JR金谷駅に入って、13時35分発の浜松行き列車に乗りました。
13時50分に下車しました。上図は乗ってきた列車です。
下車した掛川駅の駅名標です。ここで天竜浜名湖鉄道に乗り換えるべく、連絡路を小走りに移動してホームへ急ぎました。次の列車が13時52分発だったので、乗り換え時間は2分しかなく、駅やホームの撮影は後回しにしました。
13時52分に掛川を発した天竜浜名湖鉄道のTH2100形車輌です。2020年2月現在、14輌が在籍しており、うち10輌が車体にラッピングを施してあり、明日に乗る予定の「ゆるキャン△号」もその1輌です。
上図はラッピング車輌の1輌であるTH2105号車の「ヤマハPAS号」で、ヤマハの電動アシスト自転車のPAS(パス)の広告を兼ねたラッピングをまとっています。ヤマハは浜松市に本社がある関係で、地元の天竜浜名湖鉄道とのコラボにも意欲的です。天竜浜名湖鉄道(以後は天浜線と書きます)沿線の周智郡森町に本社を置くヤマハモーターエレクトロニクスがPASのドライブユニットを製造している関係で、宣伝を兼ねてのコラボ企画としてこの「ヤマハPAS号」が実現したということです。
下車したのは13時58分、掛川から6分の乗車でした。駅を出て行く車輌をしばし見送りました。
下車駅は上図の西掛川駅でした。掛川から二つ目の駅で、御覧の通りの無人駅です。15年ほど前に来た時とあまり変わっていない気がしました。
西掛川駅の時刻表です。帰りの列車を一時間半後ぐらいと見積もると、15時34分の列車が該当します。それを確認して撮影しておきました。
いかにも天浜線の駅、という雰囲気です。見慣れた、懐かしい景色のひとつです。
私が子供の頃、天浜線がまだ国鉄二俣線であった頃、浜松の三ヶ日に親戚が居ました。母の弟にあたる叔父の夫婦で、天浜線三ヶ日駅のすぐ近くの猪鼻湖沿いに家があり、当時名古屋市に住んでいた私たちは名鉄で豊橋まで行って国鉄に乗り換えて三ヶ日まで行ったものでした。
その頃に、叔父が私を時々天竜二俣や掛川へ連れて行ってくれたのですが、その時に窓から眺めていた、輝く浜名湖の湖面、緑豊かな山間のトンネルの暗闇、の二つの風景がなぜか今も記憶に残っています。小学生までに乗った鉄道というと、名古屋に居た頃は名鉄、奈良に居た頃は近鉄ばかりでしたから、国鉄というと関西本線の他は二俣線ぐらいしか覚えていないのです。
なので、二俣線の後身である天竜浜名湖鉄道にはものすごく親しみがあります。叔父が三ヶ日から同じ浜松市内の雄踏町に転居してからは車で行く機会のほうが多くなりましたが、京都造形芸術大学時代に割と交流が多かった同級生の一人が掛川市桜木の人でしたので、招かれて天浜線の桜木駅まで乗った機会も三度ほどありました。
今回、西掛川駅で降りたのは、かつてその同級生と一緒に食事に行ったお店に行くためでした。
西掛川駅は無人駅なので改札も無く、ホームの端から上図のように高架下の道に通じる連絡路があるだけです。全然昔と変わっていません。
この日は、朝から何も食べずにあちこち回っていて、蓬莱橋たもとのやくなし茶屋にてお茶を、富士山静岡空港のカフェにてゆるキャン△ラテを飲んだだけでしたから、空腹状態でした。それで西掛川駅のすぐ北にある、かつて学友と食事に行ったレストランで食事をする計画だったのでした。 (続く)