ジョージのつれづれぐさ

写真と、写真から作った絵手紙などのブログ

昔の名前で出ています

2009-01-31 00:00:01 | 湘南
 
月影地蔵堂は、極楽寺の裏のほうにあります。阿仏尼の持念仏を祀ったと伝わる地蔵堂で、元は阿仏尼邸があった月影ガ谷にありましたので、このように呼ばれています。本尊は何回かの火事で焼けて、現在の木造地蔵菩薩立像は江戸時代のものだそうですが、高さは2メートルほどもあるなかなか立派な仏像です。

鎌倉にあった阿仏尼のお墓

2009-01-30 00:00:01 | 湘南
 
鎌倉駅の北数百メートル、線路脇の崖に作られたやぐらの中には高さ2メートル余りの石造り層塔が立っていて、阿仏尼の墓と伝えられています。横須賀線の車窓からも、赤い小さな鳥居の隣に見えます。阿仏尼邸があったところに立っている石碑には、阿仏尼は鎌倉で亡くなったと書いてありますが、京都に戻ってから亡くなったという説もあり、ハッキリしていないようです。また、没年は弘安6年ともいわれています。横須賀線の線路を挟んだ向こう側の浄光明寺には阿仏尼の子・冷泉為相のお墓があります。

十六夜日記の作者が住んでいた

2009-01-29 00:00:01 | 湘南
 
鎌倉時代の歌人・阿仏尼 [アブツニ] は、尼僧ながら藤原定家の子・為家の側室になり、冷泉為相を生みました。後に本妻の子との相続争いの件を鎌倉幕府に訴えるために、鎌倉に下りました。この時の紀行文が、「十六夜日記」です。阿仏尼が鎌倉滞在中に住んでいたところに、『阿仏邸旧蹟』と書かれた石碑が立っています。この石碑には、「阿仏尼は建治3年に京を立ち、ここ月影ガ谷に居を構え、弘安4年にこの地で没した」と書かれています。江ノ電鎌倉行き電車で極楽寺車庫のすぐ手前、線路脇ですので注意していれば車窓からも見ることができます。

袈裟は投げ上げた?

2009-01-28 00:00:01 | 湘南
 
江ノ電稲村ケ崎駅から十一人塚の前を通り過ぎて極楽寺駅の方向に少し進むと、道路左側に石碑が立っています。『日蓮大菩薩 御袈裟懸松』と彫られています。日蓮が龍ノ口の刑場に引き立てられて行く途中に袈裟を掛けた松といわれていますが、石碑の周りは石積みで囲まれていて松は生えていません。辺りを見回しますと、石積みの上の高いところに松が1本生えていました。多分あの小さな松が「袈裟掛の松」でしょう。しかし、あの松の枝まで袈裟を投げ上げるのは無理ですので、かつては道路があの高さのところを通っていたのでしょう。なお「日蓮袈裟掛の松」は、東京の洗足池、伊豆・城ヶ崎海岸の蓮着寺、南アルプス市の懸腰山本清寺にもあります。

護岸補強工事始まる

2009-01-27 00:00:01 | 湘南
 
引地川の護岸補強工事(→こちら)が、いよいよ本格的に始まるようになりました。川床にH形鋼を打ち込んで、川幅一杯のデッキができています。工事の作業基地ですので、最後の工事が終わるまでこのまま使われることになります。画面右手の草地はシナガチョウやカルガモの昼寝の場所でしが、当分寄り付くことはできないでしょう。

見ているだけなら可愛いですが

2009-01-26 00:00:01 | 動物・植物
 
鎌倉の裏道を歩いていたら、2~3メートル先のブロック塀の上でリスが、ミカンを両手で持ってかじっていました。剥いたようにちぎれた皮が、塀の上に乗っています。おなかが背中と同じ色ですので、タイワンリスです。見ていると可愛いですが繁殖力が強い外来種で、本当は困り者なのです。

冬来たりなば・・・・

2009-01-25 00:00:01 | 動物・植物
 
“If winter comes, can spring be far behind?”
『冬来たりなば春遠からじ』は、イギリスのロマン派詩人パーシー・ビッシュ・シェリー(Percy Bysshe Shelley)の句です。今やまさに冬到来の季節ですが、公園の小さな花壇では菜の花が満開です。そしてハチが蜜を求めて、飛び交っています。『菜の花は今が盛り』は3月に使われる時候の挨拶ですが、ナノハナの花期は一般に2月~5月といわれていますので、条件が良ければ1月下旬に咲いていても不思議ではないですね。

線路内立ち入り禁止 社務所

2009-01-24 00:01:00 | 湘南
 
江ノ電は、民家の軒先をかすめるようにして走ることで人気があります。長谷駅に近い御霊神社では、鳥居のすぐ前の参道を江ノ電が横切っています。踏切の横には、御霊神社社務所の名前で、「線路内に立ち入らないように」と書いた札が立っています。いかにも、江ノ電らしいですね。

漁民の味方、舟守地蔵

2009-01-23 00:01:00 | 湘南
 
虚空蔵堂のすぐ横にある舟守地蔵はいつ頃作られたものかは分かりませんが、海上安全、大漁、海難・水難除け、その他船舶や水に関係する人たちに大きな功徳を授けてくださるお地蔵さまです。舟に関係するお地蔵さまですので、石の船の上にお立ちです。

頼朝が崇敬した菩薩

2009-01-22 00:01:00 | 湘南
 
虚空蔵堂は成就院の境内外のお堂で、明鏡山円満院星井寺といいます。ご本尊は知恵と福を与え、全ての人々の願いを叶えるといわれる虚空蔵菩薩です。源頼朝も、大変崇敬していました。本堂の菩薩像は大変珍しい木彫の仏像で、その横に貼られている『虚空蔵菩薩ご真言』には『のうぼう あきゃしゃきゃらばや おんありきゃ まりぼり そわか』と書かれていますが、何のことかさっぱり分かりません。

浜辺の芸術家

2009-01-21 00:01:00 | 湘南
 
お神輿の海上渡御が始まるのを浜辺で待っていますと、グラインダーで何かを削るガリガリという音が、後ろから聞こえてきました。振り返りますと、年配の男性が小型のハンドグラインダー(リューター?)で、ワイングラスを削って絵を描いています。目の前に並んでいるお神輿と観客、そして江の島と灯台、最後にその日は見えませんでしたが富士山を、20分ほどで彫り上げてしまいました。見事な出来栄えですが趣味だそうで、風の具合などでウインドサーフィンができない時の暇つぶしだと話していました。

用意周到なカメラマン

2009-01-20 00:01:00 | 湘南
 
真冬のお神輿海上渡御ですので、片瀬東浜には大勢の見物客が集まってカメラを向けていました。お神輿が海に入ると、カメラを持った人は波打ち際に集まります。この日はべた凪の状態で海というよりは湖といった感じでしたが、それでも時々1メートルほど波が寄せてきます。足を濡らさないために、私などは最前列には出られませんでしたが、長靴をはいているカメラマンは波が来ても平気で写真を撮っていました。用意周到です。

寒さにも負けず真冬の海に

2009-01-19 00:01:00 | 湘南
 
明日(1月20日)は大寒、いよいよ寒さ本番です。そして昨日は片瀬海岸東浜で、お神輿の海上渡御がありました。第28回の『寒中神輿練成大会』で、1年間の無事を祈願し、合わせて新成人の門出を祝う行事です。神事の後、下帯姿になった青年・元青年に担がれて、4基のお神輿が真冬の海に入ります。お神輿の上に和服姿で立っている女性は、今年の新成人です。真冬とはいっても昨日は風がなく波も静かでしたので、海に入る人も比較的楽だったでしょう。

星影は見えなくなっていた星の井

2009-01-18 00:01:00 | 湘南
 
成就院から由比ケ浜方向に100メートルほど進んだ所に、鎌倉十井の一つがあります。この井戸の中に昼間でも星影が見えたことから、『星の井』と呼ばれています。奈良時代の名僧・行基はこの井戸の中に虚空蔵菩薩を見て、虚空蔵堂を建てたそうです。画面左端に見える石段の上に、その虚空蔵堂があります。伝説によれば、近所に住んでいた女が包丁をこの井戸に落として以来星影が見えなくなったそうですので、現在星影が見えなくても不思議ではないですね。井戸には蓋がされているので、見えるのか見えないのか、確認は出来ませんでした。

お地蔵さまが牢屋に閉じ込められた?

2009-01-17 00:01:00 | 湘南
 
成就院の向かい側に地蔵堂があります。善男善女が邪心を捨てて願い事をすると期日までに功徳が戴けることから、『日限 [ヒギリ] 地蔵』と呼ばれています。そのようなありがたいお地蔵さまが、なぜか牢屋に閉じ込められています。説明書きによりますと盗難やいたずらが激しく、酔漢によって仏像が壊されることもあったので、やむなくシャッターを取り付けたそうです。牢屋に閉じ込めなければならないのは、悪さをする人間のほうですけどね。なお、鎌倉二十四地蔵尊に挙げられている安養院の『日限地蔵』とは別のお地蔵さんです。