カチカチ山こと天上山での見物および休憩を終えて、ロープウェーでの下山にかかるべく、行列に並びました。この時は待ち人数が最後尾の私から見て上図の通りでしたので、待機時間は10分ほどで済みました。
すぐに乗車待機列に案内されました。上図のように乗降ホームに進んで並び、登ってくるゴンドラを待ちました。眺めが良いので、待ち時間も苦にならず、むしろ楽しいひとときでした。
ゴンドラが上ってきました。登った時とは反対側のゴンドラでした。車体色もやや異なっているように思いましたが、気のせいだったでしょうか・・・。
おや、こちらのゴンドラ上にはウサギが2匹ですか・・・、なるほど。これも千両箱の上で駕籠をかついでいますね・・・。
駕籠かきスタイルで、駕籠の中に小判が積み上げてある点はタヌキと同じでした。駕籠はたぶんゴンドラで、小判は金を落としてくれる観光客、という比喩なのでしょう。
カチカチ山のロープウェーですから、2基のゴンドラにタヌキとウサギを割り振ってあるわけですね・・・。感心したのは、ゴンドラ屋上に雨ざらしであるにもかかわらず、白いウサギがそのまま白く輝いていたことです。毎日のお手入れ掃除が行き届いているのでしょう。
ゴンドラ内の様子です。通常時の満員ぎゅう詰めではなく、ある程度余裕がとれる人数におさえて3密回避をはかっている状態でした。しかし、実感としては京都市での通勤のバスや地下鉄の混雑よりも密になっていましたので、あまり3密回避にはなっていないな、と思いました。
このまま観光需要が回復して秋の連休などに観光客が増加したらどうするんだろう、とても行列一時間以内でロープウェーに乗れないだろう、と思いました。コロナそのものはまだ続いていますから、秋にも冬にも対策自体は続けられるはずですが、従前の通常期スタイルには当分戻せないでしょう。
しかし、GOTOトラベルキャンペーンや諸交通機関のコロナ対策値下げやお得なキャンペーン類は秋以降に本格化すると思いますから、たぶん9月下旬の四連休あたりにその最初の波がくるものと予想されます。久しぶりに賑わって混雑して行列だらけとなって、3密になるんじゃないかと予想されます。
(追記 予想通り、9月の四連休はどこも大賑わいで河口湖エリアも例外では無かったそうです。京都でも観光客が一気に増えた感がありましたが、この四連休のみで終わるのか、10月以降のシーズンにも人出が持続するのかは微妙なところです。)
ゴンドラから眺めた河口湖の景色です。アニメのシーンと同じですが、当たり前ですね。
このシーンですね。意図的に河口湖大橋を中心に据えて引き寄せた図にしているため、左右の拡がりがカットされています。実際に見られる景色の雄大さがアニメでは感じられませんので、現地で実際に景色に接するとかえって新鮮な感動があります。
バス停近くに降りました。一面の紫陽花のなかにタヌキとウサギも居ました。カチカチ山、なかなか楽しかったので、機会があれば劇中と同じ冬季に再訪してみたいです。
さて、バス停からは徒歩で移動しました。バスの時刻まで10分程度でしたが、目指す河口湖駅までは500メートルぐらいなので、歩いた方が早いと考えたからです。バスですと大きく迂回して遠回りのコースをとるため、河口湖駅に着く時間は徒歩よりも遅れます。
徒歩のコースは緩い登り坂が多いですが、城跡巡りの山歩きに慣れた身には気にもなりませんでした。暑い日でしたが、湖畔からの風がずっと吹き上げてくるので、汗もあまり感じませんでした。
歩いて12分で河口湖駅に戻ってまいりました。御覧の通り、駅前が閑散としているのは、このあと約一時間ほどは路線バスの発着が無いからです。計画ではここから三ヶ所目の聖地に向かいますが、バスがしばらく無いので、どうしたものかと思案しました。 (続く)