Gabbie's Cafe

 天使のカフェへようこそ

よいお年を!

2006年12月31日 | Blackboard

          今年一年、Gabbie's Cafeをご利用いただき、ありがとうございました!

よく知っている顔なじみの常連さんから、縁あって流れ着いてくださった一元さんまで…ここを訪れてくださったお一人お一人を、神が豊かに祝されますように。

今年も、公私共にたくさんの出来事がありました。カフェに書ききれないことのほうが多かった気がしますが、また一年、守り導かれたことの感謝が溢れてきます。

多くの友人から遠く離れたこの地にあって、インターネットの存在の大きさに驚き、また感謝した一年でした。
愛する皆さんと距離を越えて交わることができただけでなく、さまざまな必要が満たされ、思いがけない出会いももたらされました。それもこれも、思えばインターネットという場が可能にしてくれたものでした。

自分にとっての今年一年を象徴する一文字を、ずっと考えていました。次男Rの誕生を筆頭に、色々な出来事が色々な温度差をもって訪れた一年でした。なので、一言でこんな年だった、語ることはとても難しいことに気づきました。
ある部分で、新しい始まりの年でした。また別の部分では充電の年、また癒し・再生の年でもありました。
田舎での生活を通して、今まで気づかなかった、けれども人としてとても大切なことに目が向くようにもなりました。Cafeにアップするために写真をよく撮るようになり、普段なら見逃してしまうような小さな発見もすることができました。

思えば、それらすべてが与えられもの…自分で勝ち取ったものは何もなく、ただただ恵みを享受する一年であったような気がします。

だから、今年の一文字は「受」としましょう。受けて受けて、受けつづけ、自分というコップがいっぱいになり、そこから溢れたもので隣り人を愛することができるようになる…そんな自分をイメージしつつ、ただただ降り注がれるものを遠慮なく受け続けた一年でした。

感謝します。神様にも、皆さんにも。感謝をこめて今年を締めくくり、来たる年の祝福を祈ります。

                  どうか皆さん 良いお年を…!!

                 2006.12.31 Gabbie's Cafe 店主





one, solitary life

2006年12月25日 | Gospel

尊敬する関根一夫師のみ言葉配信から、今日この日、共に分かち合いたい詩を受け売りします。


「ある孤独の人」

一人の人がいた。母親は農民で,その人の生まれも育ちも粗末な村だった.
その人は30歳まで大工として働いた.その後3年ほど各地を説教して回った.
その人は家を所有したことがなかった.本も書いたことはなかった.
事務所も開かなかった.所帯をもったこともなかった.大学にも行かなかった.
大都会に足を踏み入れたこともなかった.

彼は自分の生まれた場所から200マイル以上の移動はしたことがなかった.
偉そうな振る舞いは何一つしなかった,自分自身のほかに頼れるものはなかった.

ほどなく,民衆はまだ若い彼に敵対するようになった.友人は逃げ去った.
その中の一人が彼を裏切った.敵の手に渡され,形だけの裁判が行われた.
二人の窃盗犯の間で十字架に磔(はりつけ)にされた.
まさに死にゆくそのとき,死刑執行人は彼の上着をくじ引きで取り合っていた.
それは彼の地上での唯一の財産だった.

その人は死んだ,そして借り物の墓に葬られた.

それから2000年もの時が過ぎていった.今日,その人は人類の中心的存在であり,進歩発展の先導者である.
かつて存在したすべての陸軍,海軍,議会,王などの全部をひとつにしても,「ある孤独の人」の人類への影響のほうが遥かに強かったと言っても間違いではないだろう.

                   James Allen Francis  関根一夫訳


“one, solitary life”

He was born in an obscure village, the child of a peasant.
He grew up in another village, where he worked in a carpenter shop until he was 30.
Then, for three years, he was an itinerant preacher.

He never wrote a book. He never held an office.
He never had a family or owned a home.
He didn't go to college. He never lived in a big city.
He never traveled 200 miles from the place where he was born.
He did none of the things that usually accompany greatness.
He had no credentials but himself.

He was only 33 when the tide of public opinion turned against him.
His friends ran away. One of them denied him.
He was turned over to his enemies and went through the mockery of a trial.
He was nailed to a cross between two thieves.
While he was dying, his executioners gambled for his garments, the only property he had on earth.
When he was dead, he was laid in a borrowed grave, through the pity of a friend.

Twenty centuries have come and gone, and today he is the central figure of the human race.
I am well within the mark when I say that all the armies that ever marched, all the navies that ever sailed, all the parliaments that ever sat, all the kings that ever reigned--put together--have not affected the life of man on this earth as much as that one, solitary life.

                  Merry Christmas to you all !!






Joyeux Noel

2006年12月24日 | Cafe Sweets

私たちの教会のメンバーには、ケーキ屋さんの奥さんがいます。クリスマスが大忙しの彼女が毎年クリスマス礼拝に出席できないのは忍びない…との理由から、私たちのちいさな教会のクリスマス礼拝は、毎年一週間早く行われます。
そんな気の利いた小回りも、ちいさな教会だからこそできること。素敵だと思います。

先日、古い写真を整理していたら昔の写真がたくさん出てきて、懐かしく眺めていました。
これは横浜にいた頃、毎年クリスマスに注文を受けて作っていたモカ風味のブッシュ・ド・ノエル。24日には夜通しかかっていくつもいくつも作ったものでした。
翌朝、眠い目をこすって配達。そしてその足でクリスマス礼拝へ…
「クリスチャンとケーキ屋は両立できないのだ!」と気づくも、時すでに遅し(笑)。それはそれは大変でしたが、でも、最高に楽しかったのです。

今は焼きっぱなしのケーキひとつ焼くにも手一杯の日々ですが、子育てが一段落したら、やりたいことは山ほどあります。クリスマスのブッシュ・ド・ノエル作りもまたはじめたいことのひとつ。以前は配達に走り回りましたが、今はネット販売なんていう可能性もあるとは、なんだか驚きです。

…なにはともあれ…今日はイブ。
今宵、みなさんのもとに、クリスマスの恵みが豊かにとどきますように。。。





Lighting Up

2006年12月23日 | Season's Special

     日が暮れるのを待って、家の横のモクセイの木につけたささやかな電飾を点します。

なんとかしてアドベントに間に合うようにと、11月の終わりの寒い日に知り合いのMさんが、はしごに登って取り付けてくれたLED。

「ロッカフェラーセンターのようにはいかないもんだなぁ」なんて笑いながら…。

ささやかでもいいんです。クリスマスを待つ心をなんとか表したくて。

でもね。
LEDをつけると家の前を通る車が、心なしかスローダウンするような気がするのは私だけでしょうか。

メリークリスマス、メリークリスマス。遠くの人にも近くの人にも…

メリークリスマス、メリークリスマス。見も知らない人にも、かけがえのないあなたにも。





クリスマスツリー

2006年12月21日 | Season's Special

カフェの常連様、shinobuさんから子供たちに、可愛らしいクリスマスツリーのプレゼント。
木で出来たツリーに、ひとつひとつ形の違う、カラフルな木のオーナメント。土台の部分はオルゴールになっていて、「きよしこの夜」のメロディが流れます。

この時期、連日届く宅配便を眺めながら、Tは「自分にはプレゼントが届かない…」と寂しがっていました。だって届くのはハムや、鮭や…「お歳暮」の包みなのだから無理もありません(笑)。
「これだって全部Tの口に入るんだよ。Tへの贈り物でもあるんだよ」と言っていた矢先に届いた小包。
「ツリーの組み立て、Tがするよ!」と、うれしそう…。

私たちへの一番大きなクリスマスプレゼントは、飼い葉おけの中のイエス様。そんな大きなプレゼントをもらうほど、私たちは神様から愛されている。
もしかしたら5才のTには、その本当の意味を理解するのはまだ難しすぎるのかもしれません。
でもそうしたら、聞こえていたかのように、てぶくろに続いてこのツリーが届けられ…。

思いもかけずこんな素敵なプレゼントたちが届いたら、自分がどんなに愛されているかが、わかるでしょ?ね、T?






Cache-Cache

2006年12月19日 | Cozy Booth

てぶくろをくださったNaoさんのお母さまのプレゼントに、「パッケージが可愛かったので」と、ルピシアの紅茶が添えられていました。
クリスマス限定デザインの缶の中には、私も大好きな「カシュカシュ」という名前のフレーバーティーが。

「カシュカシュ」はフランス語で「かくれんぼ」の意味だとか。その名のとおりリーフの中には、オレンジフラワーやピンクペッパー、それに金平糖やゴールドのアラザンなんていう色々なものが見え隠れしています。
お茶を入れた時の香りも、なんだかいろんな香りがして楽しい…思わず特別なティーカップを出してきて飲みたくなるスペシャルなお茶です。

                      

横浜、川崎にいた頃はここの紅茶をよく飲んでいました。…なつかしいなぁ。昔の写真を整理しながら、身も心もほっと温まる午後でした。

Naoさん、そしてNaoさんのお母さま、どうもありがとうございます☆




てぶくろ

2006年12月14日 | Cozy Booth

先月、私たちを訪ねてくれて、一緒に深耶馬渓へ紅葉狩りに出かけたNaoさんのお母さまから、思いがけず贈り物をいただきました。
来る寒い時期に向けて、それぞれに素敵な手袋をえらんでくださったのです。

Tには指先が出るようになっていて、もっと寒い時にはクマちゃんの部分をかぶせることができるもの。前の週に、ちょうど手袋を探してと言われていたのですが、なかなか冬物の衣装ケースからみつけることができずにいたのでした。(探し出しても、もうも小さくなっているかもしれません…)

Rには、かわいらしいミトン。去年の2月、生まれたばかりのRが病院から家に来た時、夜中に小さな手を出して眠っていると、すぐに冷たくなってしまうのが心配でした。今年は比較的まだあたたかですが、もっと寒くなる夜があっても、これで安心です。

私と母にも、エレガントなカシミヤの手袋を。これをつけて出かけるにふさわしいお呼ばれでもあったら良いのですが…!

  
                       

一週間前にTの保育園でお遊戯会がありました。プログラムの中で、Tの学年はオペレッタに挑戦。ウクライナのお話で絵本になっている「てぶくろ」というのをやりました。

雪の降る森の中、こいぬと歩いていたおじいさんが手袋を片方落として行ってしまいます。
最初にそれを見つけたくいしんぼうねずみが「ここで暮らすことにするわ」と手袋の中に入ります。次にやって来たぴょんぴょんがえるが「わたしも入れて」と言うと、ねずみはこころよく「どうぞ」と入れてくれました。
さらに、はやあしうさぎ、おしゃれぎつね、はいいろおおかみ、キバもちいのししが次々とやって来て、手袋の住人に。
そして最後に「わしも入れてくれ」とやってきたのは…のっそりぐま。みんなは「とんでもない。まんいんです!」と言いますが、どうしても入りたいと聞かないくまに「ほんのはじっこになら・・・」手袋は今にもはじけそう…

とってもかわいいお話でした。もし森で寒そうな動物たちに出会ったら、「キバもちいのしし」の役をやったあとのTは、自分の新しいてぶくろを「どうぞ」と貸してあげたがるかもしれません(笑)。。。

                     





よかった探しリース

2006年12月12日 | Gospel
                       wreath made by Isaac Aikawa

   「こまき日記」で拝見した、結城浩さん主催の「よかった探しリース」に参加してみました。

今年一年の「よかった」を振り返るとともに、Gabbies Cafeも大きな「よかったクリスマスリース」の一部になってみたいと思います。

私の左手右手をつないでくださっている方、そしてそのまた先の方の「よかった」も共に喜びつつ、今年一年を感謝できたら幸いです。

では謹んで…∮Gabbies Cafe 店主のよかったこと…∮

     ∮なんといっても次男Rと出会うことができたこと。
     ∮長男Tの保育園デビューと園での日々が守られたこと。
     ∮今年も神様のみ手の中、守りの中で過ごすことができたこと。
     ∮試練には必ず意味があり、落ちたところはいつでも神様のみ手の中だったこと。
     ∮神様は、祈りに必ず応えてくださると実体験できたこと。
     ∮たくさんの「新しい出会い」と「懐かしい再会」に恵まれたこと。
     ∮随分たくさんのシャッターチャンスにめぐり会えたこと。 
     ∮PCが以前より使えるようになったこと(笑)。(今使っているPCが恵まれたことも)
     ∮Gabbies Cafeが一周年を迎えられたこと。
     
                25日までに、まだまだ増えるかもしれません…!  


 よろしければ、あなたもリースに参加してみませんか?12月25日までの期間限定企画だそうです。

               くわしくはこちら…よかった探しリース
           
            special thanks to Comaqui-san & Yuuki-san!




12月のわくわく

2006年12月11日 | Cozy Booth
 
                あったかい格好して、12月の街を歩くのが好き。
                お店のウィンドウから、やさしい光がもれてくる。
         
               思い出すのは、アムステルダムの、運河のそばの道。
                いい匂いのキャンドルと、クリスマスリースのお店。
                雑貨屋さん、花屋さん。ケーキ屋さん、パン屋さん。
                      街はクリスマスを待ってる。

               “いいえ待つ時間が、その楽しみの大部分なんです。
               たとえそれが現実にならなくても、待つ時間だけは
               その待つ楽しみだけは、確かに私のものだから…。”

               もうすぐクリスマス。遠くの人にも、近くの人にも
                   クリスマスの祝福が届きますように。
   




待降節

2006年12月05日 | Gospel

今週から、アドベント、待降節に入りました。「待降節」。キリストの降臨を待つ時期という意味です。
今から2千年前のクリスマス、遠いユダヤの地(今のイスラエル)のベツレヘムという町の馬小屋で、神であるキリストは人間となってこの地上にお生まれになりました。それは長い長い間、預言者によって語られ、人々に待ち望まれていた救い主(メシア)として、でした。

真っ暗な罪の世に、光として生まれてくださった救い主。預言者の一人、イザヤが彼のことをこう語っています。

              ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。
               ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。
                        権威が彼の肩にある。
                           その名は、
          「驚くべき指導者、力ある神、永遠の父、平和の君」と唱えられる。


…聖書の中でこの箇所に出会うと、心が震えるような気がします。揺さぶられるといったほうがいいかもしれません。自分の弱さや、罪深さや、不甲斐なさに萎れた心が、奮い立たされるようなものすごい力を感じます。これこそが、メシアを待ち望む旧約の民の感じていたものかもしれません。

       「久しく待ちにし 主よとく来たりて お暗きこの世に み光を給え」(賛美歌94)

これからクリスマスまでの約一ヶ月間、すべてのキリスト教会はキリストの誕生を待ち望む時を過ごします。ヒイラギやリースが飾られ、赤い5本のロウソクが毎週日曜日の礼拝のたびに一本ずつともされます。そしてクリスマスの日には、それがすべてつけられるのです。

 ひとつずつ増えていくロウソクの灯を数えつつ、心静かに今年の待降節を過ごしたいと思います。





Muffins

2006年12月01日 | Cafe Sweets

ちょっとしたイベント用に、マフィンを焼きました。もう一年以上お菓子をつくっていなったので、作り慣れていたはずの配合も忘れかけていました。これではもう、パテシェールと名乗るのもおこがましい。

使い慣れた器具なども揃わなくて、オーブンも焼きむらのある家庭用の古いもの。それでも何とかかんとかマフィンは膨れてくれました。
地味にひっそりと…(笑)、店主、復帰第一作目でした。

                   


                    《BANANA MUFFINS》

       材料(7~8個分)
       薄力粉…180g      バナナ…200g(約2本)     バター…100g  
       全卵…L2個       上白糖…130g          塩…小さじ1/3
       ベーキングパウダー…小さじ1 1/2            重曹…小さじ2/3        

粉類(薄力粉・ベーキングパウダー・重曹・塩)を、あわせて篩う。

バター(無塩)をクリーム状にして上白糖を加え、白くふんわりとするまで混ぜる。

ときほぐした全卵を3~4回に分けて加え、その都度泡だて器で分離しないようによく混ぜる。

粉類の1/3量を加え、ゴムベラ(または木ベラ)で、さっくりと切るように混ぜる。

バナナをフォークでつぶし、半分量を加え、混ぜる。

粉の1/3量をさらに加え混ぜる。バナナの残りを加え混ぜる。残りの粉類を全部加え、全体をまとめるように混ぜる。あれば空焼きしたくるみを入れる。

生地をマフィンケースに入れ、180℃のオーブンで約20分焼く。