地方分権、年金引き上げ、後期高齢者医療制度で賛否が分かれました。

古くてすみません。2009茨木地区メーデーの写真です。

　六月議会最終日。文教委員会に付託された議案の賛否は簡易採決で終わり、意見書を巡っての議論に。質疑のあったのは「第二期地方分権改革の推進に関する意見書」で提案者は共産党を除く全会派。
　
　「地方分権」となれば名称的には問題ない。ところが内容的にはこれまで通り、地方を疲弊させて市町村合併に追い込み、さらには道州制に道を開く流れである。自由民主党が自由や民主の対極にあり、公明党が公明正大というより、暗いイメージが払拭できないのと同じで、「地方分権」と題してはいるものの内容的には羊頭狗肉そのもの。真の地方自治や、問題があれば国と対決する自治体の創造とは無縁である。

　「義務付け、枠づけ」で地方を縛るのはけしからんというが、もともとは福祉や教育の最低基準を全国的に維持するための最低基準であり、これを撤廃させれば、福祉、教育の水準が低下するのは火をみるよりも明らか。「義務付け、枠づけ」を撤廃させるのは弱者切り捨ての規制緩和、民営化、新自由主義の流れに他ならない。

　第２次勧告がすべてダメとは言わない。ただ自治と分権のなんたるか、過疎地の地方自治体がどれだけ苦悩しているかに考えが及ばない都市部議員の改革ごっこ意見書に思えて仕方ない。

　なお反対は私と共産党のみ。共産党の質疑はうれしかったが、もっと突っ込んでほしかった。しかし他人の質疑にとやかくいうよりは、資料で問題点をチェックしながらも質疑しなかった、もうひと頑張りできなかった自分が悔やまれる。

　「物価に見合う年金引き上げを求める意見書」、「後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書」の２件は賛成者が私と共産党で、自・公・民・刷新・変えるの会派全員が反対。

　反対した人たちには年金引き上げや後期高齢者医療の問題点など口にしてほしくない。民主党は後期高齢者医療についての態度は国会と全く逆、有権者を愚弄するいいかげんな政党である。この政党を支持する人たちの意見を聞きたいものである。

　なお障害者割引制度を悪用した事件が発覚し、ほとんどの障害者団体が大迷惑をこうむっているが、事件に関連していると報道されているのが民主党の石井一副代表と同じく民主党の牧義夫議員。来る総選挙では弱いものを食い物にする自民、民主にお灸をすえたいものである。

郵便法違反事件関連報道

民主党の石井一・副代表にマルチ商法業界が献金４５０万円

「１票くらい聖徳太子で」　民主・石井氏が脱線発言

なお、民主党不祥事リストなるものも見つかりました。

　【今日の動き】議会後「お元気ですか」の配布。夜、新社会党近畿ブロック会議。万歩計12120歩

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