Gabbie's Cafe

 天使のカフェへようこそ

Izu Peninsula

2012年10月21日 | Guest Book

 

正直、ずっと、自分の頭の上のハエを追うので、せいいっぱい人生でした。特に、大人になってからは。

その日その日の苦労が十分すぎたり、間違って進んでしまった歩みの軌道修正に、

莫大な時間と労力を使っていたりして。

 

ずっと根無し草のようだった自分が、やっと居場所を見つけて根を張りはじめた、この半年。

剥がれてしまわないくらいに根付いたのを確認したなら、ぜひ会いに行きたいと思ってやまない友が

わたしにはいました。

 

金曜日の勤務を2時間早上がりして、子供たちの学校の終業時間を待ち、最寄の駅から電車に飛び乗る。

暮れ行くお日様を追いかけるようにして、東海道線で、西へ。

2時間あまり揺られた電車の終着駅に降り立てば、親愛なる友とその子供たちとの、ただただ喜ばしき再会が待っていました。

 

背も伸び、知恵も増し、神と人とに愛されて育ってきた、互いの子供たちを合流させる。

会わなかった時間が、あっと言う間に埋まる。

共有した時間は決して多くないはずなのに、不思議と魂で繋がっている、その恵み。

・・・同じ父を持つ家族なんだ、私たちは。改めて、そう気づく。

 

大切な人だからこそ、罪ある、欠けだらけの自分が訪ねていって、静かな水面を波立てていいものか・・・

そんな風にも思っていたけれど、そんな思いを吹き消すように、ただただ再会を心待ち、そして喜んでくれた友。

与えられた時間をフルに使って、心をつくし、思いをつくし、力をつくし、出費もいとわず、私たちの滞在を有意義なものにしようと、もてなしてくれました。

自分は日常を営みながら、旅の空にある私たちがムリにならないように、でも十分に得ることができるように、と、どんなにか走り回ってくれたのだろうね?

 

地魚のお店・・・遊覧船・・・森のパン工房カフェ・・・『すぅ』

美味しいイタリアン・・・思いがけぬ秋花火・・・礼拝・・・おうちランチ・・・

 

ともに過ごした時間が、今ひとつひとつ宝石のようにキラキラ輝きながら、記憶の中に浮かんでは消えます。

 

伊豆半島は、実は近いんだ。

思い立ちさえすれば、決して来られない距離ではないことに気づき、足元の枷がまたひとつ外れたような、

開放感。

 

『Rくんになにかして欲しいときは、右の耳からお願いするといいよ。』

離れた場所で生きていて、なぜか不思議と、今の我が家の必要に出会うスキルを身に着けていた彼女。

天の配剤といわずして、どのように説明がつくでしょう。

置かれた場所で、抗わず、つぶやかず、 静かに感謝にあふれて咲く友の、凛とした美しさ、強さに、今回もまた心打たれてきました。

 

伊豆半島の美しい自然の中に、主が彼女とその愛する人々を置かれている。

今日も、あの可愛らしい車を駆って、人に仕え神に仕える友の姿が見える。

 

嬉しいような、誇らしいような、ホッと安心するような・・・

 

 

 

 


Fall's Here...!

2012年10月08日 | Cozy Booth

今年も、大好きな秋がやってきた。。

7月から住みはじめたこの部屋のカーテンは、Gabbie's Cafeの壁に似たダークブラウンですが、
この色の似合う季節が、どうやらやっとやってきました。

 

今まで、夏の暑さにすぐ負けてしまう、弱い私でした。

ほうほうの呈で長くて暑い夏をやり過ごし、湿った重たい空気が、秋の軽やかなそれに変わるのを、ひたすら待っていたような、そんな毎年でした。

 

今年はずいぶんと気力も体力もついて、夏を楽しむ余力があったように思います。

基本的にずっと背負って生きてきた重荷を下ろし、心が軽くなったから、ということもあるかもしれませんが。

・・・夏もいいなぁと思えたのは、それを共有してくれる、ステキな友がいたからかもしれません。
そんな友を安心して家に招くことができる、大切なものを大切だと言える・・・という、ある意味では当たり前の喜びが、やっと現実のものとなった・・・

この夏の我が家の大きな出来事です。

 

今年の4月に、教会のオフィスの仕事に就きました。

週2.5日のパートタイムですが、半年経ってだいぶ仕事も分かってきました。

今まで宙ぶらりんにしか属することができなかった教会でしたが、オフィスにいるようになって、連なるたくさんの人々と、一気に仲良くなれました。

日本人の友達はもちろん、英語をしゃべる人、ポルトガル語を話す人、韓国語やスパニッシュを母国語とする姉妹たち。。

10年以上も話すことがなく、もうすっかり錆びついて使い物にならないと思っていた英語を、日常的に使う日々が、こんな風にしてまた与えられようとは・・・

フェイスブックの友達も、ずいぶん増えました。

それは神様からの、思いがけないプライスレスなプレゼント。。。

 

神様は、ひとつひとつの私たちの持てる賜物を、みすみす無駄になさらないお方。

そのことを確認したこの夏。それは、本当に嬉しいことでした。

 

私には、まだまだ中途半端に使わなくなって埋めてあるものがある。

神様の時にかなって、それらを掘り出し、磨いて用いていただける時が来ることを、信じて祈り備えよう。

人にはできないことも、神にはできる。大いなるそのみ力に、期待しようと思います。

 

・・・今週末には、小さな旅が、与えられています。

大切な人々に会いに、伊豆の地へ。

再会、新たなる出会い・・・ずっとしてみたかった、ホテル宿泊も。。。

 

必要が満たされ、願わくば、御心が成る旅となりますように。