あほやけど、ノリオ 露の団六 著書

　兵庫一区の原　和美さんを応援していただいた一人が落語家の露の団六さん。その露の団六さんにはダウン症のアニキ、ノリオさんがいます。そのノリオさんとの出会いから今日までの日常を軽妙に綴った単行本が「あほやけど、ノリオ」です。

その帯紙にはこう書かれています。

こんな境遇に生まれるのを、
「不幸」と言う人がいる。
確かに、そうかも、しれない。
望んでダウン症を生む
親はいない。
望んで、兄弟になる者もいない。
私も、生まれたら、そこに、
ダウン症がヘラヘラ笑っていたのだ。
けれども、私には、
ノリオ以外の兄弟は
考えられないのである。
ノリオが賢くて、立派な、
凄い、兄貴だったら、
私は、ものすごく嫌なやつに
なっていたはずである。
ノリオはあほである。
けれど、
私にはノリオが
必要なのである。

原　和美選挙事務所に置いていたサイン入りのものを買い求めて一気に読みました。「障碍」（著者はこの言葉を選んでいます）ゆえに起きるさまざまな出来事に翻弄されながらも、それを日常の中で受け止め、「私にはノリオが必要なのである」と言いきる著者。ぜひ気軽に読んでほしい一冊です。中央法規出版です。

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