日々の出来事 3月14日 大阪万博
今日は、大阪万博が開会された日です。(1970年3月14日)
大阪万博は、1970年3月14日から1970年9月13日の183日間、大阪府吹田市の千里丘陵で、人類の進歩と調和をテーマに開催されました。
会期中の総入場者数は64,218,770人、1日の入場可能者数650,000人のところ、9月5日の最高入場者数835,832人で大パニックを起こし、最低入場者数でも3月16日の163,857人もおり、我も我もと日本中の人々が千里丘陵にやって来ました。
参加国は77カ国4国際機関に登り、岡本太郎の太陽の塔には目玉男が登り、母の塔階段には髪の毛バサバサ髭伸び放題のすっ裸男が奇声を上げて登ろうとし、迷子になった親と子供の数は220,643人にのぼりました。
人気パビリオンでは長蛇の列と強烈な待ち時間がニュースになり、夏には待っている最中に熱射病で倒れる人が続出しました。
そして、各パビリオンに入場すると、長い列に並んだ甲斐があり、綺麗なコンパニオンがニコッと笑い掛けるので、ついつい我を忘れてフラフラし、電話番号を聞こうとしても、プロレスラーのようなヒゲモジャの外人に、つれなくパビリオンを追い出されてしまうのです。
アメリカ館では、アポロ計画で持ち帰られた月の石が目玉として展示され人気がありましたが、実はワシントン館と日本館にも月の石は、そっと展示していました。
大阪万博の会場に入場すると、未来の世界がバラ色に見えてきます。
動く歩道やモノレールが動き、携帯電話やローカル・エリア・ネットワークが紹介され、リニアモーターカーや電気自動車やテレビ電話や人間洗濯機まで登場し、ファミリーレストランやファーストフードで食事をし、缶コーヒーを飲みながら、普段食っているのと違ったブルガリア・ヨーグルトに驚き、今あるものを過去の懐かしきものとしてタイムカプセルに入れて埋めるのです。
夜の会場には、電飾がクリスマスのように美しく飾られ、ヴィッキーやポール・モーリアの“恋は水色”が流れて、綺麗なコンパニオンと仲良くなれなかった悲しい心を癒してくれるのです。
そして、とどめには、三波春夫の能天気な“世界の国からこんにちは”が流れて来ます。
世界の国からこんにちは
( 歌 三波春夫、作詞 島田陽子、作曲 中村八大 )
ヽ( ・∀・)ノ こんにちは こんにちは 西のくにから
こんにちは こんにちは 東のくにから ♪
こんにちは こんにちは 世界のひとが
こんにちは こんにちは さくらの国で
1970年の こんにちは~ ♪
こんにちは こんにちは 握手をしよう ♪ヽ(´∀`)ノ
♪(´∀`)ノ゙ こんにちは こんにちは 月の宇宙へ
こんにちは こんにちは 地球をとび出す ♪
こんにちは こんにちは 世界の夢が
こんにちは こんにちは みどりの丘で
1970年の こんにちは~ ♪
こんにちは こんにちは 握手をしよう ♪ヽ(´∀`)ノ
♪(´∀`)ノ゙ こんにちは こんにちは 笑顔あふれる
こんにちは こんにちは 心のそこから ♪
こんにちは こんにちは 世界をむすぶ
こんにちは こんにちは 日本の国で
1970年の こんにちは~ ♪
こんにちは こんにちは 握手をしよう
こんにちは こんにちは 握手をしよう ♪ヽ(´∀`)ノノ゙
「 お客様は、神様です!!」
三波春夫
☆今日の壺々話
神様からの強烈なプレゼント
子供の頃、噛み合わせが逆だった。
一応女の子なので親も心配して。
でも矯正は保険きかない。
どうした物かとそのまま月日は流れる。
で、小学2,3年の時。
いつもと違うくしゃみが襲った。
全身で思いっきり。
コントか漫画みたいに。
ハックションのンの時にコメカミが物凄い音をたてた。
ゴリっていうかガゴっていうか。
余りの痛みに顔がどうかしたかと思い、鏡を見た。
涙目で。
いーってしたら噛み合わせが正常になってた。
今でもそのまま正常。
あまり信じてもらえないんだけど、本当だよ。
我家では30万円のくしゃみと呼んでる。
神様の贈り物
信仰心の厚い神父がいつものように祈りを捧げていると、目の前に神様が現れた。
「 お前はりっぱな人物だ。
私からお前に贈り物をあげよう。
3つのうち1つだけ好きなものを選びなさい。
一つ目は知恵。人類で最高の知恵をお前に与えよう。
二つ目はお金。一生遊んで暮らせるほどのお金をお前に与えよう。
三つ目は若さ。永遠に年を取らない若さをお前に与えよう。」
神父は悩みに悩んで言った。
「 それでは、知恵を下さい。
これで人々を幸せにしたい。」
「 分かった。」
神様はそう言うと、神父を眩しい光が包み込んだ。
やがて光は薄れ、神様は消えた。
周りの神父たちが驚き、その神父の第一声を聞くために集まると、神父はうなだれて言った。
「 お金にすれば良かった。」
国際寮に住んでいたときの昔話
宗教の話をしてて、
「 日本には何処にでも神様がいるんだよ。」
「 八百万って言うのは"いっぱい"って意味。」
「 中には貧乏の神なんてのもいるんだー。」
などと、つたない英語で話した事がある。
相手は呆れたというか信じられないみたいな感じになった。
何しろあちらの神様(GOD)はまったく善なので、悪や不幸といった類のものを司る神様というのがイマイチ想像出来なかったらしい。
そんで相手が「ここのトイレにも神様がいるってのかいHAHAHA」みたいな事を言ったわけ。
(日本語で神と紙と髪が同じ音だよー、という話がその前に出ていた。)
当時使用していたお世辞にも綺麗とはいえないトイレで、紙は流せない(詰まる)し、余裕で汚物が溜まる。
「 トイレの神様はとても徳の高い神様だ。」
と言ったら冗談だと思ったらしく爆笑。
「 神様が集まってそれぞれが司る場所を決めた時、皆汚いからと嫌がった。
でもトイレってなくてはならないものだよね?なければ困るよね?
だからその神様は進んでその役割を引き受けたんだよ。」
「 トイレを綺麗にする人は、その神様がちゃんと見てて運を授けてくれるんだよ。」
(元ネタ:にほん昔話)
皆しーんとして、えらい感激された。
感心というか、思っても見ないことを言われた!と。
その後も色々日本の神話とかについて聞かれる事が増えて、付け焼刃で勉強しなおした。
古事記とか一通り読んでて良かったなーと思ったよ。
それからしばらくして、うちの寮のトイレは今までと比べ物にならないくらい綺麗になった
だめ、神様が見てる
【キリスト教】
( ゚д゚ )
【イスラム教】
( ゚д゚ )
【ユダヤ教】
( ゚д゚ )
【日本八百万教】
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神様はちゃんとおる
付き合って3年の彼女に唐突に振られた。
「 他に好きな男が出来たんだー、じゃーねー。」
就職して2年、そろそろ結婚とかも真剣に考えてたっつーのに、目の前が真っ暗になった。
俺は本当に彼女が好きだったし、勿論浮気もしたことないし、そりゃ俺は格別イイ男って訳じゃなかったけど、彼女の事は本当に大事にしてたつもりだった。
なのに、すっげーあっさりスッパリやられた。
どーにもこーにも収まりつかなくて、電話するも着信拒否、家行ってもいつも留守、バイト先も辞めてた。
徹底的に避けられた。
もーショックですげー荒れた。
仕事に打ち込みまくった。
それから半年、お陰で同期の中でダントツの出世頭になってた。
彼女の事も、少しずつ忘れ始めてた。
そんなある日、携帯に知らない番号から電話がかかってきた。
最初は悪戯とかだと思って無視ってたんだけど、何回もかかってくる。
仕方ないから出た。
別れた彼女の妹を名乗る女からだった。
その女が俺に言った。
「 お姉ちゃんに会いに来てくれませんか?」
で、彼女は白血病にかかっていて、入院していた。
ドナーがやっと見つかったものの、状態は非常に悪く、手術をしても助かる確立は五分五分だという。
入院したのは俺と別れた直後だった。
俺は、病院へ駆けつけた。
無菌室にいる彼女をガラス越しに見た瞬間、俺は周りの目を忘れて怒鳴った。
「 お前、何勝手な真似してんだよっ!
俺はそんなに頼りないかよっ!!」
彼女は俺の姿を見て、しばらく呆然としていた。
どうして俺がここに居るのかわからない、という顔だった。
その姿は本当に小さくて、今にも消えてしまいそうだった。
でもすぐに、彼女はハッと我に返った顔になり、険しい顔でそっぽを向いた。
俺は、その場に泣き崩れた。
たまらなかった。
この期に及んでまだ意地をはる彼女の心が。
愛しくて、悲しくて、涙が止まらなかった。
その日から手術までの2週間、俺は毎日病院に通った。
けれど、彼女は変わらず頑なに俺を拒絶し続けた。
そして手術の日、俺は会社を休んで病院に居た。
俺が病院に着いた時には、もう彼女は手術室の中だった。
手術は無事成功、けれど、安心は出来なかった。
抗生物質を飲み、経過を慎重に見なくてはならないと医者が言った。
俺は手術後も毎日病院に通った。
彼女は、ゆっくりではあるけれど、回復していった。
そして彼女は、相変わらず俺の顔も見ようとしなかった。
ようやく退院出来る日が来た。
定期的に検査の為、通院しなくてはならないし、薬は飲まなくてはならないけれど、日常生活を送れるまでに彼女は回復した。
俺は当然、彼女に会いに行った、お祝いの花束と贈り物を持って。
「 退院、おめでとう。」
そう言って、花束を手渡した。
彼女は無言で受け取ってくれた。
俺はポケットから小さい箱を取り出して中身を見せた。
俗に言う給料の3ヶ月分ってヤツ。
「 これももらって欲しいんだけど。
俺、本気だから。」
そう言ったら、彼女は凄く驚いた顔をしてから、俯いた。
「 馬鹿じゃないの。」
彼女の肩が震えていた。
「 うん、俺馬鹿だよ。
お前がどんな思いしてたかなんて全然知らなかった。
本当にごめん」
「 私、これから先だってどうなるかわからないんだよ?」
「 知ってる。
色々これでも勉強したから。
で、どうかな?
俺の嫁さんになってくれる?」
彼女は顔を上げて、涙いっぱいの目で俺を見た。
「 ありがとう。」
俺は彼女を抱きしめて、一緒に泣いた。
ウチの親には反対されたけど、俺は彼女と結婚した。
それから2年、あまり体は強くないけれど、気は人一倍強い嫁さんの尻に敷かれてる俺がいる。
子供もいつか授かればいいな、という感じで無理せず暢気に構えてる。
後日、嫁さんのお腹に新しい命が宿ってるってわかった。
“子供は授かりものだから、無理しないでのんびり構えとこう。” とか言ってたけど、正直諦め気味だった。
まだ豆粒みたいなもんなんだろうけど、俺と嫁さんの子供が嫁さんのお腹の中にいる。
そう思っただけで、何か訳の分からない熱いものが胸の奥からこみ上げてきて、泣いた。
嫁さんも泣いてた。
実家に電話したら、結婚の時あんだけ反対してたウチの親まで泣き出した。
「 良かったなぁ、良かったなぁ。神様はちゃんとおるんやなぁ。」って。
嫁さんの親御さんは、「ありがとう、ありがとう」って泣いてた。
皆で泣きまくり。
嫁さんは身体があんまり丈夫じゃないから、産まれるまで色々大変だろうけど、俺は死ぬ気で嫁さんと子供を守り抜く。
誰よりも強いお父さんになってやる。
でも、今だけはカッコ悪く泣かせて欲しい。
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