○山下委員 私の立場からしますと、この忠魂碑とか、皇紀2600年というのは、本当にひっかかるんですね。それで、お隣の箕面市で忠魂碑の訴訟というのがありまして、これは一審、二審、三審ということで裁判が確定する中で、最終的には問題がないという形に最後はなりましたけれども、最初の段階では、問題があるというふうに言われておりました。そういう裁判でありました。
それで、神坂さんという方がおっしゃっているのは、この忠魂碑の問題で「戦争は美化され、正当化され、『聖戦』となると。私の体験した15年戦争下、忠魂碑は、町や村のいわば『靖国神社』であった。即ち戦死者を『天皇のため国のために忠義を尽くした』と讃え、『この人たちにつづけ!』と鼓舞する碑であり、同時に『宗教施設』であった。戦争は限りなく『宗教』を必要とした。天皇は『現人神』、日本は『神国』に、戦死者は『靖国の神』とされた」ということがありまして、これはもう歴史的な事実だと思うんです。私は、この忠魂碑について、あるものをどうせえということはちょっと言いにくいんですけれども、そういった歴史的な背景があるんだということについては、ぜひ現場のほうでも、わかってはいらっしゃるというふうに思いますけれども、そういうものなんだということで、ぜひ認識をしていただきたいと。
それから、私の田舎でもその忠魂碑と同時に、征清碑というのがありまして、征清碑というのは、セイというのは征伐の征ですね。シンというのは中国の清国の清。それを征清碑ということで、大きなのがあるんですね。それと忠霊塔というのがセットになっている。そういったものがあるということで、これはもうこれ以上言いません。そういったものがあるので、ぜひそれぞれの学校にあるこういった遺跡については、背景とかそういったものを踏まえていただきたいと。
それから、玉島小学校にある分ですね。これは二宮金次郎としか書いておりませんけれども、さっき言った皇紀2600年の関係もあるし、それから、前に書かれてある寄贈された方と、後ろの19人の連名が記されているものと、それから混在なんですよね。だから、どういう経過であったか、ひょっとして、御存じの地域の方なんかがいらっしゃると思うので、ぜひそういった聞き取りをしながら、小学校として、正門にある、これについては、こういう経過で現在に至っているんだということについては、やっぱり調査をして、それで誰にでも説明ができるようにしていただきたいというふうに思いますので、それは要望しておきたいと思います。
次に移ります。
それで記紀とか、神話の話がありました。私も、好きなのか、嫌いなのかわかりませんけれども、出てきましたら、やっぱり一言言いたくなるということがありまして、こういったものに対する対応なんですね。(茨木の)五十鈴姫と神武天皇との関係というのはあるわけですけれども、神武天皇というのは、書かれているところによりますと、年齢は127歳であったと、こういうのがあります。それで記紀というのは、基本的に大和朝廷、これを正当化するものとして、編さんをされたという歴史的なものがあります。神話というのは、この大和朝廷がつくった記紀だけではなくて、出雲には出雲の神話があります。九州のほうは熊襲は熊襲なりの、それからアイヌはアイヌなりのそれぞれの神々がいるということが1つ。それから、神話というのは、日本だけではなくて、全世界にそれぞれそういったものがあるわけです。そういうことから、私は、全てを相対化する。絶対的なものは存在しない。それぞれがいろんなところで神を祭ってきたと。
ただ、記紀については、大和朝廷、それと後の国家神道という流れの中で、これだけがいたずらに正当なものであるかのように位置づけられてきた歴史的な経過があるということがありますので、本市の中で神話ですとか、記紀を扱う際には、そういった科学的な、それから客観的な、そういったことを踏まえて、いろんな神があるんだよということを踏まえて、ぜひ対応していただきたいというふうに、これは要望だけしておきます。
次に、この間、大きな問題で、あす、森友問題ということで、NHKも渋っていたようでありますけれども、実況をするらしいです。森友学園の関係で、はたと思ったのは、今、文科省が学校の現場、ずっと日の丸・君が代の私から言うと、強制がなされてきたと。これが今度ですね、3歳児以上、幼稚園においても日の丸・君が代に親しんでもらうという通達がおりてきていると私は認識しているというか、聞いているわけですけれども、どういったものがおりてきているんでしょうか。3歳児に対して、日の丸・君が代にどう立ち向かいなさいといいますか、どうせよということが、この間おりてきているのかということで、お聞きをしたいというふうに思います。
それから、歴史認識みたいな感じになりますけれども、この森友学園で、教育勅語、これが暗唱をされていた。そういった動画も出ているわけですけれども、こういったものに対して、今の時代に教育勅語などと私は思うんですけれども、現実にそれがあるわけですね。教育勅語というのは、何なのか。現時点で、公式見解、これはどういうふうになっているのかということで、お聞きをしたいというふうに思います。
○加藤学校教育推進課長 教育勅語のほうからお答えいたします。
教育勅語につきましては、日本国憲法及び教育基本法の制定をもって、法制上の効力を喪失しているものと考えております。
○岡田教育長 保育所、幼稚園に対する国旗、国歌のところでございますけれども、一応私が把握しているところでは、親しむものとするということですので、具体的なところはどういうふうに指導していくのかというところは明記されておりませんので、ちょっとまだお答えすることはできません。
○山下委員 私は、国歌とか、そういったものに対して、3歳の子どもたちが理解するというのはやっぱり難しいというふうに思うんですね。理解するのが難しいのに、これを教え込むというのは、いわゆる洗脳だというふうに思っております。森友学園の幼稚園が塚本幼稚園というんですかね、そこでずっとそれがやられていたと。私は本当に何ということをやっていたんだろうなというふうに思っていたら、国が3歳からこれをやりなさいと。幼稚園だけやないですよね。保育所でもやりなさいと。こうなってきますと、安倍小学校という、問題になっている、そういった名前になるかもしれないというときがあったわけですけれども、もう日本全体が安倍小学校、安倍中学校、安倍幼稚園、安倍保育所。そういうふうになっていくのではないかという心配をいたします。とんでもないですよ。こんな状況を私はもう本当におかしいというふうに思っていますし、学校現場でもおかしいと思いながら、幼稚園でこんなことをせんとあかんのかなと。ここは市長部局やないですけれども、市長部局も一部ありますけれども、ごめんなさいね。保育所でこんなことを教えなあかんかと、本当に大迷惑や思いますね。
ですから、今度どういった対応をされるのかわかりませんけれども、また、国のほうからいろいろ出てくるというふうに思いますけれども、そもそも日の丸・君が代については、国会の中で決まっていくときも、強制はいたしませんということでやられてきたと。ところが、いつの間にか、東京でも大阪でも、これに従わなかったということで、教職員が大量に処分されています。大阪府では、条例までつくられると、こういった中で、結局あのときは、大したことないというふうに私は思いませんでしたけれども、そういうふうに思わせて、どんどんどんどん現場を締めつけていくと、こういうことがあると思うんです。
ですから、やっぱりもうこれ以上、窮屈なのは嫌だと、私は思うし、多くの人が何でこんなもんね、本当は子どもたちと一緒に遊んだり、親しんだり、そういったことをせんとあかんと思っているのに、上からこれせえ、あれせえという締めつけばっかしで、現場が楽しくないという状況に私はあるのではないかと。現場のストレスをふやすだけのものになるのではないかなと、そういう心配をしております。
ですから、国のほうから学習指導要領というのが、幼稚園ではどういう名称になるのかわかりませんけれども、そんなことがあったとしても、ぜひ子どもたちの立場に立って、対応については考えていただきたい。そのことだけ申し上げておきたいというふうに思います。
駅前行動
◇早朝など駅前アピール 1回
◇茨金でのアピール 27回
◇総がかり行動など駅でのアピール 18回
地域宣伝行動
◆5駅アピールラン 19回 (3駅、4駅も含む)
◆市内アピールラン 1回 (のぼり、ゼッケン)
◆のぼりウォーク 12回
◆のぼり(ゼッケン)自転車 15回
◆自転車でメガフォンアピール 5回
街角トーク・スポット街宣
- 今日の回数 回
- 今月の回数 28回
- 11 月 回
- 10月 21回
- 9月 1回
- 計 33回
【山下けいきラン(含むビラニック)日誌】
◆今日のラン 4㎞
◆2022年5月のラン計 82 ㎞
◆ 4月のラン計 89㎞
◆ 3月のラン計 23㎞
◆ 2月のラン計 64㎞
◆ 1月のラン計 119㎞
◆2021年12月のラン計 55㎞
◆ 11月のラン 128㎞
◆ 10月のラン計 50㎞
◆ 9月のラン計 79㎞