熱燗が美味しい季節。開店前の居酒屋の軒先に、彼女(?)は佇んでいた。その艶かしい胸元から想像すると変身の途中で、赤い灯青い灯が灯る頃には美しいママさんに化けて、カウンターの向こう側に立っているのだろう。
小樽を訪れた人なら誰でもシャッターを押す、定番の撮影ポイント。どうしてもありふれた絵はがき写真になってしまうので、絵手紙風に加工した。
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一口に「こうよう」といっても、赤くなるのと黄色になるのとがある。黄色は銀杏で、赤は欅だろうか。国会議事堂に近いここは色のバランスがとてもよく、印象派の絵画を見ているような雰囲気。歩道一面の落ち葉を踏みしめながら歩くのは、大変心地よかった。
トンネルを抜けてくるのは、江ノ電の車両中でも「最も江ノ電らしい」と親しまれている300形。江ノ電は100年以上の歴史があるが、この304号車は、1931年9月製の車体を戦後に大改装したもので、相当のご老体。寄る年波には勝てず、遂に今日限りで引退することになった。私よりも1ヶ月前の生まれ、ご苦労様。
かなり昔のこと、ジョン・ウェイン主演の西部劇「駅馬車」を初めて見たとき、このような不思議な景色は「自然にはあり得ない、映画のために作ったセットだろう」と思った。それからかなり経って、ある写真集でこれが実在する景色であることを知った。さらにかなり経って、自分の目でこの景色を確認する機会を持ったが、今でも自然に出来たとは信じられないような思いである。アメリカの西部ユタ州とアリゾナ州にまたがるネイティブ・アメリカンの保護地、モニュメント・バレーの不思議な光景。
「東海道中膝栗毛」の中の、とろろ汁が有名な静岡県丸子でのお話。亭主の「今出来ず」の返事を聞いた弥次さんと喜多さんは、とろろ汁が食べられないと思って店を出て行ってしまう。この地方の方言では「ず」は「打ち消し」ではないのが、この話の面白さ。亭主が「すぐに出来ます」と返事したのを、「今は出来ない」と勘違いしたのだった。方言を使うのは恥ずかしいことと以前は思われていたが、昨日のNHKテレビ「気になることば」によれば、最近若い人の間で方言を使うのがブームになっているそうだ。
→気になることば
2004年12月20日と2005年9月5日
子供の頃、パイナップルは輪切りにして缶詰めになっているものしかなかった。マツカサの化け物のような形をしているというのを知ったのは、かなり後のことだった。
ところで、あの食べるところは実ではない。何というところだろうか。百科事典には、「花序の軸、苞の下部、花托、子房などが融合したもの」と書いてあった。ややこしい。
北海道民に“赤れんが庁舎”の愛称で親しまれている「北海道庁旧本庁舎」は、明治21年に建てられた美しい洋風建築で、国の重要文化財の指定を受けている。財政が苦しい道庁は、この現役の庁舎を結婚式場として貸し出すことを検討していると1年ほど前に伝えられたが、実際に結婚式が行われたかどうかは定かでない。