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届かぬ訴え~空襲被害者たちの戦後~ /【情報紹介】 幸せになるための原点 原発事故は日本の税金で

2013年08月17日 |  #憲法 #平和 #民主 #人権 #茨木市議会議員
写真は鹿児島・枕崎で見かけた石碑です

 深夜のEテレで「届かぬ訴え~空襲被害者たちの戦後~」をやっていました。
番組でも触れていましたが、日本の戦争被害者補償は基本的には軍人だけです。しかし国内が戦場になり、太平洋戦争では全国主要都市では大空襲が反復され、沖縄地上戦、広島・長崎など非戦闘員が数多く殺されていきます。ドイツでは全国民の総力戦という認識のもとに非戦闘員も同様の補償がされています。「国との雇用関係」があった軍人に限定している日本という国に私は怒りを感じます。この国は靖国でもそうですが軍人だけを神として祭っています。

 Facebookのコメントに「私は霊は信じませんが、あるとすれば帰る場所は生前過ごした、家族や友達と過ごした故郷でしょう。軍人しか認めない、しかも新兵いじめの古参兵や、補給を考えないで戦争突入させた指導者などと一緒の靖国なんか、それこそ「死んでもイヤだ」と多くの戦死者は恨んでいることでしょう」と書き込みましたが、非戦闘員の国民よりも軍人を重んじる思想に軍国主義の残滓の濃さを感じます。

以下は「届かぬ訴え~空襲被害者たちの戦後~」の紹介より

 太平洋戦争中の空襲で重い傷を負った「戦災傷害者」は全国で48万人にのぼる。戦後長らく後遺症や差別に苦しみ、経済的に苦しい生活を強いられてきたが、国は「戦災は国民ひとしく受忍すべき」「国との雇用関係がない」という理由で、ほとんど何の救済も行ってこなかった。

名古屋空襲で左目を失った杉山千佐子さん(97歳)は、国による実態調査と救済を求める活動のかたわら、全国の戦傷者の姿を8ミリフィルムに収めてきた。これまでほとんど公開されてこなかった貴重なフィルムには、戦傷者たちが戦後歩んできた想像を絶する“苦難の人生”と、国への“失望”や“怒り”が赤裸々に記録されている。

 しかしいま、空襲被害者は高齢となり、多くの人が亡くなっている。2007年以降、東京と大阪の空襲被害者が国家補償を求めて訴訟を起こしたが、最高裁は今年、原告の訴えを退けた。さらに、国会で援護法の成立をめざす運動も続けられてきたが、最初の法案提出から40年以上たったいまも実現にいたっていない。

戦後70年近く、忘れられてきた戦災傷害者。番組では、杉山さんの8ミリフィルム、そして今も生きる空襲被害者の証言から、彼らの人生と思いを描き、国は空襲による戦災傷害者にどう向き合うべきか、“戦後補償の空白”を問いかける。

引用ここまで

なお、「全国空襲被害者連絡協議会」のホームページです

【今日のメモ】依頼されていた原稿を書き上げ添付で送信。夜は世界陸上の男子マラソンを観戦しました。

【情報紹介】

【原発輸出の真実】輸出先の核廃棄物を日本が引き受ける!原発事故が起きても日本の税金で補償!

幸せになるための原点−−ジャーナリスト・堤未果さん

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