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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 455 身体向上

2006-12-01 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日の新患。女子高校生ソフトボールのレギュラー選手。この高校のソフト部は全国でも有名である。全国を制覇したチームである。今年の秋季大会も制し来春の選抜出場が決まっている。

症状は? 「特別痛いところはないのですが、強いて言えば腰、膝が少し痛いです。」検査をする。腰は伸展痛、両膝に膝蓋骨靭帯炎があり、左の中足骨に疲労性の骨膜炎がある。いずれも練習を休むほどではない。

休むほどではないが、休んでいるとレギュラー争いから脱落する。休んでいられない。チーム内のライバル意識が強い。そんなチームだからこそ全国でも上位に入るチームが維持できるのだろう。

練習を休むほどではないが、やはり、体が重くじわじわと身体の運動能力が低下していることに気づいている。いままでは、スポーツ整体や整骨院でマッサージをしてもらっていたが、最近はマッサージでは改善しないことがわかったらしい。

我々の治療は面白い。検査をすれば、その選手の実際の練習や試合を見なくても、苦手とする動作が手に取るようにわかる。この選手は、アウトコースの低めのボールが打てないのと、右に上がったフライを右方向に走りながらの捕球が苦手である。

指摘をすると苦笑いをして、「どうしてわかるのですか?」と驚いていた。ここで身体構造的なバイオメカニズムで解説するとわかりやすいが、これも結果であって原因ではない。メカニズムは体育屋さんとか伝統的な動きを重視するカイロプラクターに譲る。

「心と身体」をターゲット治療をする当院では、やはり「心」に目を向ける。「練習内容」「ライバル」「指導者」などなど沢山出てくる。本人も苦笑いが出る。気づいているが、なぜそれが身体の動きに影響するか理解できない。説明すると納得した。

「心と身体」の関係が理解できると解決は早い。高いレベルの競技スポーツを目指している選手だからこそ理解できるのかも知れない。全国制覇に向けて「身体向上」にお手伝いできるのは治療家冥利に尽きる。

拳骨