Gabbie's Cafe

 天使のカフェへようこそ

2008-2009

2009年01月05日 | Season's Special

                  みなさん、あけましておめでとうございます!

年末年始、いかがお過ごしだったでしょうか?きっと、過ぎる一年の沢山の祝福を、数えながら過ごす日々を送られたことと思います。

我が家は、思わぬ大忙しの12月~年明けでした。自分が生き方を選ぶのではなく、神様がコーディネイトしてくださる人生は、本当にドラマチック。
デジカメが不在ということもありますが…それにしてもブログを更新するヒマすらなかった、この年末年始でした。

ブッシュ・ド・ノエルを18台。これは本当に思わぬ恵みでした。またこのケーキを、こんなにたくさん仕込むことになろうとは…バタークリーム仕立てなので、なんと冷凍してもまったく問題がないことに気付き、今年ガビーズのブッシュ・ド・ノエルは、羽を生やして、驚くほど遠くにまで飛んでいきました。

また、思わぬ方から依頼をいただいて、トーンチャイムの発表会の為のお菓子の詰め合わせを25人分、クリスマス当日にはゴスペルの仲間たちのクリスマス会で食べる、約50人分の大きなケーキ作り…(結局80人に切り分けて、まだ余っていましたが…!)。
そのほかにも、年末の帰省や、プレゼント用の焼き菓子の詰め合わせを何箱か作り、12月は一人でできるマックスの仕事をいただき、大忙しで過ごしました。
何を宣伝したのでもなかったので、ひっそり過ごすのかと思っていたパテシエは、ちょっとビックリでした(笑)。けれども振り返ってみれば、いただいたお仕事は本当に、多すぎず、少なすぎず、時期もダブらず、私一人でこなせるだけの量。絶妙な神様の采配を、ここでも目の当たりにしたのでした。これによって経済的にも、見事に必要を満たされる結果となり…本当に感謝…!でした。

                  

これらの仕事が終わった直後、なんと年越しを含む一週間を、Rと共に市内の病院で過ごすことに…

それだけ聞くと、なんだか私たちが降って沸いた不幸に見舞われたように聞こえますが、実はこれも、実に大きな祝福に姿を変えました。
Tはこれをきっかけに、初めて一人で飛行機に乗って川崎に住むパパのところへ…冬休みをパパと過ごしています。小さなTにとっては、突然決まった大冒険。そしてパパにとっても、きっとサプライズの楽しいお正月となったことでしょう。
『のこぎり山に登って、初日の出を見たよ!頂上でラーメン食べたよ、美味しかった!』と、電話の向こうでTの声が弾んでいました。


Tを送り出した私は、病室で過ごす間、ある姉妹から差し入れられた一冊の本に、豊かに養われました。ストーミー・オマーティアンさんの『自分自身のために祈る 女性のための30の祈り』。
この方の書いた祈りのガイドブックのような本は、私はもう二冊読んでいて、『夫のため』『子供のため』と、本当に沢山の良き導きをいただいていたのですが、自分自身のために祈る本も出版されていることを、今まで知りませんでした。
思いがけずまとまって静まる時間が与えられ、また同時にこの本が与えられて、病院での私の一週間は、まるで集中リトリートのようでした。退院してきた私は、霊肉ともに豊かに養われ、新しい年を新しい視点で出発できるという恵みにあふれています。

30章、30の祈りからなるこの本の一番最後の章は、著者からこの本を手にした世界中の女性に向けた手紙になっていました。その中で、特に印象に残った箇所を、自分のためにも、ここにしるしておきたいと思います。本を貸してくださった姉妹も、ここにはやはり傍線を引いてありました。

『もしあなたが日常生活のこまごまとしたことで消耗し始めていて、まるであなたの将来がその瞬間の状態と何一つ変わることなくずっと続くかのように感じるなら、どうか真理はその正反対であると知ってください。あたかも自分が何の成果も上げていないように感じ、神様が用意してくださっている将来を取り逃しているように感じている、まさにそのような時にこそ、実際は神様があなたを将来に向けて整えていらっしゃる時なのです。そしてふさわしい時に至れば、神様は物事をあっという間に絶妙に進められることがわかっています。』


…自分の現実ではなく、神の現実に生きること。それは目の前のこの世の現実に、もはや影響されないということ。神が私を愛しておられ、私に希望ある将来をご用意くださり、その恵みのみ手の中に留まっている限り、私はどんな現実にも決して恐れる必要がなく、それどころか喜びつつ今日を生きることができるという、その事実。
この本の著者、そしてこの本を貸してくださった姉妹…どちらもご自身、想像を絶するような試練をくぐられ、そして勝利してこられた方たち。そこに綴られた、信仰にある実践に裏打ちされた力強い言葉と、引かれた多くの傍線…。
この本を読む間、私は、実際にはそこにいない二人の姉妹たちに、まるで伴走してもらっているような心強さを感じました。

…私たちが、7度転んでもまだ起き上がることができるのは、転ぶのには理由があると知っているから。神様は、ムダに私たちが転ぶことをお許しにはならない。思いがけぬ災難が私たちを襲う時、そこには神様からの思わぬ祝福が待っている。後で振り返れば当たり前のような角ですら、私たちはいとも容易に曲がり損ねてしまうような、そんな目先の暗い者。転んで、どうしようもなくなって、私たちはやっと、正しいほうに方向転換が出来たり、受け取り損ねた祝福に気が付いたりする。
起きた出来事のその裏にある、神の愛に根ざした真実を見つけようとしていく時、私たちははじめて、正しい、また光ある方へと、向いている気がします。

この不穏な時代にあって、この小さき者が、大切な子供たちを飢えさせることなく、豊かに育てていくためのこれ以上の条件を、私は知らない。
読み終わって、この年末年始で自分の人生に起きたさまざまな恵みの変化球を思いつつ、新しい年の指針を豊かにいただいた思いで満たされています。

                    

              さぁ今年も、倦むことなく、大いなる光の差す方へ…!