Gabbie's Cafe

 天使のカフェへようこそ

ローダンセ

2007年04月30日 | Cozy Booth

   この、なんとも優しい質感のフレームを作ってくださったのは、カフェの常連shinobuさん。
素敵ですねぇ…。届いた時には、もう本当にびっくりでした。この“ローダンセ”の手がかりがなかったら、間違いなく売り物と勘違いしたところでした。


実は、このフレームが私のところに届くまでには、ちょっとしたストーリーが。


毎年私たちの町が行っている、グリーンツーリズムの農村体験。以前にもここで紹介したことがありましたが、その農村体験でたまたま(というより、今から考えてみれば運命的に)彼女の息子さんが我が家に泊まってくださったことから、私たちの交流ははじまりました。“息子がお世話になります”と、ご丁寧にメールをくださった彼女。はじめは、一父兄という立場から。けれども何度もメールを交わすうち、私たちは不思議な接点をいくつも発見し、急速に親しくなっていきました。

クリスマスには、彼女から思いがけないプレゼントが我が家の子供たちに贈られたり。オニイチャンたちのおさがりを受け継ぐまでになり、今では、なんだかもうずっと長く知っているような気がしてしまいます。


すっかり期を逸してしまったけれど、そのクリスマスのプレゼントのお礼として、先日こちらから手作りのマドレーヌをお送りした時に、そっと箱の一番上にのせておいたローダンセという名の花の、鮮やかなピンク色のドライフラワー。かいがら草の一種で、乾いても生花のときとほとんど色も風合いも変わらないので、ドライにするにはもってこい。栽培が難しいためか、巷ではほとんど見かけない花です。

私たちの知り合いが10年越しで栽培に成功し、この春初めて我が家でドライにしてみたのですから、これが美しいフレームになって我が家に戻ってきた時には、もちろん見まちがえるはずもありません。
そしてよく見れば、gabbie'sのロゴが額の中に…。その小粋な計らいに、ささやかな私の門出を、祝ってくださっている彼女の優しい心がほの見えるようでした。

                      
一期一会とはよく言ったものです。私たちが生きているこの地球上で、一生の間にいったい何人の人と親しく知り合うことができるでしょう。そう多くはないはずです。

この、偶然では語り切れない彼女との出会いを感謝する気持ちが、このフレームを見るたびに心をいっぱいにしてくれるのが、何よりうれしい店主です。

                  

                  shinobuさん、本当にありがとう…!
 





Baking

2007年04月29日 | Blackboard

               久しぶりに、オーブンを覗き込む日々を送っています。

思えば小さな頃からずっと、この景色を見続けてきたような気がします。オーブンのガラス越しに、液体だったケーキの生地が、魔法のようにふんわりと膨らむのを、固唾をのんで見守ってきた気が。

上手くいかなくてがっかりしたこと、数え切れず。美味しく焼きあがって顔を上気させたことは、それよりずっと少なかったかも(笑)。


けれども、いつでも楽しかったのです。こうしてオーブンを覗き込むことが。


紆余曲折の日々を経て、また再びこうしてオーブンを覗き込めることを、それを得させてくださっているすべての大きな祝福を、今日も心から感謝しつつ。






ホッ、と一息…

2007年04月21日 | Cozy Booth

最寄のスタバまでは、車で40分あまり。よほどの用事でもないかぎりなかなか出ていかないけれど、それでも近くまで行くと、ついつい寄ってしまいます。

ナントカのひとつ覚えのように、いつも注文してしまうキャラメルマキアート。ソファに寄りかかりながら、ホッ…と一息。半分ぐらいまで飲んだところで席を立ち、あとは帰りの車の中で、運転しながら飲むのがワタシ流。
別に急いでいるわけではなくても、全部飲み切らずに持って帰るのがすきなのです。だって座席で飲むのにもかかわらず、わざわざふたつきの紙コップに入れてくれるんですから。

スターバックスが日本に上陸したのがいつ頃だったかは忘れてしまいましたが、はじめてその存在を知ったのは、たしかロス帰りの友人の車の中。彼女がスタバのマークのついたプラスチック製のカップの中に、朝落としたコーヒーの残りを入れて運転しながら飲んでいたのが、強烈に印象的でした。

思えばそれ以来かもしれない。運転しながらスタバのカップで飲む…友人の思い出と相まって、私の心地よい時間です。ゴスペルミニストリーの最前線で活躍する彼女。いつも良き姉でいてくれる彼女にそっと敬意を表しつつ…今日もスタバで、ホッと一息。

                      





カエルのうたが…

2007年04月13日 | Kid's Plate

先日、我が家に大量のカエルが(笑)届きました。なおみんから子供たちに、カエルなプレゼント。
どうでしょう、このド迫力!
木製の鉄琴、カスタネット、タンバリンのセットには、「子供たちにも楽団にくわわって欲しくって」との送り主の想いが。ご期待通り、それはもう、賑やかでございます。
もちろん楽曲は「かえるのうた」!!

(と言いつつ、一番はじめにママが鉄琴でひいてみたのはなぜか「合唱つき」のあのメロディでしたけれど…)

   

そしてもうひとつのカエルシリーズは、IKEA製の「カエル・離乳食セット」。
「いつも忙しいママが少しでも楽ができるように」というなおみんのやさしい心遣いによって、食器の下には滑り止め加工が施してあります。

かわいいですねぇぇ、カエラーの方にはたまらないのでは??

これはRに…というのが送り主の意図なのでしょうけれども、じつはこれを一番楽しんでいるのは、5才のT。「Rがつけないなら僕がつけるよ」と言ってこのスタイをつけ、こぼれたご飯がポケットに入るのを楽しんでいます

そういえばTが赤ちゃんの頃、ちょっとこういうスタイに憧れたっけ。結局買わなかったのですけれど、Tもしてみたいと思っていたのかしら…??

                  

そういえば去年のちょうど今頃、なおみんがRの出産祝いを送ってくれました。客室乗務員である彼女が旅先で探してくれるすてきな物たち…。
その際、「クルーの間で流行っている」というキャラメルティーのティーバッグを添えてくれてあって、それがとても美味しかったのです。
また飲みたいなぁ…と思っていたら、先日日本でも発売されているのを発見!さっそく買って飲んでいます。ミルクたっぷりのキャラメルティーの味は、去年の春を思い出せるやさしい味わい。

          なおみん、いつも素敵なプレゼントをありがとう!


…今、この記事を書いていたら、ものすごい雨が降り始めました!
単なる偶然?それともカエルのうたが、天に届いたのでしょうか??
ツボカビなるものの影響で、日本からカエルがいなくなってしまうかもしれないとききますが、このカエルたちを見ていると、ぜひとも日本のカエルにはいつまでも元気で合唱を聞かせて欲しいと思ってしまいます。

あとは、そう、「ゆでガエルにならないように」、わたしたちも気をつけつつ…祈りつつ…。



                         





“おはよう”!

2007年04月08日 | Gospel

さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリアともうひとりのマリアが、墓を見に行った。
すると、大きな地震が起こった。主の天使が天から降って近寄り、石をわきへ転がし、その上に座ったのである。その姿は稲妻のように輝き、衣は雪のように白かった。番兵たちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。

天使は婦人たちに言った。
「恐れることはない。十字架につけられたイエスを探しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。それから、急いで行って弟子たちにこう告げなさい。『あの方は死者の中から復活された。そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる。』確かに、あなたがたに伝えました。」

婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに伝えるために走って行った。
すると、イエスが行く手に立っていて、「おはよう」と言われたので、婦人たちは近寄り、イエスの足を抱き、その前にひれ伏した。

イエスは言われた。「恐れることはない。行って、わたしの弟子たちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる。」           (マタイによる福音書28:1~10)


          世界中で、こんなに麗しい「おはよう」が、ほかにあるでしょうか…!

                 HAPPY EASTER!! 復活祭おめでとう!!







Keep On Dreaming

2007年04月03日 | BGM

本当に久しぶりに、心揺さぶられる音源に出会いました。アンプラグド・ライブはもともと好きでしたが、あの武道館を、たった一台のピアノの弾き語りで超満員にしたライブなど、今まで聞いたこともありませんでした。

ここ安心院での私の情報源といえば、もっぱらNHKのBS放送。ここでは民放は3チャンネルしかうつらないので、他に選ぶ余地がないといえばそれまでですが…(かといってスカパーを契約するほどTVに飢えてはいないので…。)
雨が降ると映像が乱れるという難点はありますが、民放のCMに辟易とさせられることもなく観ることができるし、オンエアされるプログラムもなかなか気に入っています。良い音楽も、けっこう流れる。

…アンジェラ・アキさんをはじめてきちんと聞いたのは、世間に遅ればせながら、去年の紅白。以前に彼女の声をどこかで耳にして、すでにアンテナは立っていたので、彼女が出る時間をメモして、見逃さないように待っていて聞きました。

ピアノを弾き語る彼女の歌は、どこか懐かしさを伴って私の心の琴線に触れ、訳もなく涙がこぼれてきました。バンドなしの、ピアノだけというのがまた良かった。私は、実は邦楽はほとんど聴いたことがなく、エラそうなことはなにも言えないのですが、とにかく、こんな風に歌う人が日本の音楽界にいてくれることが、とても嬉しかった。

amazonでCDを買おうかな…そう思いつつなかなか買わずにいたのは、彼女の弾き語りがあまりに素晴らしかったから。

そして、先日。BS2で彼女の武道館弾き語りライブが放映されました。どの曲も素晴らしく、DVDに落として翌日車の中で何度も聴きました。


コンサートの終盤、新曲の紹介と共に語られた彼女の証とメッセージが、今の自分に必要な追い風となって響きました。

生きていく中で、自分の夢を信じきれないこと、あらゆる逆境におかれてビジョンを追うことを断念しなければならないこと、幾度となく挫折を繰り返し、逃げ続けているうちに、自分はもうダメだ、何をしてもだめだと思ってしまう。

“keep on dreaming all your life”夢をみることをあきらめないで。

“遅咲き”と呼ばれるアンジェラ・アキさん。音楽で生きて行きたいと思いながらも、その夢を信じられず、一度は違う道を選び、けれどもやはり音楽をあきらめられずに再びシンガーソングライターの道を選んだ…そんな彼女だからこそ言えるその言葉には、説得力がありました。

同じ場所に着くのにも、回り道をする人生があってもいい。けれど、夢をあきらめないで。
そう、あきらめないでみよう。


天使の声のように響いた彼女の歌と言葉。これからの彼女の歩みの祝福を、そっと祈った夜でした。