goo blog サービス終了のお知らせ 

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆分野を選択して、カテゴリーに入って下さい。

A,日々の出来事

☆( 1年間366日分の日々の出来事  )

B,日々の恐怖

☆( 日々の恐怖 )

C,奇妙小説

☆(  しづめばこ P574 )                          

日々の恐怖 9月30日 商店街

2013-09-30 18:25:04 | B,日々の恐怖




    日々の恐怖 9月30日 商店街




 商店街で人はまばら。
寒いけど、陽は射していた記憶がある。

平日の昼間は人でいっぱいなのにな。
なんで人がいないのかな。

 私は母と二人でシャッターの閉まった商店街を歩いていた。
そこで、眠っている男がいた。

母は、「 さわってごらん。」と、うながしたので、
私はその男を、右手の人差し指でつついてみた。
(そのあとぺたぺた触ったかも知れない。)
人間よりも、とっても冷たかった。
不思議だった。
「 ママ、このひと、つめたいよ。」
問いかけた後には、母は後ろ姿。
走って追いつき、もう一度言う。
「 さっきのひと、冷たかったよ。」
「 そう。」

今思うと、正月だったんだろうな。
どうして触らせたのだ、母よ。














童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

☆童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。

-------大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ-------