Gabbie's Cafe

 天使のカフェへようこそ

ブリュレ・シルヴプレ

2006年07月28日 | Cafe Sweets

ご覧になった方もおられると思いますが、先週NHKでフランス縦断世界遺産の旅という番組が放送されました。フォンテンブロー宮殿から出発、パリのセーヌ川をクルーズし、中世の町並みがそのまま残る街プロヴァンを訪ね、スペインのサンチャゴ・デ・コンポーラへの巡礼の旅の出発地点でもあるヴェズレーの丘を歩いたり、リヨンの市街地に走る不思議な通路に潜入したり、南仏プロヴァンスの古代の野外劇場をたずねてみたり…終着点のマルセイユまでの実に1,000kmの旅を、居ながらにして楽しむことができました。
中継は連日抜けるような青空を映し出していました。なんでもフランスは猛暑で、軒並み35℃を上回っていた様子。カリフォルニアの猛暑についで、ここも心配…という予感でしたが。

中継にもあったパリ。クレームブリュレという名前をきくと、なぜか“パリだなぁ”という気がしてなりません(行ったこともないくせに…苦笑)。
昔バックパッカーだった頃、パリにだけはどうしても踏み込むことができませんでした。あまりに小汚い格好だったので、パリジェンヌたちが口もきいてくれなさそうで(当時、パリっ子たちは英語で話しかけると、解っていてもフランス語で返してくると聞かされていた!)、ミラノからひっそり(笑)南仏を通ってバルセロナに抜けたのでした。

今となってみれば“どんなことをしてでも、パリにだけは行っておけば良かったなぁぁ”と心から思います。果たしていつかまた、そんな機会が訪れるでしょうか。子育てに追われる毎日では、ちょっと想像できない今の私です。
                  

一昔前のブーム以来、コンビニでも売っているクレームブリュレ。でも本当のクレームブリュレにはなかなか出会えないと感じます。高さが1.5cmほどの浅いグラタン皿に生地を流して低温で火を通し、食べる直前にグラニュー糖を振りかけて焼きゴテでキャラメリゼ(こがす)。スプーンがキャラメルをパリッと割る感じは作ってから時間が経ってしまうと味わえないので、注文してからわざわざキャラメリゼしてくれるお店で買うようにしたほうが、よいかもしれませんね。

いついつの日かあの中継で観たセーヌ川沿いで、パリッといってみたいものです。それまでは、こんなブリュレの画像でガマンして…。