カチカチ山へ登る富士山パノラマロープウェーからの眺めです。河口湖が一望のもとに見渡せましたが、富士山は山の稜線に見え隠れしていてよく捉えられませんでした。ゴンドラ内がほぼ満員でしたので身動きも出来ず、視界も限られていました。
頂上駅に着いてゴンドラを降りて、ふと振り返ると、ゴンドラの上にタヌキの人形が2体並んで駕籠をかついでいるのが目に入りました。おや、あれは?と凝視して、あっ、あれか!と思い至りました。「へやキャン△」第5話にこの駕籠かきタヌキが出ているのです。
このシーンですね。いきなり出てくるので、位置がさっぱり分からなかったのですが、ゴンドラの上とは思いもよりませんでした。千両箱の上でタヌキが2匹、小判入りの駕籠をかついでいるのです。本当にあるんだなあ、と驚き感動しました。
頂上駅から少し山道を登って、上図の広い場所に出ました。どうやら、山頂の展望所というのがこの場所であるようでした。カチカチ山の正式名称は天上山ですので、天上山公園と呼ばれます。標高は1075メートルですが、河口湖エリア自体が標高833メートルを測りますので、麓からの比高は240メートル程度しかありません。ロープウェーで約3分でした。
ここも既視感バッチリです。
この通り、「へやキャン△」第5話に登場しています。奥に見えるウサギ神社の鳥居も同じです。
そして、富士山です。これが一番見たかった景色でした。これでいっぺんに幸せになりました。
ああ、カチカチ山のタヌキとウサギだ・・・、日本昔話のアレだ・・・。
そのまんま「へやキャン△」第5話に登場しています。表情まで一致しています。
天上山には縁結びの神様として有名な磐長姫命と、美と富士山の神様として知られる木花開耶姫命の姉妹二神が祭られていますが、カチカチ山伝説とどのような関係があるのでしょうか・・・。そのあたりは太宰治さんに聞いてみないと分からないかもしれませんね・・・。 (続く)