今月の模型サークルの定期会合にて、モケジョのユキさんに尋ねられました。
「大洗女子学園の各チームの車長が誰なのか、いまだによく分かんないんですけど・・・」
そこで、上掲の画像をタブレット上にて示しました。大洗女子学園戦車道チームの車長たちの公式イラストです。これを見れば、サメさんチームを除く8チームの車長がすぐに分かります。
ところがユキさんの返事はこうでした。
「みぽりんとキャプテンと会長は分かったんですけど、あとは・・・、誰なんでしょう・・・?」
「・・・・・」
そこで、試しに搭乗車輌を聞いてみました。そしたら自信ありげな表情になって、8チームの車長の顔を指して「この人がレオポンのポルシェティーガー、この人がアリクイで三式中戦車チヌ、この人がウサギのM3リー、この人がカモでルノーB1bis、それから・・・・」と全て正確に当ててきました。思わず笑ってしまいました。
モケジョさんらしく、模型メインでガルパン戦車の方から入っただけのことはありました。彼女も、当然ながらテレビシリーズもアンツィオ戦も劇場版も最終章第一話も見ていますから、登場する全ての戦車の識別がつくそうです。ですが、どうせなら、車長の名前もあわせて覚えて欲しい・・・・。
ガルパンはキャラの名前を覚えなくても戦車を知らなくても十分楽しめる所が、何気ない長所になっていると自分は思います。
確か最終章ドラマCD1でも楽をして一夜漬けの暗記の教えを乞う大野あやに対し、歴女チームの面々が伝授していたシーンで良い言葉が有りましたね。
歴女チームの面々は『愛』があれば、克服出来る事を説いています。なんでも大地が水をどんどん吸い込む様に愛が有れば、暗記も苦もなく吸収出来るそうです。確かに説得力がある言葉ですが、どうもバレー部チームの『根性論』に近いものを感じますね。
でも大野あやも先輩に対し反論する屁理屈も面白いてますね。「でも『愛』は1日で生まれませんよね…?」
おりょう曰く「そりゃそうぜよ…。」
やはり記憶の源泉は『愛』ですか…。
普通女子で模型から戦車に興味持つ人は少数派ですし、ミリジョとなると更に少なく、声優の中村桜さんか上坂すみれさんの様にガチな方は希少種でしょう。でも模型の世界からミリタリーの世界に入る方は結構多いですし、『愛』を持って模型とアニメを通じてミリタリーとガルパンをもっと好きになってくれれば良いですね。
余談ですがガルパンと同じミリタリージャンルで『ハイスクールフリート』という駆逐艦を中心としたアニメが有りますが、こちらも大洗女子学園の戦車道チームと同じく32人も女の子がいるにも関わらず、何故かキャラクター全員の氏名が覚えられません。顔と名前が一致しないんですよ。同じ人数なのに覚えられないのは『ハイフリ愛』が『ガルパン愛』に遠く及ばないのからかもしれませんね。
しかしカバさんチームは作戦会議に出てるのがカエサルなのでカエサルが車長かと思いきや装填手という・・・。
一般的には記憶に残らない、覚えるまでもない、しかしガルパン愛に溢れたファンならば必ず記憶に刻む。・・・といったところでしょう。
カバさんチームは確かにリーダーはカエサルですが、戦車道試合ではエルヴィンが車長として指揮をとっていますね。大洗チームでは唯一の例外であるようですが、他校チームには割と居るのかも・・・?
作戦会議に出るのがカエサルなので、西住隊長からの指示事項とか試合での戦略方針とかは、カエサルが知っているわけです。
だから車長のエルヴィンに必ず伝えないと、カバさんチームは試合の流れに乗れません。なので、カエサルとエルヴィンの相談シーンが一度でもあると納得がゆくのですが、一度もそういう場面が描かれておりませんね・・・。