係を命ぜられ地上勤務となる。
↓
・戦後、勇気ある貨物船に便乗させて貰い、奇跡的に北アイルランド・ベルファストへ到着。1955年死去。
現在、テムズの国立海事博物館にオスカーの肖像画が展示されている。
スケジュール通りに行動する国
あのさぁw
「電車が毎日ダイヤを守る」国なんて世界中で日本だけなんだけどさぁ。
日本以外の国のどこでも電車なんてダイヤどおりに来やしねーんだ。
「電車がダイヤ通りに走る」のが日常になってくると、それが日常だと思いがちなんですね。
わかりますわかります。
ドイツはわりかし正確だったぞ。
それはともかく、運行ダイヤは定時運行前提で組んである訳だから、定時運行できない場合はダイヤを調整する必要がある。
それはすなわち異常事態だよ。
何処の国であってもね。
戦争中、輸送船の運行スケジュールを無線でやり取りし、その運行スケジュール通りに、輸送船を運行し続けた国があった。
で、その運行スケジュールから外れる事は殆ど無かったんで、沈める側は、「ショウゴイチ」って所で待ち伏せしていると、ほぼ時間通り、獲物が何の護衛もつけずにやって来るので、楽に仕留めることができた。
と、アメリカ潜水艦乗りの回想録で読んだことがある。
その末裔は仕事が終わって、気の知れた仲間内で飲みに行く時ですら5分前行動で、深夜のカラオケや時間制の飲み放題ですら5分前には撤収準備が完了しているという・・・。
なんだでだろうね?
南方各地の孤立基地への定期的な空襲も、時間が決まってたので、人員や機材の退避、機体がある場合は空中退避とかがやり易かったと言う話を読んだ事がある。
なんてアホな国。
でも、そんな国に生まれてよかったと思える。
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